231.雁木 純米無濾過生原酒
八百新酒蔵株式会社(山口)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合60%(山田錦100%使用)
アルコール分17度以上18度未満
相場2600円位(1800ml)
素晴らしく美味い。
風味は、やや弱めの辛口仕様・・・かな?
とはいえ、味わいもイイし、風味は弱い・・・んじゃなくて、
他を活かす感じの風味といえばいいのかな?
辛口と感じられる度合いも、どっしり味わった後に、
切れある感じでくるから、これはイイ。
単に、度数高めで誤魔化す手法とはまるで違う。
酒の美味さを味わった後に、後腐れをなくす味わいなんで、
こういう酒には、なかなか出会えない。
純米酒だと、もっともたつく味も少なくないのに、
それとは、完全に一線を画する素晴らしいお酒だ。

232.願人 山廃純米吟醸生原酒
塩川酒蔵株式会社(新潟)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合60%(越淡麗100%使用)
アルコール分18度以上19度未満
相場2940円位(1800ml)
このお酒は、専門店限定と記載されており、
「酒」を分かってないお店には、卸しません・・・みたいな?
そんな感じにさえ思う。
それゆえ、取扱店はホントに限られていると思うよ。
みっけたら、絶対に買うべし。
ちょっとありえないフルーティーともいえる酸味が、旨味でもある。
辛口な感じもするが、後腐れをなくす感じの辛味で、
嫌味では無い。
なんといっても、一口含んだ時の味わいが、最高級。
このレベルの日本酒には、なかなか出会えないね。
実に美味い、本当に素晴らしいお酒だ。

233.紀土 純米酒 あがらの生原酒
平和酒蔵株式会社(和歌山)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合80%(山田錦100%使用)
アルコール分17度以上18度未満
相場2625円位(1800ml)
まさかの、精米歩合80%
かつての酒税法だと、純米酒で80%は、製造不可能。
平成15年末まで、酒税法では、純米酒は70%以下。
普通酒だけは規定無しだったけど、それでも75%のモノがMAXだったはず。
それが、法改正により、チャレンジする幅が、逆の意味で広がりはした。
だからといって、それをやる酒造なんて・・・初めて知った。
たぶん、精米歩合80%のお酒を造る場合、酒米そのものを改善しちゃう方が楽。
精米歩合80%であっても、美味しいお酒になる酒米。
そういう酒米を、品種改良によって造り出す方が、現存の酒米でやるよりも可能性として楽。
なぜなら、現存の酒米は、精米歩合80%で酒になることを想定して無いのだから、
そういう製法で美味しく出来上がるはずがない。
なのに、このお酒は、それにチャレンジした。
そして、力強いお米風味のありえない日本酒が誕生した。
そういう意味では、ありえない味わいともいえるのかな?
それでも、味わいには特筆的な違いも無く、素晴らしく美味しい。
造り上げた方達は、本当にエライ!

234.亜麻猫 24BY白麹酒母 特別純米
新政酒蔵株式会社(秋田)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合60%
アルコール分15度
相場2800円位(1800ml)
このお酒には、造り手の相当な想いと苦労がある。
それを考えずに飲んだとしても、これは美味い。
ウンチク関係無く、ハイクオリティ。
そして、他の日本酒では醸し出せない味わいがある。
それが、この酒独特の旨味と深み。
造り手が、相当な苦労をしない限り、この味は出せない。
その苦労が、この味わいから良く分かる。
それほど、後味が異次元に美味い。
旨味を凝縮した、不思議な味わいで、この味わいは
他の日本酒で味わった事は無い。
スッキリした味わいから、この美味い凝縮の味わいに変わる。
実に素晴らしいお酒だ。

235.鶴齢 特別純米酒 爽醇
青木酒造株式会社(新潟)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:55%
アルコール分14度
相場2835円位(1800ml)
スッキリ爽やかな味わい。
不思議な程、純米酒なのに薄口。
単純に、水割り・・・?なんて思えちゃう。
旨味と辛味もあるけど、やっぱ物足りないかな?
その分、飲みやすさ倍増で、量が飲めちゃうお酒。





236.鶴齢 大吟醸 生原酒
青木酒造株式会社(新潟)
原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合:48%
アルコール分18度以上19度未満
相場4410円位(1800ml)
これは、問答無用で美味い。
オレは、新潟の酒で一番好きなのが鶴齢。
その生原酒を初めて飲んだ・・・。
しかも、大吟醸・・・。
それはそれは、思い入れもあって、異次元に美味い。
アルコール度数が高めなのも、オレ好み。
風味は、最高潮。
口当たりは、世界最高峰。
コレ以上を、オレは日本酒に望まない。
これよりも美味い日本酒があっても、
オレにとっては、間違い無くコレが世界最高。
出会えたことを、幸せに思う。

237.秋田 華匠 にごり酒
株式会社北鹿(秋田)
原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール・糖類・酸味料
アルコール分15度以上16度未満
相場980円位(1800ml)
業務スーパー系の酒屋で、まさかの980円だった。
一升瓶で、そんなお値段は、大抵クソ酒。
これも、その例に漏れない類ではあるが、
それでも、かなりマシな代物。
そもそも、にごり酒な時点で、ちょいとイイ感じ。
味わいは、本来の酒そのものの味より、
濁らせてまやかし、醸造アルコールの味わいを
糖類と酸味料でだいぶ調整された感じ。
日本酒特有の嫌味は少ないけど、
逆に、まったく旨味なく、スッキリした味わいというよりは、
単に薄味なだけ。
正直、美味しいお酒では無いが、980円のお酒としては
間違い無く、優秀作品といえる。
質よりも量を好むなら、最適かもしれない。

238.眞澄 山廃純米吟醸 ひやおろし
宮坂醸造株式会社(長野)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:55%
アルコール分15度
相場1680円位(720ml)
ひやおろしとは、冬に造って春先に搾られた新酒を
一度火入れして貯蔵した後、秋まで熟成させて、
ほどよく熟成した頃、二回目の火入れをしないで出荷されるお酒。
熟成されたまろやかな味わいが、実にイイ。
風味も最高で、味わい深い。
鍋に合わせたら、コレ以上無いお酒だね。




239.秩父錦
株式会社矢尾本店謹上(埼玉)
原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール・糖類
アルコール分15度以上16度未満
貰いモノなんで、我が家じゃあり得ない300ml瓶。
味は・・・。
まあ、俗に言う、不味い清酒です。
他の清酒よりも、飲みやすさが例えあったとしても、
そんなのは、ドングリの背比べでしか無い。
ただ、昔ながらの酒が好きなら、こういうのはイイ。
燗して飲んでもイイし、酔っ払って
どんな酒でも美味しく感じちゃう時なら、
これが、最高に思えるかもしれないね。



240.粟島
新潟銘醸株式会社(新潟県小千谷市)
原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分15度
相方の粟島みやげ。
ワンカップなんで、味は・・・。
でも、それなりに整ってるかな?
粟島は、オレもいつかは行ってみたい島。
特に、何か目標があるワケじゃないけど、
島で色んなモノがえぐれそうな気がしてる。
日本には、そういうスポットがいっぱいある。
国土としては、小さい部類なのかもしれないけど、
ホントは素晴らしく奥深い国なのを、
オレは誇りに思う。
誰の目にも留まらない日本を、オレがココでちょっとでも紹介出来ることが、
オレの存在価値なんだと思う。

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