31.富士山麓
原材料:モルト、グレーン
アルコール分 50%
ビールで有名なキリンのウイスキー。
御殿場に蒸留所があるので、この名前になったのかな?
アルコール分50%というのは、けっこう珍しい。
味は、かなりのスパイシー。
樽の風味も強く、スモーキーな味が好きな人にはイイのかも?
でも、オレは好きじゃない。
50度を楽しむって行為は好きだけど、
でもこの味じゃ、イマイチ。
スモーキー過ぎるのが、旨味を消してるというよりは、
なんか誤魔化してる気がして、好きではない。
50度なのに、市場では大抵900円位で売られている理由は、
そういうことかと、飲んでややガッカリな代物かな?
でも、お値段に見合う代物であるとも、オレは思う。

32.IWAI TRADITION

本坊酒蔵株式会社(長野県上伊那郡宮田村)
原材料:モルト、グレーン
アルコール分 40%
いわゆる、昔ながらの日本のウイスキーの典型的な味。
OLDとかかなぁ?
あんなんが、参考になったかの様な味。
樽の風味が不味い。
樽の風味を活かすんじゃなくて、ただ単に樽に入れて作っただけ。
だから、樽の風味がダメな感じでウイスキーに混ざった感じ。
ウイスキーもブレンデッドなんで、ますます不味さに磨きがかかる。
こんなんで1850円もしたから、気持ち的には大損害。
がっくしだ。

33.Cherry EX
笹の川酒蔵株式会社(福島県郡山市)
原材料:麦芽、醸造アルコール
アルコール分 40%
500mlで千円位だった。
これは、地方産ウイスキーにある、典型的に不味い代物。
風味は、まったくと言っていいほど無い。
嫌なアルコール臭が鼻をつくだけで、これじゃあ・・・って感じ。
飲むと、尚更、こんなのか・・・みたいな。
名前がCherryなんで、おそらくチェリー樽で熟成させたんだと
勝手に妄想しているんだが、そのチェリー樽はどこにいっちゃったんだろう?
とにもかくにも、残念なウイスキーだね。




34.THIS IS US.BOTTLE
笹の川酒蔵株式会社(福島県郡山市)
原材料:コーン、穀類、醸造アルコール
アルコール分 39%
これは、原材料からいったらウイスキーじゃなくて
バーボンだね。
飲んでビックリ、こりゃあ・・・。
薄い!!!
味的には、一応アメリカンなバーボンとも言える。
でも、ロックでも薄い。
イイ意味では、日本人が飲みやすい感じに仕上がってるとも言える。
でも、こんなんダメでしょ。
勉強不足だよなぁ・・・。
もうちょっと、本物のバーボンを知って、比べて欲しい。


35.サントリー TORYS Extra HONEY
原材料:ウイスキー、レモンスピリッツ、はちみつ、糖類、酸味料、香料
アルコール分 20%
これは、ウイスキーじゃない。
完全に、カクテルベースな飲みモノ。
甘〜いのがお好きな人向け。
ウチの奥さんの大好きな味。
アルコール度数が20%しかないんで、
ロックで飲んでも美味い!
でも一番は、やっぱホットかな?
けっこう甘さが効いているんで、温かい方が
より旨味を感じる気がする。
ミニサイズしか売ってないのが残念だね。
300mlで、定価は500円。
スーパー等では、1〜2割引きで売ってるから、
お手軽に買える。
旅にも良さそうなアイテムですな。

36.NIKKA BLACK Rich Blend

原材料:モルト、グレーン
アルコール分 40%
メーカーサイドによると、
シェリー樽原酒のキーモルトとカフェグレーンが
絶妙に調和していると・・・。
確かに、風味が良く、口当たりの甘味は、
今まで味わった事が無いレベル。
コクもあるし、余韻も残る。
う〜ん・・・美味い。
オレの大好きな、甘味系漂う感じのスコッチに通づる感じ。
国産で、1200円程度のお値段で、
これほどのブレンデッドウイスキーが味わえるとは・・・。
さすがニッカ!
実に素晴らしい。

37.NIKKA BLACK AGED8YEARS
原材料:モルト、グレーン
アルコール分 40%
メーカーサイドによると、余市や宮城峡のシングルモルトに、
カフェ式連続蒸留機で蒸留されたグレンウイスキーのブレンデッド。
8年以上樽熟成された旨味が、なんともイイ。
甘味も漂って、コクが凄まじい。
こんなのもあったのか・・・と、つくづくブレンデッドの奥深さに驚かされた。
さすが、日本人が作るだけあって、味は繊細とも言える。
嫌味が無い丁寧な仕事から、味わいにも雑味が無い。
バランスが、それほどまでに絶妙な気がする。
これは、美味い。
千円スコッチでは得られない物足りなさを完璧にカバーしてる。
さすが・・・という他無いね。


38.NIKKA WHISKY AT(AGING TRIPLE)
原材料:モルト、グレーン
アルコール分 40%
これは、ニッカ独自のAT製法(三段熟成)で造られた代物。
AT製法とは、醸造でAGING(熟成)、樫樽でのAGING、
ブレンド後のAGINGという、三段熟成のこと。
それにより、これまでに無い「さわやかテイスト」に仕上がったのだと。
確かに、まろやかな味わい。
後味が、不思議な味わいで、渋い紅茶の様な苦みさえ感じる。
そして、その余韻が長い・・・。
これは、なんか心地イイね。
狛江の行きつけの酒屋で2013年に発掘したのだが、
調べてみたら現在は終売品なのでデッドストックのみ。
しかも、1996年〜1998年頃までの2年間位しか製造されていなかったらしいので、
最低でも15年前に造られたモノになる。
それって、オレ的にはお宝じゃないですかぁ!
久々に、素敵なウイスキーに出会えた気がする。
やっぱ、このお店はイイ酒眠ってるなぁ・・・。

39.ホワイトオーク ゴールド
江井ヶ嶋酒蔵株式会社(兵庫県明石市)
原材料:モルト・スピリッツ
アルコール分 39%
550mlで、800円もしないで買えちゃう国産ウイスキー。
それゆえ、味が悪いと思われがちだが、そんなこたぁ無い。
口当たり良く、飲みやすく仕上がってる。
スモーキーな感じや、スパイシー感は一切無い。
逆にいうと、クセが無い。
お値段考えると、とても安くて美味いと思えるウイスキー。






40.ハイニッカ
原材料:モルト、グレーン
アルコール分 39%
こいつは、昭和の遺物ともいうべきかな?
かつて、酒のランクが級で表わされていた時代、
こいつは、2級酒だった。
ところが、このハイニッカは酒税法の限度一杯までモルトを使用し、
吟味されたモルトウイスキーとカフェグレーンウイスキーをブレンド。
他社が、2級酒の手を抜きまくってる時代に、
とんでもないウイスキーだったといえる。
すっきりとした味わいで、懐かしい美味さ。
香りも余韻もある。
かつての2級ウイスキーの中で、間違い無く世界一。



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