181.やまユ 純米吟醸 美山錦
新政醸造株式会社(秋田)
原材料名:米(秋田県産美山錦100%)・米こうじ
精米歩合:55%
アルコール分15度
相場3300円位(1800ml)
風味も良く、すんごく美味い。
美山錦は、オレの好きな酒米なんだけど、
雑味が目立って不味い酒になる事も多い。
だが、これは美味い。
スッキリしつつも、まろやか。
風味と旨味とスッキリ感のバランスが抜群。
巧みなお酒だ。



182.杉勇 生 特別純米原酒
合資会社杉勇蕨岡酒造場(山形)
原材料名:米(美山錦100%)・米こうじ
精米歩合:55%
アルコール分17度以上18度未満
相場3000円位(1800ml)
純米酒らしい、甘味を兼ね備えている。
洗練された味では無いが、それは純米酒だからこそ。
純米酒の味わいとしては、最高レベルと言って過言じゃない。
アルコール度数が高めなんで、純米酒とはいえキレもある。
酒米本来の旨味を味わいたいのであれば、
こういう日本酒がベストだね。




183.Sogga Nagano 
小布施酒蔵株式会社(長野県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合59%
アルコール分17度
相場2600円位(1500ml)
ワインメーカーが採算度外視で作ったという肩書。
そんなことを謳いたいんだったら、黙ってワイン作っとけ。
真剣に日本酒造りに取り組んでる酒造に、失礼だろ。
味も、びみょー。
決して不味くは無い。
でも、本当に美味い日本酒と比べたら雲泥の差。
せいぜい、清酒よりは美味いでしょ・・・って感じかな。
ワイン感を意識したのか、辛口ワインの様な嫌味があるのは、
オレ的に大嫌いな部分。
このレベルだったら、売らずに自分達でだけ楽しめばいいんじゃないかな?
本当に美味しい日本酒を理解して、本当の日本酒造りを学んでから、
ちゃんと作って販売すべき。

184.ゆきの美人 美郷錦 純米吟醸 生酒
秋田醸造株式会社(秋田)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:55%
アルコール分16.5度
相場3150円位(1800ml)
美郷錦なんて酒米は、初耳。
飲んでみたが、特に嫌味も無く美味い。
個性的な味でも無いから、イイ意味で飲みやすく美味い。
風味も良く、素晴らしいお酒。






185.白瀑 ブルーハワイ
山本合名会社(秋田)
原材料名:米(美山錦100%)・米こうじ・青色色素
アルコール分14度
相場2800円位(1800ml)
純米吟醸生酒に、花から抽出した天然色素を加えた一品。
世にも珍しい、青いお酒・・・。
そのお味は、なんだろ?・・・正直イマイチ。
ブル−ハワイは・・・色だけ。
ブルーハワイの様な甘い味は・・・感じないよなぁ・・・。
色で、なんとな〜く、ブルーハワイな様な気もするけど、
実際には、日本酒。
しかも、けっこう辛口な感じかな?
日本酒特有の風味は、ブルーハワイのせいでなのか、なんも感じない・・・。
嫌味は無いけど、辛口な感じだけが、後味に残る。
不思議な色合いなだけで、美味くは無いなぁ・・・。

186.磐城 壽 標葉にごり
株式会社鈴木酒造店長井蔵(山形)
原材料名:米(夢の香100%)・米こうじ
精米歩合:55%
アルコール分15度
相場1800円位(720ml)
夏季限定品。
どぶろく風のにごり。
驚く事に、あでやかなピンク。
どぶろくの様なドロドロ感がありつつも、
アルコール分15度なんで、キレがイイ。
純米吟醸の、風味がどぶろくの様な感じなんで、
けっこう美味い。
いっぱい飲むのは・・・だけど、ちょっと飲むにはイイね。


187.亀の王 純米吟醸 生貯蔵酒
久須美酒造株式会社(新潟)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:55%
アルコール分14度以上15度未満
相場3000円位(1800ml)
単純に美味しい。
これぞ、お手本的な新潟産純米吟醸生貯蔵酒。
これが、美味い日本酒のスタンダードと言っても過言じゃない。
嫌味がまったく無い。
風味は、スタンダード。
強烈じゃないが、キッチリしてる。
旨味も同様。
強烈じゃないけど、キッチリしてる。
それゆえ、模範的なお酒だと言える。
毎日の晩酌には、こういうお酒が一番。

188.振る舞い酒 純米生貯蔵酒
井上酒造株式会社(神奈川県)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:65%
アルコール分15度以上16度未満
小田原の鈴廣で売ってる代物。
相方達との箱根ツアーで相方が買ってた。
360mlなんで、オレと相方とウチの奥さんで分けたら一口だね。
みんなでワイワイやってる宴で飲んだから、気分は最高。
味も、そんなに悪いもんじゃない。
とんでもなく美味いとは・・・ね。
でも、振る舞い酒というだけあって、イイ味わいになってる。
かまぼこに合う、正統派な味わい。
これはこれで、いいものさ。


189.真人 生もと純米酒
日の丸醸造株式会社(秋田)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:55%
アルコール分16度以上17度未満
相場2700円位(1800ml)
自然界の乳酸菌を用いて仕込む「生もと」
ちょっと珍しいので買ってみたが・・・
味は、びみょー。
一口目に感じるのは、不味い日本酒特有の嫌味。
オレ的には、純米酒の生酒にあってはならない嫌味だと思う。
でも、自然に逆らわない技法・・・みたいなことを謳っているんで、
もしかしたら、この味わいは必然なのかもしれない。
なぜなら、世の中に溢れる日本酒は、ほとんどが不味い。
そして、この酒以上に嫌味が凄まじい。
そう考えると、自然に不味い日本酒を、
なんとか美味しくした作品かもしれない。
う〜ん・・・、考え過ぎかな・・・?

190.桃川 純米生貯蔵酒
桃川株式会社(青森)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:65%
アルコール分15度以上16未満
相場900円位(720ml)
お値段の割には、とてもイイ。
風味が、ちょっと甘過ぎる感もあるが、
おそらくそれは、精米歩合の影響かな?
飲み口は、スッキリ系とも言える。
キレとまでは言えないが、ベタつき感は無い。
だもんで、最初甘いが、もったりせず、ベタつかない。
だからこそ、お値段以上に美味しいと思える。
高くて美味いのは、当然の義務だと思うが、
こういうお値段で、こういう味は実に素晴らしい酒ですな。

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