さて、今回は、2014年7月26日発売のRod&Reel 9月号に載った
えぐり道中膝栗毛・拡大版のロケ模様を大暴露してみちゃおうかと。

実は、この話、オレ的には願ったり叶ったりなタイミングでのお話だった。
というのも、ロケの数ヶ月前、GW真っ只中の4月29日に、オレは今回のロケ地に訪れていた。
それは、ロケハンだったワケじゃなく、単に我が家恒例なえぐり旅として行ってたのさ。
ウチの奥さんが、妖しげなオートレストランに行って、ジャンクな昭和フードを食べたーい!
と言うので、色々と調べてみた結果、過去に取材でお世話になった、あのジジババのお店の近くだと分かり、
それだったら、久しぶりに寄っていこうか・・・。
ついでに、近くにある「さいたま水族館」にも、遊びに行ってみよう・・・。
そんな内容が、「過去のオレ」コーナーのブログに書いてあるので、その時の詳細が気になる人は、
↓ココをクリックしてちょ。

「過去のオレ 加須〜熊谷えぐり旅」

この時の内容を読んだ相方と、当時のロケ中の思い出話が盛り上がり、
ジジババのお店で、「なにか」をやってあげたい気持ちが、お互いに芽生えていた。
だけど、過去に登場した事があるお店だし、連載している「えぐり道中膝栗毛」の第1歩で、
昔のロケ中の思い出話も少し語ってしまっていた。
だもんで、「えぐり道中膝栗毛」に、間もなく閉店を考えているという、
過去に登場して頂いてるお店を取り上げるのは、あまりにも、よろしく無い・・・な。
そんなワケで、ジジババのお店に「なにか」をしてあげたくても、ちょっと・・・無理だね。
そんな、結論だった。
ところが、数日後、ロドリ側から相方に、えぐり旅の拡大版をやりたいと打診があった。
その時、相方がピーンとキタのは、ジジババのお店使えるじゃん!と、
そんなワケで、オレに話がやってきた時には、もう感謝感激雨あられ。
マジっすか!
そんなことやらせてもらえて・・・、いいの?
すんげー、ありがたい。
一応、ロドリ側にも、ちゃんとした記事になるメリットはあるのだろうけど、
オレ的には、お世話になったジジババが、とても喜んでくれた「取材」に、また行ける。
こんなに嬉しい事は無い。

でも、その前に、ちょっと不安なのが、やっぱ健康状態。
なんせ、二人とも心臓を患って手術してるワケだからね。
ちょっと体調が悪く寝込んでしまうことだってあるだろうし、病院に行ってることもある。
なので、えぐり旅のロケ史上、初のアポを取った。
今までも、この日のロケでも、このお店以外、アポを取った事は無いのが、リアルえぐり旅の証明。
オレが、お店に行って「えぐる」事が趣旨なんで、お店さえ営業していてくれれば、後はどうにでもなる。
かつては、営業してないお店にも数回遭遇し、その都度緊急で別のお店へロケに行ったもんだった。
それで、結果オーライな記事になってたんだから、えぐり旅って面白いよね。

というワケで、取材に行く予定週の月曜日にTEL
ババが出たんで、「Rod&Reelですけど・・・」で、「ああっ〜」って。
ロケの内容をお伝えして、もちろんOK
「でも、いまさら、こんなお店で何をするの???」なんて言うもんだから、
「徹底的にえぐらせて貰います!」

そんなロケに行った日は、6月22日の日曜日。
朝から雨が降ってる影響なのか、高速道路は渋滞無し!
9:00頃、相方を拾って、一路東北自動車道を北上。
我が家のえぐり旅は、経費削減の為に一般道を使う事が多かったのだけど、
遠距離の場合、到着が遅くなって、お店が閉店しちゃう事もあるからね。
さすがに、ロケでそんなことがあっちゃ、アカンでしょ。

道中では、蓮田SAに寄り、みんなでかなり遅い朝食を。
↓オレは、まる天蕎麦

SA内にある、まる天屋さんから仕入れたさつま揚げが入った蕎麦。
そこに、生卵をトッピングするのがオレ流。
汁の味わいを、まろやかにしてくれるのだよ。

↓ウチの息子は、大好きな山菜蕎麦。

腹ペコだったもんだから、早く食わせろ!状態で、撮影が大変だった。

↓ウチの奥さんは、かき揚げ蕎麦。

まる天がイマイチだったんで、やっぱ、定番のかき揚げの方が美味かったね。
このSAの蕎麦は、相当美味い。
オレ的には、東関東自動車道・酒々井PA(下り)の蕎麦が一番好きだったのだけど、
このSAの蕎麦も、それに匹敵する位、美味かった。
酒々井と同じ様に、乱切りな太麺蕎麦で、関東風な汁とばっちぐー。
今後は、東北自動車道で我が家の定番となる可能性大だね。

↓超気になった、スープ炒飯も頼んでみた。

ミニ炒飯に、ラーメン汁のあんかけみたいのがかけてある。
おそらくなのだが、ふつーに提供されてるミニ炒飯にあんをかけたアレンジ料理で、
元々ふつーに提供されてるミニ炒飯の味が、当然の事ながらしっかりとしている。
そこに、これまたしっかりと味付けされたあんをかけるもんだから、バッチリ濃い味わいとなってしまっている。
炒飯も、あんも、味付けは悪くないので、別々に喰ったら美味いけど、合わせちゃうと・・・濃い。
そこが改善出来れば、もうちょっと売れると思う。

↓相方は、唐揚げ丼。

う〜ん・・・、ガッツリだねぇ。

それにしても、近年SA・PAの進化は、凄まじい。
昭和の頃は、SAの食事なんて、まー粗悪品だった。
でも、逆に、それだけの情緒があった。
オレは、そういう味・・・キライじゃない。
まだまだ、日本にはそういうSAがあるはず!
いつか、えぐれるとイイね。

そんな食後には、売店もえぐるべし!
↓お得な商品を発掘!

216円は、チョコレート。
540円は、ミルフィーユ。
SAで、こんなワケあり商品が売られることあるんだね、知らんかった。
両方ともお買い上げし、早速車内でみんなとワイワイ食べてみたが、
特に賞味期限が近いワケでも無く、ふつーに良品。
それが、このお値段なのは、超お買い得だったね。

そんなエネルギーを充填出来たなら、いざ釣具屋へ。
と、いきたいとこだったのだけど、順調に走れてしまったので、まだお昼ちょい前・・・。
ジジババには、午後に行くと伝えてあるだけに、どうする?
ヘタにお昼時に行ってしまうと、「飯を喰いに行くぞ!」なんてなりかねない。
以前、蕎麦を強引にご馳走して頂いた事があるだけに、
今回のアポは、ちゃんとお昼を食べた後の午後にした。
だったら、先に、さいたま水族館へ行っておくか?
雨がザーザー降っているから、屋外施設じゃ遊べそうに無い。
水族館なら、なんの問題も無いし、隣にあるキャッセ羽生で、
誌面のネタになりそうなモノもえぐれるだろうしね。

というワケで、まずは、キャッセ羽生。
ココにある「むじなも市場」では、ご当地野菜とかが、すんげー安く買える。
↓きゅうり・・・、デカくね?

こういう珍野菜に出会えるのも、楽しいよね。

↓ココいら辺の、名物。

埼玉では、所々美味しいうどんを提供するお店がある。
羽生や加須近辺にも、美味しいうどん屋さんがある。
讃岐に負けないうどんではあるのだけど、汁がね・・・。
そこいら辺を、もうちょっと研究して欲しいもんだ。

↓はちみつも発掘。

100gで400円と激安な感じ。
生産者が、福祉作業所だったので、ウチの息子が今通ってる施設の埼玉版なのかな?
ウチの息子の通ってる施設だと、農業指導みたいのはないのだけど、
コッチだと、農業に携わることもあるだろうから、そういった訓練をしているのかもしれないね。
とはいえ、野菜とかの栽培じゃなくて、難しそうな養蜂をやってるなんて、すげーなぁ・・・。
東京は、なんでもあって便利かもしれないけど、こういう体験はなかなか出来ない。
やっぱ、所変われば、素敵な事はいくらでもあるもんだね。

↓地ビール工房も隣接されている。

ココの地ビールは、「こぶし花ビール」というブランドで売られている。
多種多彩なビールがあり、そのどれもがクオリティ高く、めっちゃ美味い!
おみやげに、絶対買って帰るべきな代物。
そんなビールを、↓ロケ中に堪能してやがるー!!!

オレが、主役なのに、運転手だから飲めないからって・・・、なにしてんねん!
確かに、ロケに来たと言ってはいるが、実質は、いつもの小旅行的なえぐり旅。
仕事観ゼロです・・・。
まあ、いまだに釣具屋行ってないもんね。
他の要素ばかり、撮れ高バッチリっす。

それなのに、水族館にも行ってしまうのさ。
ココは、世にも珍しい、淡水魚主体の水族館。
お値段が、大人310円(特別期間中は410円)と激安!
小中学生は、なんと100円だからね。
家計にやさしくて、実に素晴らしい。
↓ブラックも、いまっせ。


↓スモールマウスまでも!

どっちも、デカいのにキレイな魚体だね。

今は、特別展示な「魚のいない水族館」も開催中。
カニ、ザリガニ、カエル、カメといった水辺の生物の他に、
蛇やトカゲ系なども展示されていて、かなり楽しめた。
↓こういうのばっかりね。

ただ、コレは、期間限定な今だけの展示物なので、次回からは見れないことでしょう。

そんな水族館では、↓限定のガチャ発見。

当然な海洋堂製。
水族館限定ガチャではあるけど、さいたま水族館限定では無く、
日本各地の水族館に設置されてるのと、同じタイプ。
3種類あり、2種類はやったことがあったので、
やったことがなかった、「深海生物」バージョンにチャレンジ。
ウチの奥さんが熱望する「ダイオウグソクムシ」を、なんとしても捕獲すべし!
そんなワケで、7回チャレンジ・・・。
1回300円もするんで、2100円も使っとるやないですかぁー!
しかも、ろくすっぽ確認せずにガチャってたもんだから、
いつの間にやらダイオウグソクムシも捕獲しており、ちょいと無駄玉を撃ってしまってた様だ・・・。
まあ、この手のアイテムは、ダブったらルアーに改造しちゃうんで、OK牧場でしょ。

↓こんなのも、ついついお買い上げ。

まさかまさかの、水族館限定。
こんなモノまで、限定にするとは・・・、やるなぁ亀田製菓。
イカ、エビ、カツオ味が入っており、なかなか美味い。
焼酎に合うね。

さてさて、そんじゃあ、ようやく、
↓ジジババのお店に行ってみまひょ。

この日は、ロケに行くと伝えていたので、ちゃんとシャッターを全開にしてくれてた。
ホントは、シャッターの上げ下げって、体が辛くてしょうがないはずなのに、嬉しいね。
オレが、このお店に来たのは、もう何度目だろ?
ロケ以外でも、てんから竿を買いに来たり、JET CASTを買いに来たこともあった。
昔は、数年に1回位来ていたもんだけど、前回行くまでは、かなり御無沙汰してしまっていた。

↓ゴチャゴチャな店内

色んな釣りに精通した品揃えではあるけど、やっぱし、淡水色が強いかな?
立地を考えたら、当たり前だね。

↓ルアーは、色々とある。


↓古いルアーもあれば、1990年代に仕入れたであろうモノ、しょーもないモノまで、多種多彩。


↓1980年代のダイワ製。

PHANTOM MAGSERVO SS−15AC
欲しかったが、16000円位だったので、泣く泣くスルー・・・。

↓オリムピック製クローズドフェイスリール。

STREAMER−Uというモデル。
おそらく、これも1980年代じゃないかな?
もしかしたら、1970年代の可能性もあるが、その時代はUじゃなくて、単なるストリーマーだった気がする。
ちなみに、Uはシルバーだけど、ストリーマーは、金カップにブラックボディでかっちょいい色合いだった。
この時代のクローズドフェイスリールは、重たいという弱点があるけど、その分丈夫だった。
オレは、リールを大事に使わず、ガンガンぶつけたり、ランディングの時には放り投げたりもする。
だもんで、重たい・・・とか、女子みたいな意見よりも、丈夫という要素の方が大事。
なので、近年の色んなパーツが樹脂化されたリールって・・・好きじゃねー。
オレが使ったら、たぶん、すぐに壊れちゃうだろうなぁ。

↓名竿???

そもそも、こんな海無し県の釣具屋に「チヌ竿」がある時点で、オカシイのに「春日」って・・・。
しかも、その下には「地区限定の最高調子」とある。
ということは、「春日」は地名なのか?
埼玉にあるのは・・・、春日部だよなぁ。
う〜ん・・・、謎だらけじゃ。
ジジババに聞いてみても、「こんな竿あったのね」状態なんで、知る由も無し・・・。
ホントに、面白いなぁ。

↓リブンエンドの山。

これまた、1970〜80年代のレーベルの珍ルアー。
頭部は硬い樹脂なのだが、ボディは軟体なワームみたいな素材で出来てる。
近年、リアルベイト・・・だっけ?
そんな名で、硬い頭に軟らかボディの巨大ルアーが販売されていたけど、
これは、そのルーツとも言うべき代物なのかな?
ジャッカルのマスクや、ラッキークラフトのササラなんてのも、
このルアーの影響を、少なからず受けていると思うよ。
昔から、軟らかいボディってのは、魅力的だったんだね。
とはいえ、このルアーは大量に売れ残っている通り、当時不人気だったのだけど。

他にも、珍ルアーはいっぱいあった。
反ってる時代のレッドフィン、箱入りのフラットフィッシュ、ルアーじゃないけどABUのマグネットなど、
ホントに、価値の無い古いルアーが色々とある。

↓オレの大好きなオリムピック製ルアーキット。

1980年代当時は、プラモデルブームでもあったので、こういったモノが販売されたんじゃないかな?
面白いよねぇ・・・。
今の「ゆとレンジャー」には、こんなん作れねーだろうなー。
(ゆとレンジャーとは、ゆとり教育で育った世代の人の総称ですbyオレ語)

↓それにしても、ホコリがすげーのなんのって・・・。

何十年モノだ?
イイ味出してるよねぇ・・・。

↓ABUの珍品かな?

一番左は、オプティックストリーマー。
右の2種は、オプティックサーモ。
ストリーマーは600円、サーモは900円もする。
現代では、あんま驚きじゃない価格かもしれないけど、コレが売られていたであろう
1970〜80年代じゃ、プラグルアー1個がこのお値段だったからね。
さっきの、ルアーキットだって600円だもん。
こんな毛鉤1個と、プラモデルみたいに接着剤まで内蔵されたモノが同額なのは、ありえない。
やっぱし、当時の為替の影響もあって(たぶん1ドル220円位)、舶来品は高額だったんだね。

↓オレの大好きな、国産珍ベイトも発掘。

こんな多彩なカラーのサクラベイトが見つかるとは!
素晴らしい品揃えだね。

↓珍ラインも発掘。

エベレスト・・・かぁ。
日本製なのに、富士山じゃないんだね。
すげーもんだ。

↓素敵な「がまかつ鋏」

日本製で500円は、現代じゃ考えられない。
しかも、内蔵されてる「しおり」によると、
「がまかつのステンレース鋏は弊社独特の表面熱処理を施してありますので、
切味は細物ワイヤーでも切ることが出来る強靭な刃先であります」とある。
う〜ん・・・、ステンレスじゃなくて、ステンレースなんだね。
そう言ってた時代があったのか、それとも間違いを正す気無く採用したのか、
さらに、細物ワイヤーでも切ることが出来る強靭な刃先・・・って、
細物なら強靭じゃなくても切れんじゃね?
色々と、考えさせられるのは、素晴らしい商品である証明みたいなもんだね。

↓オレの愛用品発掘!

これは、オレも愛用しているバックル。
ただ、オレが愛用してるのは、色合いが真鍮色なんで、このシルバー色はイイね。

↓毛鉤のタイピン。

これは、なかなか素晴らしい一品だった。
買おうかと思っていたら、ジジが「コレはオレが使うんだ」とか言い出して、まさかの販売拒否!
なにぃぃぃ!!!って感じだよね。
しかも、ジジは、その前に「オレはもう病気で動くのも辛いから、お洒落なんてしないんだよ・・・」
と言ってたのに、まさかのコレは使う・・・と。
なんか、嬉しいね。
「お洒落なんてしない・・・」と言われた時、正直「そんなこと言うなよジジ」って思ったけど、
全然、そんなこと言ってねー!のと同じじゃねーか。
思いっきりお洒落じゃねーか。
面白過ぎるし、嬉しいぞ。
そういう洒落っ気があるウチは、絶対に大丈夫。
生きる活力を持ち続けてくれてることが、なにより嬉しい。

↓素敵な帽子

いまや、日本中探しても、こんな帽子売ってるお店はありえないね。
そもそも、イマドキのバス釣りしてる人で、「STRIKE KING」知ってる人なんているのかね?

↓めっちゃ珍品。

電動針研ぎ「オニストーン」
すげーな、コレ。
初めて見た、こんなん。
たぶん、1970〜80年代の品なんだろうと思うけど、ちゃんと研げるのかね?
お値段1500円は、当時高額に感じただろうと思うよ。
針なんて、研ぐよりも交換する方が手っ取り早いもんね。
それに、研ぐと弱くなってしまいそうだから、オレは嫌だったなぁ。

↓古いダイワ製のショルダーバッグ。

ベルトに通して、ウエストポーチみたいにも出来るみたい。
だいぶ、時代を先取りしてたアイテムだね。
昔過ぎる「DAIWA」のロゴマークが記載されていることから、おそらく1970年代の品じゃないかな?
これは、イイものだね。
裏の川に、チョイ釣り行く際に活用させて頂くとしよう。

↓こんなダイワグッズもあった。

ベルトに通す事が出来るモノに、ナスカンが2個搭載されている。
おそらく、釣りをする時に多用するモノをぶら下げてね・・・みたいなグッズじゃないかな?
エエものだったから、買ってくりゃ良かったと・・・と、ちょっと後悔。

↓コレは・・・、どうやって使うの?

用途はワカランのだけど、妙にそそるアイテム・・・。
コレも、買ってくりゃ良かった・・・。

↓オレの大好き、サクラベイトの囮アユ!

コレは・・・、買ってこなきゃアカン!
なぜ、買い忘れてきてしまったのか・・・と、大後悔してる今日この頃。

↓コレも、買ってこなかったことを大後悔。

初期の頃のレッドフィンで、ボディが反っているのが最高に珍品な証。
それが、新品で売ってるなんて・・・、奇跡でしょ。

↓こんなん貰っちゃった。

ジジが、ヘラ釣り大好きで、昔は色んな大会に出場してたんだと。
好成績を収めるたんびに、こういったピンバッヂの、各大会バージョンが貰え、それをコレクションしていた時、
どうしても、自分のお店バージョンが作りたくなって、わざわざ東京に出て来て作って貰ったのだと。
これは、オレ的に一番嬉しいアイテムだった。
我が家の家宝にしたいね。

↓まさかの、超古小道具まであった。

これは、「矢立て」と呼ばれるモノで、昔の筆記用具。
筒の先に、キセルよりも大きめな壺の様なモノが組み合わさってる。
コレは、壺の中に墨を入れておき、筒の中には筆が組み込まれている。
普段は、腰に刀の様に差しておき、突如、何かを書かなくてはならない時、
さっと抜いて、筆を取り出し、壺で墨をちょいちょいして描く。
こんな素敵な道具、初めて見た・・・。
コレは・・・、当時モノなんだろうね。
なんせ、ジジは御歳92歳だから、もしかしたら使っていたのか?
なんか、色んな意味で、すげーなぁ・・・。

↓そんなジジ絡みの珍品。

現代人は知らないかもしれない、「ビクター犬」
なんで持っているのかと思ったら、ジジは、まさかまさかビクターにその昔勤めていたんだと。
あれ、まあ・・・。
そういえば、このお店は開店してから長い間は、ババ1人でお店を切り盛りしてたんだね。
ジジは、定年退職後に手伝う様になったのかな?
それでも、60歳で定年退職してたなら、もう32年経ってるからね。
お店は、昭和39年にOPENしたっていうから、ジジが定年退職したのは32年前の昭和57年、
とすると、18年はババが1人で切り盛りし、32年は一緒に・・・っていうか、50年も釣具屋やってんのかぁ・・・。
オレよりも、ウチの奥さんよりも年上だ・・・。
そりゃあ・・・、頭が下がる。

↓こんなのもいた。

ETを知ってる人も、いまや減ってきているのだろうね。
あの頃の映画って、フィーバーの仕方が、異常だったよなぁ・・・。
やってた映画、みんな「アナ雪」状態だった気がする程だね。
逆に言えば、素敵な程楽しかった。
洋画だけじゃなく、ジャッキーがね・・・。
イイ時代だった。
↓このETの足元にあるスプーンには、

あの「常見 忠」さんのサインが描かれている。
素敵な一品を、やっぱ持ってるもんだね。

さてさて、相方がジジババに、けっこう捕まってトークしていてくれたもんだから、
オレは今回、かなり本気で竿をえぐり倒した。
このお店は、無駄に竿が多いので、全部を調べるのは不可能だと思われていた。
もちろん、今でもかなり難しかったけど、それでも大胆な発掘作業をしたので、
ガイドの付いていた竿だけは、全て見てこれた。
やっと・・・だね。
もう、14年位前からこのお店には来ているのだけど、やっと全部見れた・・・。
そんな中から、オレがお買い上げした竿が、
↓コレ

1970年代の竿で、当時8000円もした高級品。
ルアーフィッシングと言えば、ブラックバスが主流であるのに、竿名は「トラウトライト195−C」
当時は、バスフィッシングよりも、スプーンでのトラウト釣りが有名だった・・・?
というよりは、あんま垣根が無かった気もするね。
どっちも楽しむ・・・。
それか、行きやすいフィールドにいる対象魚の方をチョイスする。
対象魚を主体とするんじゃなく、単にルアー釣りをしたいという気持ちが、なんかイイ時代だった。

↓シビレル位、かっちょいい竿だ。

全長が、1.95mもあるのに、ガングリップが搭載されているのは、
意外とこの時代の竿だけなんだよね。
それが、オレの壺でもある。
↓オリムピック製のガングリップは、いいねぇ〜。

エンド側にある、青いワンポイントが素敵。
↓オレの大好きな、蓄光樹脂が組み込まれたガイド。

このガイドも、現代じゃ製造中止。
素敵なガイドなのだが、残念ながらこのセンスは現代じゃ受け入れて貰えないようだ。
まあ、耐久性やら、製法やらに、現代じゃ問題多発なのでしょう。

↓大好きなラパラもお買い上げ。

この1985年製のチャートカラーのCD−7は、オレの大好きなルアー。
↓中身は、こんなでーす。

このルアーには、すんごい思い入れがある。
発売当時、このチャートカラーを釣具屋で見かけた時、幼心に衝撃を受けた。
だって、こんな背中が黄色い魚、日本じゃ・・・いないっしょ。
しかも、オレのメインフィールドだった東京湾には、ぜってーいねぇ。
だもんで、ギャグか?
なんて思った。
それでも、そんな黄色が登場するってことは、もしかしたら、すんげー釣れちゃうんじゃないか?
そんな逆な発想が、生まれてきてしまった・・・。
そうなると、買わなきゃ気が済まないのが、オレ。
だが、当時通ってた釣具屋さんには、このCD−7は無く、F−9のチャートしか無かった・・・。
ガックリだが、気になって仕方ないオレは、F−9でもいいから・・・と、買ってもうた。
当時、オレが通ってたシーバスフィッシングのポイントは、水深40m位ある埠頭。
大型船も乗りつけるので、相当に水深がある場所だった。
となると、実はフローティングに出番は無い。
だからオレは、F−9なんて1個も持っていなかった。
それも、良くなかったんだよね。
1個も無いなら、1個位買うか・・・みたいな、そんな気持ちもあった。
だけど、当然、埠頭じゃ用無し。
テクトロで使ってみるも、足場が高い埠頭で、沈まないルアーのテクトロするのは無理があった。
だもんで、ポイントを水深の浅い水門がある場所へ変更。
それでも、テクトロでの散々な状況から、使う気になれず、
いつも通り、チャートカラーじゃないCD−7を使ってた。
そんな釣りを小一時間やってみたが、全然釣れず・・・。
こりゃ、今日は釣れないなぁ・・・。
だったら、チャートカラーのF−9投げてみっか。
そんな気持ちで投げたF−9なのだけど、これが飛ばねー・・・。
こんなにも飛ばないのか・・・、F−9は。
海は、どうしても風が強いからね。
向かい風になったのなら、全然飛ばないルアーだった。
ところが、そんな風を乗り越え、なんとかキャストし、ものすごいショートな距離をちょっとリトリーブした時、
シーバスがバコーンと、まるでトップウォーターバスフィッシングの様に水面を割って飛び出してきた。
これには、超ビックリ!
今まで、ラパラを追っかけて捕食してるもんだと思ってたから、バコーンと出てきたのもビックリ、
ルアー着水後、大した事もして無い内に釣れちゃったのにもビックリ、
そしてやっぱり、チャートカラーで釣れたことにビックリだった。
そんな事があり、CD−7のチャートカラーを、すぐに買いに各地の釣具屋へチャリで走り回った。
そして、そのCD−7のチャートカラーを使ってみたら・・・!
立て続けに、4匹のシーバスを仕留めることが出来た!
当然、それ以来、チャートはオレの大好きなカラーとなった。
そんな思い出深いルアーの、その当時とまったく一緒な生産年モノに出会えるなんて・・・。
しかも、このジジババのお店で出会えた事が、なにより嬉しい。
他の人から見たら、何の変哲もないラパラのCD−7だと思うが、オレにとっては最高のお宝だった。

↓こんなラパラもお買い上げ。

これは、1984年製の「CDJ−9」
↓この時代のレッドヘッドは、ボディがシルバー。

現代の品は、パールホワイトになっているので、シルバーなのはオレ的珍品。
このルアーが、また、すんげーアクションするんだ。
ウネウネウネウネ、まるで蛇みたいな感じ。
不思議な事に、シーバスよりもタチウオが釣れちゃうルアーだった・・・。

そんな買い物を終えると、ジジがみやげにアレを持ってけ、コレを持ってけ・・・と始まる。
実は、ロケ中、ずーっとそんなことを言われ続けていたのだけど、
今日は「買いに来た」のだから!と、説得してた。
だが、使いモノにならねーのだったら、いいだろ!と、突如双眼鏡を・・・。
オレと相方に、2個差し出し、「どっちか選べ!」というので、
そんじゃあ・・・と、迷彩色の双眼鏡をチョイス。
すると・・・、ジジがニヤリと、
「こっちか、こっちにしたなぁ」
と、ますますニヤニヤし始めた。
「確かにコッチの方が格好イイんだけどな・・・、ちょっと持ってみろ」と、
持ってみたら・・・
↓なんじゃこりゃー!!!



手が、まっ黒クロスケ!
ボディの樹脂が猛烈に劣化して、デロデロ・・・。
マジか!
ちょーーーーーー、手がベトベトン!
ジジ!!!
やりやがったなぁ!
話を聞いてみたら、あの震災の時、お店の中はひっくり返った状態になって、
ガラスケ−スの中も、みんなグチャグチャになってしまったのだと。
その時に、ワームみたいなのと、この双眼鏡がくっついちゃって、
それに気付かず、数年放置し、ちょっと手に取ってみたら、こんなんなってたと。
25800円の値札がついた、超高額な双眼鏡だが、これじゃあ、もう売りモノにはならないから、
オレに、持ってけ・・・となったのさ。
だったら、ありがたく、頂くぜ!
でも・・・、ホントに、凄まじい程の劣化ぶり。
とりあえず、アルコール系の液体で拭いてみるも・・・解消せず!
どうするか?
こういう樹脂系の劣化には、ベビーパウダーが最強。
というワケで、
↓双眼鏡のベビーパウダー漬け・・・。


劣化は、ボディ全体に浸透しているので、
↓当然、裏面にも大量にまぶした。

これで、劣化が止まり、ベトベトせず、手も黒くならなくなった。
しばらくは、この状態にしておき、いつかレンズを拭いてから使ってみるとしよう。
遠征先で、色々と使い道がありそうなんで、また楽しみが一つ増えた感じだね。

そんなアイテムをえぐってる最中でも、ジジババの毒舌は全開バリバリ。
中でも、じいちゃんの名言が、実に素晴らしい。

「女房は大事にしろよ!  大事にすれば、一生仕えるからな・・・」と、

仕える・・・なんて言いつつも、じいちゃんは、ばあちゃんをちゃんとリスペクトしてもいる。
なんせ、このばあちゃん、御歳85歳にして、パソコンを巧みに使いこなす。
写真の加工はお手のモノだし、名刺製作だって、お店の画像合成してまで作っちゃうほどの、やり手ババ。
すげーなぁ・・・、なんて感心してたら、すかさず御歳92歳のジジが、

「ウチのばあさんはな、なんでも出来るんだ。 

 出来ないのは、子供だけだな」と、

あったりまえだ!
85歳で子供産んだら、モンスターだね。
その前に、ジジは役立つのか?
って、何言うてんねん!
ホントに、このお店にいると、常にこんな夫婦漫才状態。
メチャクチャ面白い。
ホントに、元気のパワーを貰ってる感じ。
ありがたいね。

ロケ中も、「咽喉が渇くだろ・・・」と、1.5リットルのカルピスソーダが振る舞われたのだが、
これが飲んだら注がれちゃう方式・・・。
「飲め・・・」と勧められ飲むと、じゃあ・・・みたいに、おかわりが注がれ、
また飲むと、当然また注がれ・・・と、エンドレス状態。
新手のギャグか?
こんなおっさんに、カルピスソーダ・ノンストップは、無理があり過ぎるだろ!
ホントに、楽し過ぎる。

さらに、ロケ中に撮った画像を、パソコン巧みなばあちゃんが、
オレにプレゼントする為に、その場で打ち出してくる・・・と。
その時、ばあちゃんが、「ポストカードサイズでイイの?」と言ったら、
ジジが、「バカヤロー、何言ってんだよ、A4に決まってんだろ!」と。

いやいやいやいや、決まってねーだろ!
A4って、デカ過ぎんだろ!

というワケで、そこはオレだけじゃなく、相方も一緒にツッコミ!

「ポストカードで十分!」

が、しかし、そこは夫婦漫才・・・、バッチリA4サイズでやってきた。
・・・いやはや、ホントに、ありがたいね。

そんな楽しさで、なんだかんだと、ロケは3時間オーバー・・・。
スゴイ事に、出発時に降ってた大雨も、このお店に着いてからは止んだ?
どういう、パワーなんだろうね?
まだまだ長居したいところだけど、ケツもあるんで、えぐった釣具を買わせて頂き、次へ行くとしまひょ。

実は、ふたりとも、最近心臓に大病を患い、大手術を乗り越えて、今もココにいる。
数ヶ月前に訪れた時には、そんな大病の影響で、もうお店を閉めようか・・・、
そんな弱気な事まで、言い出している位だった。
もちろん、体が体なんで、無理して営業続ける様な歳じゃない。
オレの願望だけで、お店を続けてくれ・・・なんて、軽々しくは言えない。
だけど、この日のジジババは、元気いっぱいで、笑顔いっぱいで、すんごく楽しかった。
なので、お店の今後を聞いてみたら、閉める気・・・無くなりましたー!
細々と、末長く、これからもずーっと、ココで、色んな人達に、素敵なパワーを与え続けていって欲しいと思う。
閉める・・・なんて言ってた精神状態から、体はキツイけど無理のない範囲で
続けるという気持ちになってくれた事は、なにより嬉しいことだね。
オレも、また、お金を貯めて、ココにえぐりに来るとしよう。

↓さあ、お世話になった釣具屋さんを後に・・・。

ところが、ジジババは、二人とも外までお見送り・・・。
まともに歩く事さえ困難な体だというのに・・・、ホントにありがたい。
そんなジジババには、我が家からも、ちょいとしたプレゼントを。
ババが、昔ワンちゃんのぬいぐるみを大事にしてたのを見せてくれた事があって、
その時に、「飼ってた子が亡くなっちゃって・・・、この子がその代わりなの・・・」と。
ホントは、次の子を飼いたい気持ちもあるのだけど、自分の面倒をみることで精一杯な体で、
ワンちゃんの面倒をみるなんてことは、だいぶ無理があるからね・・・。
そんなワンちゃんに、新たなバージョンが登場し、今度は電動で喋るワンちゃんをジジが買ってくれたのだと。
たまたま、この日にそんなお披露目もあったから、そんじゃあ、我が家からは、
ダッフィープレゼントしちゃうでしょ!
ババに持っていった時、中身を知らないババは、
「いいのよ・・・そんなプレゼントだなんて・・・」と、断りながらも、
中身を開けた途端、
「うわぁー!!!」と、
大絶叫して、「カワイイ〜!!!」と、ハグして離さず!
「今日から一緒に寝るー!!!」と、
ウチの奥さんに5万円ダッフィーをあげた時よりも、喜んで貰えたね。
えがった。
「このクマちゃんは、願いを叶えてくれるんだよ・・・」と、教えてあげたら、
「名前は?」
もちろん、「チャーリー・・・じゃなくて、ダッフィーだよ」
コレで、オレの分身を、ジジババにも託す事が出来たかな?
前回、ジジに色んなモノを託された恩返しが、ちょっとは出来ているといいんだけどね。
でも、ジジがダッフィーにヤキモチ妬かないかな?・・・。

ではでは、3時間もロケして、腹も減った事だし、ちょいと行きつけのレストランへ・・・。
もちろん、↓ココでーす。


前回もやってきた、↓昭和臭漂う自販機がある、オートレストラン。

偶然、その場にいた、家族の子供が
ふつーに美味しい食事が出来るレストランに、連れて来てもらえると思っていたらしく、
思わず大絶叫!
「こんなレストラン・・・、イヤだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ちょーウケるぅ。
この子、言っちゃならねーことを、言いやがった。
やっぱ、子供の天然振りって最高だね。
まあ・・・、そりゃ、そうだよな。
↓こんなモノ喰って喜ぶ子供は・・・、いないか?

お子ちゃまには、まだ早かったかな?
ヤングにゃ、昭和のこの味は、理解不能でしょ。
こういうジャンクな喰い物の味は・・・、考えなくてイイ。
ココは、高級レストランじゃない。
長距離ドライバーとか、おっさんの心と腹を満たす為のスポット。
高速道路が発達していなかった時代、こういうお店や食堂が、癒しの場所だった。
そこで食べるモノは、ご馳走でしかない。
それが分かる人の為に、いつまでも元気な自販機でいて欲しいね。

そんな食後には、2軒目の釣具屋さんへ。
コッチは、ルアーフィッシング精通者には、かなり有名なお店。
特に、ロッド製作が好きな人にとっては、聖地とも言える。
お店の店長さんも、通称「親分」と呼ばれる人気者で、度々色んなバス釣り雑誌に登場してるお方。
オレとは面識が無かったけど、オレ自身は十数年前にこのお店に来店した事がある。
その頃は、親分として有名だったのかな???
ちょっと記憶が曖昧だけど、オレはただお店行って、いつも通り釣具を色々物色して帰っただけだと思う。
その時感じたのは、異様な品揃えのロッドパーツと、売れる売れないという目線を無視した
ハンパねー品揃えが圧巻だった。
他店には無いルアーが、ココには豊富にあったもんなぁ。
そんな記憶もあったし、ジジババのお店からも近いし、相方と親分には濃い面識があったので、
アポ無しで突撃してみた。
すると、自己紹介もしないうちに、「おっ、えぐり師チャーリー」と知っていてくれ、
ロケも当然OK!
じゃあ、徹底的に、えぐるべし!

↓誌面にも登場した、激烈珍品。

八百板画伯の絵が、ルアーになっちゃったヤツね。

↓メッチャ気になった、フィリップスのクリップルドキラー


オレの愛読書「ヒット:バスルアー」にも記載されている程、昔からあるルアーなのだけど、
あまりにもボディ形状が変!
↓コレって・・・どうした?

未開封なのに、ボディ縮んだの?
過度なダイエット???
超、波打ってんじゃん。
それとも、元々この形状なの???
う〜ん・・・、そんなん見たことねーけどなぁ。
実に、面白い。

↓ストームの珍品。

どうしても、名作ウイグルワートの陰に隠れてしまうよね。
おそらく、底をズルズルした時に、フラッシング効果を上げたかったのだと思うのだけど、
釣れなかったんだろうなぁ・・・。
↓コレも、不人気だったと思う。

サンダースティックのディープダイバー。
すんげー釣れる・・・みたいな伝説を、一度も聞いた事無いね。
そもそも、このルアーを使い込んだ日本人なんて皆無でしょ。
↓ミノーバージョンも発掘。

よくぞ、まあ、こんなモノが売れ残ってるもんだ。

↓レア?

メドウマウスの尻尾が取り付けられた、クレイジークロウラー。
相当昔には、ファーみたいな塗装が施されたボディで、尻尾付きのがあったね。
最近は、クロウラーマウスという名で売られていたりもするみたい。
まあ、尻尾がついたところで、大して釣果にゃ影響ないでしょ。

↓有名なスプーンビルじゃなくて、ジョイントミノー。

ファストラックという名。
色合いの毒々しさは、魚というよりも爬虫類系。
なにを意識したのかね?
そういう事を、一度聞いてみたくなるカラーですな。

↓ポーのセダーが、多種多彩にあった。

誌面で取り上げた、目玉がパックマンじゃないオイカワ♂カラーが素敵だった。
他も、色合いがイイよね。
う〜ん・・・、のりぴーが喜びそうだ。

↓古くないルアー。

ちょっと、面白そうなルアーだったんで、一応パチリと。
気になったけど、買わなかったなぁ。
まあ、その程度な感じなのでしょう。

↓買ったのは、コレ。

釣れないルアーの代表クラス。
そもそも、バズベイトなのか?スウィッシャーなのか?
ウィードレス仕様なんで、ハスとか藻が生えまくった状況で活躍する設定なのだけど、
一切、活躍しましぇん。
それなのに、1980年代からのロングセラー。
時々、製造停止したりしてるのかな?
ドコにでも売ってるルアーじゃないけど、意外とえぐれるルアーでもある。
そんだけ、不人気ってことなんだろうなぁ。

さて、これにて、えぐり終了。
↓お店の出入口には、こんなのもあった。

だいぶ朽ち果てた感じが、いいね〜。

ホントに、色んなモノがあるお店だったなぁ。
新旧入り乱れて、これほどのルアーを見れるお店は、なかなか無い。
新ルアーだけが豊富にあるお店は、いっぱいあるけど、
隠れた旧作が点在してるお店、それもこれだけ量があるお店は、ココだけかもね。
それほど、えぐり甲斐のある、面白いお店だった。
あとは、親分やお店のスタッフさん達の人柄が、人気の要因なんだと思う。
バス釣りブームが去った今日においても、これほどのお客さんが、
入れ替わり立ち替わり来るなんて光景は、久しぶりに見た。
それが、なにより、お店の素晴らしさの証明だね。
正直言って、アクセスのそれほど良くない埼玉の北の地で、
これほどパワーのあるお店を続けていられるのは、ただただスゴイことだと、
日本中の色んな釣具屋さんを見てきたオレ目線では、強くそう感じた。
ジジババのお店とは、180度方向の違う釣具屋さんだけど、
どっちにも元気で頑張って欲しいし、訪れたみんなにパワーを与え続けて欲しいね。
そういう意味では、今回のえぐり旅は、ちょっとした、
釣り人向けなパワースポットの紹介になっている様な気さえする。
自分の大好きな釣りの道具を買いに釣具屋に行くってことは、
釣り人にとってコレ以上無いテンションの上がることじゃない?
そこに、モノを買いに行くだけじゃない、ありえない触れ合いや、
何十年もお店で眠り続けてるアイテムとの出会いって、奇跡とも言えるんじゃないかな?
最新タックルで決め、釣果優先な釣りを、悪いとは言わない。
だけど、ちょっと心にゆとりが出来た1日位、えぐり旅に出てみるのは、新しい自分発見にもつながると思うよ。
嬉しい事に、日本中には、まだまだ売れなくても営業してる、汚ねー釣具屋さんがいっぱいある。
そんなお店に、みんな、ちょっと寄ってみよう。
きっと、人生を豊かにしてくれる、そんな出来事に巡り会えると思うよ。

さあ、これにて、ロケは終了!
お仕事お終いで、ココからは、プライベートえぐり旅?
というワケで、早速ご当地スーパー「ケンゾー ウエスト」へ行ってみた。
B級グルメとして、プチ名物な「行田ゼリーフライ」を探しに行ってみたのだが・・・売ってない!
そりゃ、そうだ・・・、だってココは「羽生」・・・。
行田じゃない!
というワケで、今宵のおつまみに、50%OFFの海老チリと海老の唐揚げをお買い上げ。
う〜ん・・・、プリン体いっぱいや。

そんなおつまみをお買い上げしたものの、帰宅するには相方家まで2時間位、
それから我が家へは40分・・・。
腹・・・持つのか?
というワケで、オレ達の旅の晩飯では、プチ定番化してる100円回転寿司へ。
色々と探してみたが、ココいら辺じゃ、「スシロー」しか無いみたい。
行ってみたら、お店の外までお客でいっぱい!
でも、20分位しか待たずに、入店出来ちゃった。
もう、20:00過ぎだからね、ちょうどお客さんの入れ替わりな時間帯だったみたい。
オートレストランで、ちょっと軽食してるから、あんま腹減ってない・・・と思いきや、
寿司って喰えちゃうよね・・・。
これが、太る元なんだろうなぁ。

さてさて、これにて今回のえぐり旅は、お終いでーす。
我が家に帰ってこれたのは、まさかの0:00・・・。
ディズニー並みに、がっつり遊びつつも、ちゃんとロケも出来、最高の1日だった。
思っていた以上に、ジジババのお店で大盛り上がりしてしまい、
まさかの3時間ロケは、一生忘れねーだろうなぁ・・・。
帰宅後も、ちょいと酒を飲みつつ、相方とTELでそんな話で盛り上がり・・・、
まあ、これからは、このネタで何度も飲むことでしょう。
今回のロケに協力して下さった皆様、相方、ジジババ、親分、それに家族とお友達、みんなありがとう!
また、みんなで、えぐり旅に行くぞー!


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