141.越後仕込 無濾過酒 純米吟醸

加茂錦酒造株式会社(新潟)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:60%
アルコール分15度以上16度未満
相場1000円位(720ml)

「しぼりたてそのまま」を売りにしているのに、要冷蔵じゃない。
つまりは、そんなもん。
紙袋に包んでいるのも、本来は劣化防止であるが、たぶんコレはまやかし。
スーパーで千円で売られているんだから、まあ、そんなもんでしょう。
味も、まあまあ。
不味くは無いが、純米吟醸の風味は・・・。
でも、お値段を考えれば、これでも十分かな?

142.美山錦 旨口 純米酒
浜田株式会社(山形)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:60%
アルコール分15度以上16度未満
相場1000円位(720ml)

一応、秋の名産「ひやおろし」ということなんで買ってみた。
一口目は、やっぱりと思うほど不味い。
でも、想定内の不味さでもあったんで、
二杯目以降は慣れた。
美味しく頂けたワケではないが、気がつけば全部飲んじゃってるレベル。
でも、おそらくきっと、二度と買うことは無い。




143.1026 Lite
武重本家酒造株式会社(長野)
原材料名:米・米こうじ
アルコール分4.5%以上5.5%未満
相場1000円(600ml)
1026と書いて、どぶろく。
漢字だと、十二六になる。
漢字表記で売っているのが有名だけど、こんなのもあった。
1026というのは、ウチの奥さんの誕生日でもある。
なんか、それだけで嬉しくなる酒だ。
味も、実にフルーティー。
これぞ、どぶろく。
アルコール分も少なめなんで、ガブガブ飲める。



144.極上 黒松剣菱

剣菱酒造株式会社(神戸)
原材料:米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分16度〜17度
相場、2780円位(1800ml)
実に神々しい剣菱。
でも、清酒という扱いになるのかな?
吟醸酒なのかな?
その辺の細かいとこは分かんないんだけど、極上という割には安いとさえ思えるお値段。
↓箱の中には、こんな剣菱の虎の巻が!

コレを見ただけで、剣菱は無駄に高い日本酒とはケタが違うことが分かる。
お味は、昔ながらの王道な日本酒。
たぶん、日本酒が嫌いだと言ってる人の大半が、
こういう王道の味で、紙パックに入った代物等のもっとランクの低いのを飲んで言ってる。
この手の日本酒は、確かにそれほど美味くは無い。
だが、剣菱はちょっと違う。
歴史ある日本酒の王道を知りたいならば、絶対に欠かせない日本酒である。

145.千代むすび 純米吟醸 生 しゅわっと空
千代むすび酒造株式会社(鳥取)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:60%
アルコール分12度以上13度未満
相場1260円位(720ml)
微発泡で、泡のきめが細かいから、ちょっと珍しい感じ。
開封しても、このきめの細かさが、シュワシュワ楽しめる。
味もイイし、不思議な余韻が残る。
甘味というのか?なんと言ったらいいのか?
ちょっと、不思議な余韻が、これまた美味しさを増幅させてくれている。
日本酒だけど、ちょっとシャンパンの様な、そんな感じもある。
色々ある微発泡系の中で、TOPクラスの美味さ。



146.とろうま 純米にごり酒
桃川株式会社(青森)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:75%
アルコール分15度
相場1000円位(720ml)
これは、季節限定のにごり酒。
桃川は、青森ではかなり有名な会社。
それゆえ、この酒も無難な味。
どちらかというと、万人受けする味。
桃川は、そういうお酒が多い。
悪くは無いが、個性は・・・。
でも、お値段はかなり頑張って安いし、
それを考えたら、味は相当にイイとも言える。
変な安酒を飲む位なら、美味しい安酒、それが桃川・・・かな?

147.眞澄 山廃純米吟醸 別撰金壽
宮坂醸造株式会社(長野)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:55%
アルコール分15度
相場3150円位(1800ml)
昔ながらの風味があり、イイ感じなのに、
後味が辛口なんで、なんとも・・・。
う〜ん、なんで辛口にしちゃうんだろうか?
風味と共に、余韻が楽しみなオレにとって、
不味さを誤魔化す、ドライの様な変な辛口は、よろしくない。
イイ意味では、キレがいいのだけど・・・。
日本酒が、苦手な人や余韻の味わいが嫌な人には、
こういうお酒の方が、美味いと感じるんだと思う。
確かに、量を飲む時には、余韻を味わうモノより、キレかな?

148.眞澄 吟醸あらばしり
宮坂醸造株式会社(長野)
原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合:55%
アルコール分18度
相場1350円位(720ml)
アルコール分が高いので、辛口に感じる。
醸造アルコールの嫌味もちょっと残っており、
正直、オレ的にはイマイチと言わざる負えない。
醸造アルコールのもったり感や、変な甘味は無いが、
キレを良くしようとし過ぎる意図が明白で、
それが、イマイチな要因。
俗に好まれる、キレのイイ辛口といったところ。
悪くは無いが、純米吟醸好きにはイマイチだね。


149.鳳鳴 純米吟醸 直汲み無濾過生原酒
鳳鳴酒造株式会社(兵庫)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:60%
アルコール分18度以上19度未満
相場3300円位(1800ml)
サブネームが、丹波篠山田舎酒。
田舎酒という称号が正しいとは思えない。
それほどに、クオリティは高い。
これだったら、都会酒と呼ばれる代物ほど愚かだということだね。
味は、さらっとしつつも、キレや辛口な味わいがある。
もったりした感も無く、嫌味はまったく無い。
でも、オレ的には風味やふくよかな感じが、ちょっと足りない。
キレや辛口感を重要視すると、どうしてもそうなるから、当たり前なんだけど。
そういう方向じゃないタイプを作って貰えるんだったら、それを味わいたいな。

150.究 純米吟醸 The Blue
新政酒造株式会社(長野)
原材料名:米(酒こまち100%使用)・米こうじ
精米歩合:55%
アルコール分15度
相場1550円位(720ml)
肩書によると、お偉い教授が開発した酵母を使っているから、
スッキリ爽やかな味わい・・・ってことなんだけど、
実際には、そんなことない。
スッキリ爽やかというのは、おそらく変な辛口の事を言っているんだと思う。
越乃寒梅が流行って、辛口の酒が美味いみたいな定説が広がり、
各地の酒造が右へならえし、各が辛口を変な方法で発展させていった、
それの典型とも言えるんじゃないかな?
不味いとまでは言わないけど、王道の味では無い。
美味しい日本酒という考え方は、好みによってかなり違うもんだと思う。
オレは俗に言う「キレのイイ辛口」というのは、大キライ。
ビールにドライにも似た感じで、味を誤魔化している感が否めない。
これも、そういったまやかしの1種に過ぎないお酒。

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