221.雪洞貯蔵酒 緑
緑川酒蔵株式会社(新潟)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合55%
アルコール分15.5度
相場3300円位(1800ml)
約0度で保たれた雪洞で貯蔵され、
ゆっくりと熟成された純米吟醸酒。
生酒ではないが、生酒よりマイルドに、普通酒よりも若々しく、
夏の暑さに負けない、涼しさとフレッシュさを目指したお酒。
6月下旬から10月下旬までの季節限定商品なのだが、
酒造の知名度が、それほどでもないのかな?
4月なのに、買えるお店がある・・・。
まあ、オレ的にはありがたい事だ。
飲んだ感想としては、とてもじゃないが、
火入れされた酒とは思えない程の旨味がある。
風味は弱いが、旨味と鼻に抜ける様な辛味が強烈。
これは・・・素晴らしいお酒だ。

222.久保田 生原酒
朝日酒蔵株式会社(新潟)
原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分19度
相場1417円位(720ml)
レベルとしては、本醸造に該当する代物。
19度と高めのアルコール度数通り、ちょー辛口。
逆に言えば、それで全て誤魔化しているかのような・・・?
風味は、弱めだね。
でも、嫌味はゼロ。
後味に、ちょいとだけ旨味が余韻となって残る。
辛口が好きな人にとっては、間違い無く美味。
とはいえ、本醸造で生原酒とはいえ、
他社の純米吟醸クラス以上のお値段ってのは・・・よろしくないよね。
製造者側が、ユーザーに安く美味しいモノを提供したい・・・
とは思ってないみたいだ。
そういう気がしちゃう会社の商品は、あんま好きじゃないね。

223.鶴齢 本醸造 しぼりたて 生原酒
青木酒蔵株式会社(新潟)
原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合62%
アルコール分19度以上20度未満
相場1365円位(720ml)
口当たりは、一瞬まろやかに思えるのだが、その後辛口。
アルコール度数が高い通りの、強烈な辛さが旨味を減らしてる。
それでも、極力旨味を消さない様には出来てる。
嫌味は無いし、味わいもイイ。
風味と旨味こそ弱いが、そこを辛味でカバーしてる感じかね?
悪くは無い味だ。




224.鯵ヶ澤 特別純米 無濾過生原酒
尾崎酒蔵株式会社(青森)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合60%
アルコール分19度
相場2850円位(1800ml)
風味が良く、最初の口当たりがイイ。
アルコール度数が高く、キレのある辛口。
まあ・・・それが好まれる世の中なんで、
仕方ないのかもしれないが、オレは余韻のある旨味が欲しいね。
でも、キレがイイとクピクピ飲めちゃうね。
それは、体にも経済的にも・・・ですな。
まあ、そんだけ飲みやすく、美味いのだけどね。



225.開運 純米吟醸 生酒
株式会社土井酒造場(静岡県掛川市)
原材料名:米(誉富士100%)・米こうじ
精米歩合55%
アルコール分16度以上17度未満
相場2850円位(1800ml)
お上品に洗練された感じ。
風味は弱く、味わいも薄め・・・。
良く言えば、水っぽくて飲みやすい。
サラサラ系な味。
それでいて、芯はしっかりとある感じだね。
辛口というほどのキレは無いが、ベタつく味わいでもない。
日本酒特有の風味や、どっしりとした味わいが苦手な人には、
最高に美味いとも言える・・・かも?
オレ的には、ちょい物足りなさが・・・ある。

226.屋守(おくのかみ) 純米吟醸 雄町 無調整生
豊島屋酒造株式会社(東京都東村山市)
原材料:米(岡山県産雄町)・米こうじ
精米歩合:麹米50掛米55%
アルコール分16度
相場3360円位(1800ml)
これは、間違い無く鬼美味い。
これぞ、美味しい日本酒!
これが不味いという人は、日本酒を飲まない方がイイ。
オレ的には、東京産の世界一美味しい日本酒だと胸を張って紹介出来る。
風味もイイし、味わいも抜群。
嫌味もなく、すんなり美味しさが味わえる。
コレ以上は望めない、ホントに素晴らしい日本酒だ。



227.花の舞 本醸造 初しぼり
花の舞酒造株式会社(静岡県浜松市)
原材料:米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合:60%
アルコール分18度以上19度未満
相場1019円位(720ml)
まあ・・・大して美味くは無い。
アルコール分高めの辛口にして、全てを誤魔化してる感じ。
旨味は無い。
かといって、強烈な嫌味も無いし、日本酒独特な風味も弱い。
う〜ん・・・、評価には悩むね。
嫌味が無いから悪くは無いけど、旨味は無いから・・・。
味だけで言うなら、ダメな酒。
でも、辛味さえ強烈でイイというドライ志向の人には、それなりのお酒。
オレ的には、リピートし辛い感じだね。

228.北秋田 大吟醸
株式会社北鹿(秋田県大館市)
原材料:米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合:50%
アルコール分15度以上16度未満
相場985円位(720ml)
大吟醸なのに、この安さ・・・。
まあ、その程度の酒だと、言わざる負えない。
風味なく、嫌味も無い。
味わいが、軽いといえばイイのかもしれないけど、
逆にいえば、スッカスカで旨味ゼロ。
お値段を考えたら、仕方無いとも言えなくも無いが、
もうちょっと頑張ってみても、いいんじゃないかな?
この味だと、露骨にユーザーをナメてる気さえする。


229.腰古井 無濾過純米生原酒
吉野酒造株式会社(千葉県勝浦市)
原材料:米・米こうじ
精米歩合:60%
アルコール分17度
相場1500円位(720ml)
まあまあ。
味的には、イマイチとも言える。
焼入れした日本酒が持つ嫌味が、最初に感じられるので、
これで無濾過?
なんて思ってしまう。
飲んでみても、風味は無い。
嫌味は、それほど凄まじくは無いけど、イマイチなのは変わり無い。
これで、純米で1500円は・・・ダメだね。
納得のお値段と味では無かった。

230.高麗王 樽酒
長澤酒造株式会社(埼玉)
原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合:65%
アルコール分15度
相場1200円位(720ml)
これぞ、樽酒。
スタンダードな味わいの中に、最高なバランス感がある。
これほどのバランス感がある樽酒は無い!
これで、火入れされているのか?
なんて思うほど、素晴らしく美味い。
おめでたい席には、ぜひとも飲みたいお酒ですな。




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