11.佐藤 黒
原材料:薩摩芋・米麹
アルコール度数:二十五度
佐藤酒造有限会社(鹿児島)
相場1680円(720ml)
芋焼酎の中では、5本の指に入るくらいのプレミア焼酎。
美味しんぼの影響なのかね?
同じ佐藤酒造から販売されている「さつま」が
鹿児島県内向けで、それを県外用にして、
酒造名を焼酎名にしたという説を聞いたことがあるのだが、
ホントかどうかは知らん!
たまたま、我が家には両種共にあったんで、飲み比べてみた。
オレ的には、同じ焼酎には思えない。
さつまの方が、芋の味わいがまろやかで美味い。
佐藤の黒は、ややとんがった感じにも思える。
少し、サーバーなどで熟成させた方が、断然美味いと思う。
昔は、ロックで飲むと接着剤な感じが強かったんだが、
今飲んでるやつは、そんな感じがまったくなく美味い!
水割りにすると、更に独特の美味さがたまらない!最高!

12.佐藤 白
原材料:薩摩芋・米麹
アルコール度数:二十五度
佐藤酒造有限会社(鹿児島)
相場3190円(1800ml)
ロックで飲むと、芋の甘味が強烈なほど感じられ、超美味い。
この甘味は、水割りにしても遜色なく、超美味い。
この甘味は、白独特とまで思えるが、黒は黒で、
また別次元の甘味がある。
佐藤は、ホントに良く出来た、世界最高峰の芋焼酎である。
プレミアがついちゃうのも、まあ納得。
これほど、ひとくち目で他の焼酎とは違うということを
決定的に実感する焼酎は無い。
それほどまでに美味い。
白は、芋の味わいを堪能したい人向け。
黒は、別次元の甘味を体感したい人向け。
ロックだと、オレ的には白がイイ。
水割りだと、断然黒がイイ。
とにもかくにも、佐藤は美味い!

13.黒さつま
原材料:薩摩芋・米麹
アルコール度数:二十五度
佐藤酒造有限会社(鹿児島)
相場1300円(900ml)
あの佐藤酒造の佐藤じゃない芋焼酎。
一説には、県内向け品を「佐藤」じゃなくて
「さつま」として売っているという説があるのだが・・・、ホントか?
味的には、一緒とはいい難い。
佐藤よりも、やや柔らかな感じ。
ロックで飲んだときの接着剤風味が少なくて、
非常に飲みやすく、美味い!
入手難の佐藤よりも、オレ的にはこっちのが安くて美味い。
あんま売ってないが、見っけたら買いですな。





14.さつま
原材料:薩摩芋・米麹
アルコール度数:二十五度
佐藤酒造有限会社(鹿児島)
相場2300円位?(1800ml)
あの佐藤酒造の佐藤じゃないヤツ。
さとうよりも安く、現地バージョンというウワサもあるが、
どうなのかね???
飲んでみると、まあ、びっくり!
すんげー美味い!
なんというか、これぞフルーティー。
香りもイイ、なんせ味がイイ。
ぶっちゃけて、黒よりも断然美味い。
これならば、プレミアになっちゃう理由もまあ納得。
それほどまでに、他の焼酎とは違うほど美味い。
見つけることはスーパー困難だが、見っけたら絶対に買い!



15.佐藤 原酒あらざけ
原材料:薩摩芋・米麹
アルコール度数:三十八度
佐藤酒造有限会社(鹿児島)
相場3000円位?(500ml)
プレミア大人気芋焼酎ベスト5に入るといわれる
「佐藤」の比較的入手しやすいシリーズ。
他に、げんろやあらあらざけってのがあったと思う。
佐藤は、ロックで飲むとオレ的には接着剤みたいな味がする。
特に、げんろはほぼ接着剤なのだが、このあらざけはマイルド。
この接着剤の味は、薄めに水割りすると、あーら不思議に美味くなる。
突如として、フルーティーな風味に変わり、コレが慣れてくると
めっちゃハマる。
佐藤をプレミア価格の数万円で買う位なら、
入手しやすい、このシリーズを買って飲むほうが断然利口。




16.晴耕雨讀原酒
原材料:さつまいも(黄金千貫)・米麹・米
アルコール度数:三十七度
佐多宗二商店(鹿児島)
相場2700円位(720ml)
原酒なんで、たぶん無濾過無調整での瓶詰めだと思う。
冬期限定品らしく、あんま出回んないのかな?
瓶の色合いや、デザイン、能書きなどから、
相当な期待をしていたが、なんかアレ?って感じ
不味いとは思わないが、特別美味いってほどじゃない。
あんま芋臭くないので、飲みやすいとは思う。
しかーし、ちょっと薄めにして水割りにしたら、
これが、なんともフルーティーな風味に変貌!
どうしたの?っていうくらい、ロックで飲むより美味い。
これは、極薄めの水割りで飲むべき!




17.刀 KATANA
原材料:薩摩芋(吟醸芋)・米麹
アルコール度数:四十四度
佐多宗二商店(鹿児島)
相場3000円位(500ml)
但し、ANA国際線機内販売価格は3800円
2002年位から、ANA国際線で機内販売が開始された、
世界を意識した感じの焼酎らしい。
世界を意識したというよりは、万人ウケを狙ったんじゃないのかな?
なんて妄想したが、飲んでみると、まあ美味い。
世界を意識するほどまでに造ったんなら、
そりゃあ、そっかって納得しちゃう感じ。
ロックでも、水割りでも、美味い。
芋の風味もまろやかなんで、入門者でもイケルんじゃないかな。





18.2007年きろく無濾過
原材料:無農薬有機農法の芋(黄金千貫)・米麹
アルコール度数:二十五度
株式会社黒木本店(宮崎)
相場1500円位だったかな?(720ml)
無濾過無調整の新酒を、二十五度に割水して瓶詰めした酒。
冬期限定の新酒。
この「限定」というフレーズに我が家は、めっちゃ弱い。
価値がなくとも、限定って聞くと買わずにはいられない。
が、この酒は、それなりに人気のきろくの限定酒なんで、
まあ、それなりの価値モノかと・・・。
ロックで飲んでみたら、けっこう口当たりがまろやかってか、
甘く感じるほど、芋の風味もよく美味い。
でも、水で割っちゃうと、甘味と風味が半減、
かわりに、ガツンと芋の味が強くなる
それが、また、なんともいえない味で、オレ的にはびみょー。
なんというか、ロックが美味いね。
ロックでしんみり飲みたいときにナイスな焼酎。

19.やきいも 黒瀬
原材料:甘藷・米麹
アルコール度数:二十五度
鹿児島酒造株式会社(鹿児島)
相場1400円位かな?(720ml)
数ある焼き芋焼酎のなかで、一番美味いのがコレ。
焼芋独特の甘味が強過ぎず、ちょうど良い味で、
他の焼芋焼酎のように、甘味が強過ぎて
飲み飽きてしまうこともない。
ふつーにクピクピ飲み続けることが出来る。
それなのに、焼き芋の風味と甘味があって、すこぶる美味い。
まともな値段で売ってる店が少ない反面、
プレミア値では売ってる店が多い焼酎。
ふつーの値段で売ってたら、買いだね。





20.錫釜
原材料:さつまいも・米麹
アルコール度数:二十五度
本坊酒造株式会社 津貫工場(鹿児島県)
相場1155円(900ml)
薩摩伝統の手造り錫蛇管蒸留機で蒸留した焼酎。
それ故、昔ながらの芋焼酎が味わえる。
芋の味がしっかりとしていて、かといって不味いクセもなく
非常に飲みやすく、美味い!
全国で、数店舗しか取り扱っていない、
けっこう発掘困難な焼酎。








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