色んな体験談

オレは、毎週各地にえぐりに行ったり、釣りに行ったりしているせいか、
けっこう、変な体験をする。 
まぁ、実は、自分で招いているってウワサもあるが、
けっこうな希少経験をしてるんで、そいつを紹介します!

16.裏の川でウナギ釣り
とある日、相方がソルトの記事用にウナギ釣りのロケをしたいと。
夕方からなら、オレも仕事を早めにあがらせて貰えば参加可能・・・ということで、一緒に裏の川へ繰り出すことに。
もちろん、SALTWATERのロケだから、コンセプトとしては、
↓ワームでウナギを狙うという・・・。

釣れるワケが無ぇー・・・。

そんな思いが強過ぎるオレは、相方が仕入れてきてくれた
↓ミミズをエサに、投げて置き竿にして、

合間ルアーでシーバスを狙う作戦。

↓オレは、3本のタックルを用意。

右のファイティングロッド&ミッチェルのスピニングタックルは、ワームフィッシングにも転用出来るよう、
ダウンショットリグにミミズの組み合わせ。
真ん中のニポポは、ミノーでシーバスを狙う用。
ダイワの中通し竿に、1980年代のリール・マグサーボSS−10のベイトタックルでは、
↓片天秤仕掛けで、

↓ミミズをエサに狙ってみる。


相方は、タックル1本だけで、
↓潔く、ジグヘッドリグでのストレートワーム。

う〜ん・・・、釣れそうもない。

ポイントに到着すると、じいちゃん達2人が置き竿で釣りしてたんで、相方が色々と聞いてみると、
狙っているのは、オレ達と同じく「ウナギ」。
しかも、相当通い詰めてるベテラン。
じゃあ、けっこう釣れるのか?聞いてみたら、
「いやぁ・・・、1日1匹釣れれば良い方じゃないの?」と。
釣れても、小さい事が多いよ・・・と。
う〜ん・・・、なるほど。
可能性はゼロじゃないけど、エサ釣りでそのレベルなのを、ルアーで釣るのは無謀だなぁ。

↓干潮気味。

これから潮が上っていくから、流れ的には悪くない。
ただ、潮の影響を受ける汽水域なんで、ウナギにとっては、どうなんだろ?
ココいら辺に生息するよりも、もっと上流に居る気がするんだけどなぁ。
真水の方を好む気がするのは、オレの思い込みかね?
海水域に居ないとなると、投げ釣りには向かないよなぁ・・・。
汽水ってのは、仮に50%の汽水だとした場合、海面から真ん中までが真水で、
真ん中から海底までが海水になる。
裏の川の汽水域が、どの位なのかはワカランけど、投げ釣りは底を釣る手法なんで、
狙うのは海水域に暮らすウナギってことになる。
う〜ん・・・、とにかく、ウナギは釣れる気がしない。
そもそも、我が家で飼ってるだけあって、その生態もそれなりに知ってる。
完璧な穴暮らしで、日中は四六時中穴に居る。
そんな穴が、裏の川にはあんま無い・・・。
かつてはテトラポットが山積みにされていた護岸だけど、
今は↓捨て網に岩が入ったモノが積まれ、根掛かりを誘発しまくってる。

ただ、この網目の中に生息してる可能性は、無きにしも非ず・・・。
なので、ダウンショットリグにミミズを搭載したタックルを、護岸スレスレにセット。
片天秤仕掛けは、岸から10m位の位置に投げっぱなしにしといた。

ウナギは釣れる気はせんので、ハゼ的な魚でも掛かってくれれば、ネタになるかね?
ではでは、ココからは本気モードでシーバスを狙う。
水面には、色んな魚の生体反応がある。
ボラが飛んだり、小魚の群れが岸まで寄ってきたり、得体の知れない魚が、背ビレを出しながらうねっていたり、
釣れそうな気配ムンムンでございます!

↓でも、今回の主役は、あくまでも相方ね。

それも、ワームでウナギ・・・がテーマ。
なんて、企画だ!

↓当然の様に、なんも釣れずに日没!

18:30頃から釣り始め、小一時間は経過したけど、なーんも釣れましぇん。
まあね・・・、そもそもルアーでウナギとか、あり得んし。
そんじゃ、1時間以上ほったらかしだった、置き竿も上げてみんべ。
ダウンショットで近場を狙った方は、ちょっと期待してたけど、無し!
エサを喰われた形跡すら、無し!
当然です!
投げた方は、ちょっと重くなってる。
でも、引きが無いから、生物じゃない。
流れてきた枝とか、そういうのが引っ掛かってしまったのだろう・・・、
んっ???
むむむむむ・・・???
枝じゃない!
なんで?
上げてみたら、なんか、ニョロニョロしとる!!!
↓ウナギやん!!!

マジか???
マジで釣れたのか???
なんなんだ???
ゴミだと思って上げたら、ウナギやん!
こんなに引かないの?
っていうか、こんな川で、汽水域で、マジで釣れるの???
信じられん・・・。
すげーなぁ・・・。
こんな大都会東京で・・・、ウナギ釣れちゃうんですか?
オレも、持ってるよなぁ。
まあ、相方と裏の川に来ると、なんかしら伝説が起きる。
今までも、シーバスや巨大な怪魚を掛けていたが、釣り上げてはいなかったね。
でも、今回は、記事用の一応ちゃんとしたロケ・・・?
だったら、釣り上げなきゃアカンでしょ。
サイズ的には、30〜35cmの小型ウナギ。
どうするぅ?
リリースしておかしくないサイズだが、針をがっつり飲み込まれてしまったのだよ。
そんな事もあろうかと、多彩な針外しを用意していったにもかかわらず、外れん・・・。
そうこうしてるうちに、ウナギは弱っていく・・・。
まあ、無理やり針を外そうとする行為は、魚に絶大なダメージを与えてしまうからね・・・。
こうなると、食べて供養するのが、釣り人の義務ですな。
正直、ダメージ少なく針を外せたなら、我が家のうな吉と共に飼育する可能性大だった・・・。
だって、ウナギなんて、捌いたこと無いしぃ・・・。
捌きたいと思ったことも無いしぃ・・・。
でも、誌面上、捌き風景と蒲焼きがあった方が、絶対楽しいもんね。
今回のウナギ釣りの企画を聞いた時から、色々と楽しみで、もし釣れたら、捌いて蒲焼きにしたいよねぇ・・・とは、
釣れない前提で言ってた。
でも、釣れちゃったしぃ・・・。
そうなると、オレも、やっぱし捌いてみたくなっちゃうじゃん!

↓どうせなら・・・と、相方は手長エビを網で大量捕獲。

日が沈むと、けっこう簡単に網ですくえちゃうほど、梅雨の時期は手長エビが集まっている。
産卵シーズンなのだよ。
ココで産んで、卵は流されて、海へ下っていくのさ。
先に釣りしてたじいちゃんも手伝ってくれ、けっこうな量が捕獲出来た。
じいちゃんにも、ウナギは1匹掛かったのだけど、網目に逃げられて釣り上げられなかったのだと。
オレが釣ったウナギよりもデカかったみたいだから、残念だね。
でも、けっこう釣れるのだね。
わずか小一時間の間に、オレとじいちゃんに掛かったのだし、相方はワームでしかやってないから、
釣れなくて当然じゃん。
ガチで、ミミズだけで勝負してたなら、もっと釣れたのかもしれないね。
ぜひまた、機会があったなら、楽しんでみるとしまひょ。
徒歩3分で着くフィールドで、またの機会って・・・、オレのやる気スイッチ次第だよなぁ。
どうせなら、ワカも巻き込んで、カラーページで裏の川での五目(シーバス、ウナギ、手長エビ、コイ、怪魚)釣り(ルアー&エサで)みたいな、
そういう企画だと、やる気スイッチ入るかな?

↓手長エビの下ごしらえは、相方任せで。

モチ、調理も相方に任せた!

↓東京都産の、手長エビの素揚げ。

藻塩で喰うと、絶品!

↓そんじゃ、ウナギ捌きまーす。

じいちゃんに聞いたら、生きたままだと無理なんで、冷凍庫で30分以上凍らせると調理しやすくなるのだと。
実践してみたが、マジで楽チン。
捌き方はネットで調べたのだけど、大型魚を対象にしたものばかりで、こんな小さいウナギの捌き方を紹介してるのは少なかった。
小型の場合、包丁が入りにくいので、小刀系が良いと。
↓カッターナイフで、十分らしい。

刃の薄さが重要なんで、カッターは意外な程適任なんだとか。
でも、我が家のカッターは、刃こぼれ気味で、捌き辛かった。
さらに、木のまな板じゃないから、目打ちという手法で、ウナギの固定も出来ないから、
力を入れるのが難しい・・・。
↓それでも、なんとか関東風の背開きで。

ウナギは、関東は背開き、関西は腹開きが通説。
その理由は、諸説あるが、関東は武士文化で切腹を嫌ったことから背開きに、
関西は商人文化で腹を割って話すということから腹開きになったのだとか。

↓ウナギの腸。

肝は食されているが、腸ってのは、どうなのかね?
血と粘膜には毒があるから、キレイに洗い流す必要性があるのだけど、腸まではワカランので、喰いませんでした。

↓顔!

喰ってやろうかぁ!

↓網にのせるため、2等分にしました。


↓イイ焼け具合?

関東風だと、こっから蒸すのだけど、そんな面倒なことはしましぇん。
偶然冷蔵庫にあった、鰻々亭のタレを絡めまーす。
タレは、2年前に消費期限が過ぎているけど、大丈夫だぁ。
↓立派な、うな丼完成!

まさか、ココまで辿り着くとは!
相方から、日曜日に連絡貰って、なんも準備することなく、持ってるタックルで翌日にウナギ釣りやることになったけど、
正直、釣れなくて、我が家のうな吉の画像や、我が家のウナギルアーを撮影して終わる・・・というオチしか考えてなかった。
それが、ガチで釣れた上に、うな丼にまで辿り着くとは・・・。
どういう奇跡だ?
ホントに、釣りってスゴイ楽しいよね。
そんで、今回は、イイ記事なったかなぁ。
協力する以上、釣って、蒲焼きまで・・・とは妄想してたけど、絶対に無理だと思ってたことが出来たのは、
何とも言えぬ達成感と、これぞ釣りだよなぁ・・・という醍醐味でもあった。

うな丼も、バッチリ美味い。
もちろん、オレだけじゃなくて、相方にも、ウチの奥さんにも食して貰った!
何かあっても、みんな一緒に苦しむ方がイイもんね。
でも、そんな心配することなく、美味いぜ。
相方いわく、蒸さなかったのが、臭みを増長することなく、むしろ香ばしくなったんで、大正解だと。
中骨は取らなかった・・・・というよりは、取れなかったのだけど、怪我の功名か、骨煎餅みたいになって、これまた美味かった。
針を飲んでしまったから、捌くことになったのだけど、ホントにそれが良かった。
そうじゃなかったら、散々迷って、結局捌かずに飼ってしまっただろうからね。
それだと、今回のテーマを、思う存分やり遂げたという、ココまでの達成感は得られなかっただろうなぁ。
カッターナイフで捌くなんて機会、もしかすると二度と無いことかもしれんし、そもそも次に釣れるのなんて、いつだ?
それほど、今回の出来事は、けっこうな奇跡だった気がする。
ホントに、すんげー楽しかったぁ。

15.えぐり旅での出会い
色んなお店に行ってると、素晴らしい触れ合いがいっぱいある。
取材時にもいっぱいあったけど、プライベートでもすんごく多い。
ウチの息子が、障害児なのを感じてくれてのやさしさにも、いっぱいお世話になって、
ホントに感謝の気持ちでいっぱいになる。
そんな体験を、ちょっと語ってみたいと思う。

取材時に、素敵だなぁ・・・と思えたのは、
お店をえぐり終えて、せっかくだから、お店のじいちゃん&ばあちゃん一緒の写真を撮らせて欲しいとお願いしたところ、もちろんOK
ところが、撮ろうとした瞬間に、ばあちゃんが、「ちょっと手を洗ってきます・・・」と、
じいちゃんは、「手なんて洗う必要無いだろ!」と言ったが・・・、そこは、やっぱし「乙女」。
化粧直しに・・・とか言うんじゃなく、「手を洗ってきます・・・」なんて、気の効いたセリフ・・・そうは出てこない。
普段から、気配りしてる証拠だよね。
こういう風に、オレも成長したいと思える、素晴らしい言葉だった。

別の取材時には、何度かお世話になってたこともあり、ノリノリのじいちゃんに蕎麦ご馳走になってしまったこともあった。
そこのじいちゃん&ばあちゃんは、人を元気にしてくれるパワーが、ハンパ無かったね。
秘蔵の「てんから竿」を買わせて頂いたり・・・もした。
まあ、この辺は、「えぐり旅の裏話」コーナーにある第2歩の裏話や、ロビンの漫画でも事細かに描かれているんで、
そっちも読んでみてね。

他には、静岡の釣具屋で、お会計後帰ろうとしたら、ウチの奥さんが呼び止められて、
「良かったらコレ食べてみて・・・」と、カリンを頂いたことがあった。
「見てくれは悪いんだけど・・・」と、やさしい言葉を添えて、
「白糖じゃないお砂糖(キビ糖や黒糖)で漬けると、風邪ひいた時にちょっと食べただけで良くなるのよ・・・」と。
おそらくなんだけど、ウチの息子がふつーじゃない事を悟ってのご厚意だと思う。
ふつーの人だったら、風邪ひいたら薬飲め!でしょ。
薬が飲み辛いであろう、お年寄りやウチの子の様な障害児には、薬よりもこういう天然素材の方がグンバツに効く。
ばあちゃんも、長年の経験でそういうことを知っているから、たまたまそういう子が来たのだから・・・と。
ばあちゃんのトコにあった木に、せっかく生った実なのに、
大部分を見知らぬ男の人に持っていかれてしまい、残されてた秘蔵の1個だったのに、
「良かったら、食べて・・・」と、わざわざ我が家にくれた。
う〜ん・・・有り難過ぎる。
これほどのご厚意を頂ける程、オレはそのお店に行ってないし、
それほどいっぱい買ってもいないのに・・・悪過ぎるよね。
とはいえ、オレじゃなくて、おそらくウチの息子へのご厚意であっただろうから、遠慮なく頂いた。
ホントに、心の底から「ありがとう」って思った。

他には、小山の釣具屋だったかな?
年明け数日に行ったもんだから、ばあちゃんが「お正月なんだからサービスしなよ!」とじいちゃんに言って、
すんごい値引きして貰ったこともあった。
こういう「言葉」が、オレは好き。
その時買ったのは、バンタム400
間違い無く、お店で30年以上売れ残ってた代物。
だからこそ、値引きしてあげようと・・・尚更思ってくれたのだろうけど、
ちょっとしか値引かなかったら許さないぞ!とばかりの、ばあちゃんから「お正月なんだから!!!」と猛プッシュ。
ホントに、こういう触れ合いがありがたい。

鈴鹿の「ハダ」さんに行った時には、車のナンバーを見られ、わざわざ東京から来てくれたんですかー!!!と。
すんげー程の大歓迎され、店の奥からアレコレ出して頂き、ABUの販促用ポスター頂いたり・・・と、
取材で行ったワケじゃなく、プライベートで、しかも連載前だったから、オレの事は単なる一般客でしかない。
それなのに、わざわざ東京から「ハダ」に来て下さったんだから・・・と、大歓迎して頂いた。
地方のお店には、そんな理由だけで、とても歓迎してくれる事がある。
我が家にとっては、東京から地方の釣具屋さんに行くなんて、ふつーの事・・・というか、
当たり前の事だから、なんだか逆に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

同じ様に、大歓迎して頂いたのが、山梨の三枝酒店。
ココまで親切なお店には出会ったことない。
まず着くなり、店のおじちゃんから、ご当地モノだから・・・、みたいなことを言われて
地元産のでっかい葡萄を一房貰う・・・。
その後、店の息子さんとワイン談議して、「貴腐ワインとか、デザートワイン探してる」
って言ったら、「それならイイのがあります!」といって、倉庫に消えていった・・・。
釣具屋では、こういう経験はけっこうあったが、酒屋では初!
最近は、メディアの影響で酒にもプレミアがついたりする事があり、
店側の応対も、バブル期の釣具屋か?みたいなのがけっこうある。
酒の好みってのは、人それぞれなんで、素人にインチキ品を買わせる目的以外では、
お店側から「これがイイですよ」なんて言葉は、あんま聞けなくなっていた。
だもんで、このお店にはちょーびっくり。
倉庫秘蔵ワインのウンチクもしっかりしてるし、何より自分で飲んで勧めているのがエライよね。
さらに、お店の親切は留まる所を知らない。
じいちゃんが、お子様に・・・って、アイスを持ってくる・・・。
ウチの奥さんには、「なんにもないから・・・」とかいって、
なぜか? タオルとティッシュをくれた。
さらにさらに、地元産の柿を、抱えきれない程いーっぱいくれた。
皮が簡単に剥けて、シャリシャリとリンゴみたいに食べれて、すんげー美味い柿。
なんなの?この店?
よく、芸能人とかがTV取材で店に来ると、これもこれも・・・ってくれる店はあるが、
我が家は、一般人でしかも一見の客なのに、なぜこれほどまでに親切なのだろうか?
さらに、小さい酒屋なら、プレミア価格や抱き合わせで売ってることも珍しくない越乃寒梅の大吟醸までも、
買わせて頂いてしまった・・・。
その上で、ココまでの親切・・・、ありえねー。
呆れるほどのスーパー親切SHOPで、いやはやスゴかった。
オレ的な妄想なんだけど、それほど人が来ない・・・なんて言ったら失礼なんだけど、
実際にそれほど人が来てないお店に、わざわざ我が家は行く。
しかも、色んな話をしていく・・・そんなお客は、稀なんだろうね。
だからこそ・・・の親切もあるんだと思う。

ルアーフィッシングブームのバブル期に多かったのが、お店に入るなり「メガバス無いよ」っての。
オレは別に、そんなのが目的じゃなかったから、「いや・・・古い釣具が見たいだけだから・・・」と、
そっから話が盛り上がると、「メガバスあるけどいる?」みたいな事が多々あった。
メガバスに限らず、ヤフーオークションがメジャーになると、古い釣具でさえ、プレミアがついてる・・・と、
隠すお店も増えてきたね。
それでも、やっぱし「会話」して、お互いが楽しくなると、こんなのあるよ・・・と
出してくれるお店は多い。
やっぱし、コミュニケーションは大事。
それも、ただ上っ面で話すんじゃなく、お互い楽しくなる程の濃い話まですることだね。
そうなると、秘蔵の釣具を出してくれたりする。
でも、それをガツガツ欲しがるんじゃなくて、見せて頂く・・・という気持ちでいることも大事。
オレは、ビンボーなこともあるんで、なんでもかんでもむやみに買いたいワケじゃない。
イイものには、触れられるだけでも満足だし、そのイイものについて、
そのじいちゃん&ばあちゃんから聞ける話が、一番の財産だと思ってる。
だからこそ、えぐり旅が続く。
単に「モノ」が欲しいのなら、パソコンでクリックしてる方が賢明だよ。
オレは、そういう「モノ」には興味無い。
人生を楽しくすることが、最優先だからこその「えぐり旅」
家族みんなで行くからこその「えぐり旅」なのさ。

14.蜂蜂パニック!
2012年6月20日、前日の夜中に季節外れの6月台風が通過していった。
そのおかげで、ベランダのモノが飛び散り放題!
けっこう高い金払って買った「虫コナーズ」とか、色々と飛んでった。
そんなベランダを、ウチの奥さんが掃除していたら、な・な・なんと!
ハチの巣発見!!!
でも、オレは仕事中なんで不在・・・。
どうしよう・・・たって、どうすることも出来ない。
ということで、オレにメールがキタ。
「とってもヤバそうな蜂の巣が、ベランダに出来てるんですけどぉ・・・」
マジでかー!!!
そりゃあ、倒すさ。
あとは、オレに任しとけー!
と返信したら、
倒すアイテムはどうすんだ?と、またメールが、
そんなん、網とキンチョールあるから、なんとかなんだろ!
とにかく、オレ的には楽しみ。
蜂と対決すんのは、これがお初だからね。
やっぱ、色々体験したいじゃん。
負ける事は無いだろうけど、ヘタこいて刺されても、それはそれで面白い。
ということで、メールを貰ったランチ前から、もう仕事なんてどうでもいいや!状態。
チャッチャと切り上げて、日没前の18:20に緊急帰宅。
早速ベランダに行ってみると、
↓けっこうな巣が構築されとる!!!

マジか!
ちょっと死角な位置に巣を作ってたとはいえ、こんな大きさになるまで気付かないとは・・・。
今回、台風で色々と飛ばされたから、この巣も発見出来たけど、それが無かったら、もっと巨大化してたね。
それよりも、この巣は台風で吹き飛ばされないのか・・・。
あんな一ヵ所止めの構造なのに、よっぽど頑丈に出来てるみたいだね。
さて、そんじゃあ、夢の対決と洒落こんでみまひょ。
まずは、網を構えると、蜂は既に臨戦態勢・・・。
蜂は2匹。
画像を見てもらえば分かると思うけど、下のヤツは、撮影し始めた時から、すでにスイッチ入ってた。
でも、網をバサリと、その網の上からキンチョール・・・じゃ、ダメだと判断してたウチの奥さんが、
蜂退治専用の殺虫スプレー(1200円)を調達してきてた。
この殺虫スプレーが、スゴイ!!!
超ジェット噴射で、一網打尽!
あっけなく、蜂退治完了してしまった。
↓蜂は、こんなん。

ちょっと分かり辛いかもしれないけど、ケツから針出てる。
蜂に詳しくないから、細かいことまでワカランのだけど、アシナガバチの一種だと思う。
↓巣には、蜂の子ギッシリ!

長野の方では、蜂をふつーに食べるらしいけど、こんな殺虫剤まみれのモノは食えんと思う。
なんか、意外とあっけなくな感じでお終いです。
もうちょい話を広げられるかと思いきや、1200円もした殺虫スプレーが抜群過ぎだったね。
でも、蜂の殺虫スプレーってのは、東京の薬局では、なかなか売って無い代物らしく、
ウチの奥さんは、何軒もはしごして、ようやく見っけてきてくれた。
そもそも、ふつーは自分で退治しないで、業者とか役所なんかに頼んじゃうみたい。
まあ、安全面を考えればそれが正しいのだけど、オレは生きてる内に自分の出来る事はなんでもしたい主義なんでね。
また、機会があったら、対決してみたいと思う。

13.スペインからの手紙
「最近のオレ」のコーナーで、ネタとして紹介していたんで、知ってる人もいるかとは思うが、
当時のメールのやり取りがあまりにも面白かったんで、
せっかくだから、全文を原文のまま紹介してみたいと思う。

まず、最初に届いたのは、
「Hello, Greetings from Spain.
I would ask if he sells the toy TENTE テンテ or if you can tell me where I can I buy it. Thank you very much」
という英語の文章。

着いていた日付は、2011.3.25
あの大震災から、2週間後のことだったんだね。
普段オレは、妖しいメールを基本的には開かない。
ヤフオクを長年しているし、アドレスをHP上に公開しているおかげで、
毎日100通位のメールが届き、その内80%は迷惑メールと勧誘や広告メール。
まあ、ほとんどが必要としてないメールなんで、ほとんど開かずにゴミ箱行き。
でも、このメールは、オレのHPのTOPページから送られて来たことが分かったんで、開いてみた。
すると、この英語。
オレは、英語なんて知らん。
おそらく、生涯日本から出ることは無いだろうと思っているんで、英語を覚えたいとも思ってない。
だもんで、このメールは放置状態だった・・・。

そんな時、知恵袋というサイトを利用して、入試試験をカンニングした・・・なんてNEWSが巷で話題に、
なるほど、そんな便利なサイトがあるんなら、この英語も訳せちゃうんじゃないのか?
ということで、早速チャレンジ!
するとだ、1時間もしないうちに回答がキタ!

「ちわっす。スペインからだヨ。
あの、君の友達さ、あのTENTEを売ってくれないかな〜。(欲しいんだよね〜)
それか、どこで買えるか教えてくれる?
たのんだよ!」

これが、訳文らしい。
う〜ん、さすがカンニングに使われる知恵袋、素晴らしいほど回答が早い。
ココでスペイン人が言ってるテンテとは、おそらくこのHPのえぐったおもちゃコーナーの
その他色々1Pの8品目にあるテンテのこと。

さて、どうしたもんかと。
訳して無ければ、そんなん知るかー!でお終い。
いちいち得体の知れないスペイン人に付き合ってられるか!と言いたい。
でも、知っちゃったからね。
わざわざ知恵袋で訳してもらってまで、スペイン人の戯言の内容を知っちゃったわけだ。
知っちゃったからなー。
そうしたらば、オレの性格上「なんとかしてやるか」と。
まあ、そうなっちまった。
でも、その前に、肝心の「テンテ」
ビックリ箱と化してるオレの部屋を、一生懸命探してみたが、行方不明・・・。
見つかれば、面白そうだからスペイン人に、
「テンテ送ってやるから、住所連絡よこせやー!」と、
おもいっきし日本語で返信してみたいと思っていただけに、
すんごく残念だった・・・。

そう思って数日が経過・・・、
たまたま被災した仲間に送る物資(釣具)を、色々とまとめていたら、
たまたま捜索の時に開けたクリアケースの中に、
なぜか?テンテが・・・!マジ?
なぜに?こんなケースの中に?
う〜ん、謎がいっぱいだが、偶然なのか?必然なのか?
あの「テンテ」がみつかってしまった。
しかも、この日は4月8日
なんと、オレの誕生日だった・・・。
なんとも不思議な誕生日プレゼントだ・・・。

さて、そんじゃあ仕方ない、スペイン人に早速連絡だ。
思い返してみると、向こうはスペイン人なのに、わざわざ英語でメールを送って来た。
英語ならば、より異文化コミュニケーションがやりやすいとでも判断したのだろう。
だったら、オレも!
なんて、甘やかしたりはしません!
面倒くっさいんで、日本語でバリバリに送ってやった。

「英語まったくわからんぞ!
テンテが欲しいなら送ってやるよ。
でも、箱はボロボロだぞ。
日本語分からんと思うが、頑張って訳してちょ」

と、そうしたら、翌朝返信が来てた。

「Hola, ?puedes usar el traductor de Google?
こんにちは Google翻訳を使用することができます。」

だから、どないしたっちゅーねん! オレが翻訳なんかするかー!
オマエがしろ!
オマエがテンテ欲しいんだろーが!
あんまナメんなよ!
ということで、

「翻訳出来るんなら、そっちで日本語を翻訳してちょ、
テンテが欲しいなら、無料でプレゼントしてやるから、
住所を連絡くれれば、即発送するぞ!」

こんな返事を、バリバリ日本語でやっといた。
う〜ん、今考えても、不親切な文章だけど、だからこそオモロかったかね?
すると翌日、スペイン人からこんな返信がきた。

「こんにちは、あなたの提供のおかげで私はお返しにあなたを与える必要があります」

アホかー!
お返しに「あなたを」なんているかー!
いいから、住所送ってこい!
そうすりゃ、テンテ送ってやるんだから。
なにしてんだよスペイン人。
でも、よく頑張って日本語で返信してきた。
それは、褒めてやろう。
とにかく、もう面倒くせーんだから、住所送ってこい!っての。
なんなんだよスペイン人!
テンテなんてタダでやるよ。
滅多に無い機会だから、送料もオレが払ってやるよ。
だから、住所送ってこいっての、まったくよう、頼むぜホントに。

しかし、世界中に誤報で「日本は放射能満載」だと広まってた状態なのに、
よく日本とやりとりするもんだ。
スペイン人も、それなりの覚悟と勇気を持って「欲しい!」と言ってるんだから、
だったら、タダで送ってやるぜ!
ということで、

「お返しなんていらないぞ。
オレは、みんなを笑顔にするために存在してるから、テンテ送って笑顔になってくれりゃあ、それでいいんだよ。
国際郵便で送るから、住所頼むぜ!」

と返信しといた。
すると、すぐに返信がキタ

「贈り物の Hiのおかげで 私のアドレスはMarco Antonio Bazan Moreno
〜一応、個人情報なんで中略〜
スペイン」

贈り物のHiのおかげ・・・って、なんなん?
その辺はよくワカランけど、なにはともあれ、ようやく住所が分かった。
せっかくなんで、テンテだけじゃなく、我が家に転がってる日本らしいモノを、
いっぱい同封して送ってやる事にした。

んで、発送完了後に、

「昨日発送したから、9日で着くらしいぞ。
オレの独特の日本語を訳すのは大変だったと思うが、よく頑張った、感動した。
色々と楽しかったよ。
また、いつか、どこかで会おう!
アディオス・アミーゴ
えぐり師チャーリー(Charlie the Dig)」

とメールを送っといた。
すると、すぐに

「どうもありがとうございますフレンド
私はそれがすぐに到着すると思います。どこであなたのはとバスを見つけることを知っていますか?」


知るかー!!!
オマエ、1個貰えたからって、調子コクなよ!
でも、まあ、せっかくだから
「知らんけど、見っけたらまた送ってやるよ」
と返信しといた。
それから数日後の4月20日、ついにラストメールがキタ。
「こんにちは友人
パッケージには、今日到着あなたは非常に贈り物をありがとうございました[仏,航空機,テンテ...]」
う〜ん、最後の最後まで、シビレるほど意味不明だ。
たぶん、仏は鎌倉の大仏、航空機は零戦、オレが送ったモノから妄想すると、たぶんそうなる。
文章はおかしいかもしれないけど、感謝してる気持ちが伝わるから、オレとしてはコレ以上嬉しい事は無いね。
到着まで9日位ということだったし、今回の震災で日本の放射能に対する過剰反応で、
もしかしたら、放射能検査とかを実施されない限り、スペイン人には届かないのでは?
なんて、ちょっと心配もしてたから、無事に到着したとの報告は、すんげー嬉しい。
更に、スペイン人は、今回の震災を気遣ってか、
自分で折った、すんげー小さい折鶴の画像までも送って来てくれた。

こんなに小さいサイズを折るのは、こ慣れた日本人なら可能だけど、
スペイン人が折るとなると、相当な苦労だったと思う。
こういう事をしてくれただけで、オレも送った甲斐がすんげーあるなーと。
むしろ、送ってあげて良かったと思えるヤツだった事が、すんげー嬉しく誇りに思う。
今回は、ホントに不思議な異文化コミュニケーションだった。
こんなことがあるんだったら、このHPも無駄ではなかったんだなー、なんて思う。
オレには、何かをする力なんてのは無いと思うが、
それでも、何かが出来ればいいなーと、これからも頑張っていきたいと思う。

12.続・続・恐怖の餃子屋
何かと、話題を提供してくれ続けているマイケル。
本人も、まさか、こんなHPで取り上げられているとは・・・、知らないだろうなー。
そんなマイケルの餃子屋が、ついに!
ついにぃぃぃぃぃ!!!
閉店・・・?
ここ数日、やってなかった・・・。
でもって、詳しく偵察に行ってみると、近々リニューアルしますみたいな張り紙が!
今度は、ラーメンもやっちゃいますみたいな。
そんな張り紙。
う〜ん、やっぱり餃子だけじゃダメだったかー。
頑張って日替わりランチみたいなこともやってたが、
炒飯やマーボー丼はまだしも、ブリ大根とか!
かなり迷走したメニューも登場してたからなー。
もはや限界でしょ。
そんなワケでのリニューアル、自然と期待は膨らむ!
もちろん味じゃなく、きっと、イイネタ満載のはず!
まず、リニューアル当日、チラシをGET!
読んでみると、本日AM11:00リニューアルOPEN
餃子ダイニング改め「早番ラーメン」
おおぅ、餃子を全面に出すのをやめてしまったのかぁー。
でも、お店の看板変わってねぇじゃん。
餃子ダイニングのまんまじゃん。
まあ、こういうの作り直すのには、金かかるからね。
マイケルらしいはしょり方だよ。
でもその分は、中身で勝負!
2日間11:00〜14:00限定で、なんとラーメンは全て半額!
オマケに餃子も無料!
おお、マイケル頑張ったー!
ん、でも、まてよ、ラーメン半額って、元値は?
メインの味は2種。
王道の豚骨、そして不気味なコムタン・・・。
コムタンって・・・、何?
なんか、韓国系の牛テールスープらしい・・・、う〜ん不気味。
そんなコムタンラーメン、なんと!通常800円!高っ!!!
豚骨は600円。
でも、ネギチャーシュー豚骨だと950円、コムタンのネギチャーシューだと1200円って、オイっ!!!
高過ぎるだろ−。
今時の不景気には、ワンコインで昼飯喰ってるサラリーマンが多いっていうのに、1200円だとぉ。
誰が喰うんじゃい!
もはや、この値段設定で、早々に潰れそうな予感が漂う・・・。
でも、まあ、今なら半額600円で喰えるから、夜にでも行ってみようかと思ったら、
ランチ限定半額・・・、ん、いや違う・・・、営業時間がAM6:00〜14:00まで・・・
14:00までぇぇぇ!!!
ラーメン屋なのにぃぃぃ???
しかも開店はAM6:00って???
誰がそんな朝早くに喰う???ラーメンを???
確かに、夜勤明けの人とか、余りにも少なすぎる需要が見込めるのかも知れんが、
夜中の需要に比べたら、雲泥の差でしょ。
ふつー、ラーメン屋の主な需要って、昼飯時と夜飯時じゃないの?
後は、飲んだ後の客狙いじゃない?
それを朝一〜昼時って???バカ?
確かに、マイケルが店を構えている環八は、ラーメン激戦区とも言える。
マイケルのお店の半径1km以内だけでも、20軒位のラーメン屋や中華料理屋がある。
すんげー美味い店から、ふつーの店、ダメな店まで様々ある。
そういうお店達とは、ある意味一線を画す営業時間ではある。
でも、そんな時間に営業しても儲からないから営業していないと考えるのがふつー。
なのに、そんな時間にあえて営業するマイケル。
朝6:00からやってるからこその「早番ラーメン」なのかぁぁぁ!!!
午後は、本業のタクシードライバーで生計をたてるのだろうか?
まあ、なにはともあれ、味をみなくては・・・。
でも、朝6:00からラーメンを喰う元気は、毎夜AM2:00過ぎまで起きているオレには無い!
昼には、仕事で会社に100%居ないので、喰うことは不可能。
休日にわざわざ行ってやるほどの気持ちも無い!
そんなワケで、我が社から刺客を送り込んだ。
とりあえず、行ってくれたのは「ミスターF−3」
けっこうラーメン通で、評価はキツ目の男だ。
食べたのはコムタン。
半額が終了した翌日に来店。
他に客は、3名。
リニューアル3日目の昼時にしては、間違いなく少ない。
入り口には、相変わらずの無駄な人件費放出のアルバイトを募集中。
肝心のマイケルは、なんと!不在・・・、どうした?
店員は2名。
かつての、餃子屋では見たことない人間。
ラーメン用に雇ったのか?それとも、こいつらに騙されてのリニューアルなのか?
やってきたコムタンラーメンは、まあ、喰える味らしい。
中細の麺で、ちゃんとしたとまでは言えないまでも、コムタン風にはなっている。
でも、こんなんで800円は高い!
他にサイドメニューは、前々からの餃子250円(マイケルいわく浜松餃子)
意味不明のそぼろご飯350円。
あとはわからんが、ライスくらいはあるんじゃないかと・・・。
まだリニューアル3日目、いや今日で4日目か?
まだまだ、詳細に不明な点は多いんで、今後色々刺客を送り込んで調査してみたいと思う。
でも、間違いなく、ダメだろー。
マイケル借金抱えて逃げちゃうんじゃないかと・・・、がんばれー。

11.続・恐怖の餃子屋〜マイケルその後〜
意外と、このHP読んでくれているコアな人々の注目の的が「マイケル」
まあ、ホントに何やってんの?というネタが豊富。
そっこーで潰れるという大方の予想に反して、開店して1年以上が経過した現在
まだ、お店は健在。
頑張ってるよ、マイケル。
しかーし、相変わらずの閑古鳥。
そんな状況を打破すべく登場したのが、「ランチメニュー」
おお、マイケル頑張ってるぅ。
が、しかし、餃子にマーボー丼で800円。
ランチにしては高過ぎる!
当然、人気ナシ。
そこで、次に登場したのが、餃子にチャーハン。
オンリー餃子ライスから、このふたつのメニューが増えただけでも、
マイケルの頑張りというよりは、かなりの経営状態の苦しさがうかがえる。
そんな中、いつもの喫茶店でマイケルがこぼしていたのが、パート従業員への給料。
なんと!あんな暇そうな店に、パート10人オーバー。
アホか? マイケル、経営能力なさ過ぎ!
しかも、いまだにパート募集中って、おい!どゆこと?
ホントにマイケル理解不能。
パート従業員は、もうちょっと減らしたほうがいいぞー。
しかし、このパート従業員の存在は大きいようで、店内の内装が細かく変化し続けている。
こないだ行った時には、4人掛けのテーブルの半分のスペースが、お花や飾り系のプチインテリアに占拠。
もちろん、4人掛けの2人分のスペースが、そんなのに占拠されてるもんだから、
2人分のイスも、いまや単なるものおきに変貌・・・。
いくらお客が入らないからって、そんなことでどうする?
しかも、店内に3つある4人掛けテーブルの内、2つがそんな状態。
残りも、数日後には変貌しているんじゃないかと・・・。
置いてあるインテリアは、明らかにマイケルの好みとは思えないので、
この辺は、暇に任せてパート従業員のやりたい放題なのかと・・・。
そういえば、この間飲み屋に行った時、飲み屋の前に
誰も乗っていないタクシーが、エンジンをかけた状態で停車。
しかもそのタクシー、車内で何かあった時の非常灯を点灯したままだったんで、
警察がやってきて、そりゃあもう大騒ぎ!
明らかに事件!
タクシー強盗でもあって、運転手も連れ去られたのか?
ってことで、警察も目撃者探し、俺等も酒を片手に野次馬状態。
そんな現場に、トコトコ現れたのは、そうあの「マイケル」
何やってんの?って思ってたら、マイケルがおもむろにそのタクシーに乗り込んだ!
なんで?
もちろん、警察も、「オマエ、何やってんだ」状態。
でも、マイケル、「だって、これ、オレが乗ってきた車だもん」みたいな。
何事?
マイケル餃子屋じゃん、タクシー乗ってきたって・・・、しかも非常灯点けて?
その辺を、おまわりが突っ込むと、非常灯は、マイケルが車降りる時についうっかり・・・ってこと。
で、タクシーはどうしたのかってえと、なんとマイケルの本業!!! いや副業? どっち?
どっちでもいいが、マイケルはタクシー運転手も兼業でやってる!
おいおい、70オーバーだろ? マイケルやるなぁ。
んで結局、タクシー運転中にお店が気になって、
餃子屋の裏にあった飲み屋の前の公園の横に路駐したってこと。
ただ、降りる時に、非常灯を点けてお店に行っちゃったもんだから、そのタクシーだけを後で見たヤツが、
こりゃあ事件だ!ってことで、警察へ通報。
警察も、運転手不在だし、タクシー会社に連絡しても運転手とは音信普通だし・・・、大変だー。
そんなお騒がせマイケル。
後で、タクシー会社にどう言い訳をしようか悩んだのか、タクシーに乗り込んでも、
しばし呆然。
オレ達も呆然。
マイケル、ネタ提供しすぎだぞー。

10.倒産
「父さん、倒産しちゃったー」
こんなショボイダジャレを、オレが息子に言ったのが、2002年。
そうあの、日韓ワールドカップに世間が賑わって、それが終わって落ち着いた秋。
ちょうどそんな時、前ロドリS編集長に、えぐり旅の復活連載をもちかけられて、
やろうと決まった取材日の前日、オレの勤めてた会社の社長(オヤジ)に、
突如、会社の倒産話をもちかけられた・・・。
ヤバイ感じなのは、うすうす感じちゃいたが、リアル話になると、
「マジ?」みたいな、「いきなり?」みたいな・・・、
オヤジからは、「とにかく、明日仲のいい同業者と話しようかと・・・」って、その日オレ取材だっつうの!
まあ、そんなワケで、倒産話を無視して取材へ行ったが、当日オレの頭は超びみょーな感じだった。
んで、結局は倒産。
でも、倒産にも色々ある。
限界まで、周りに迷惑をかけ、騙し続けて、逃げちゃうのもいれば、
もう一二ヶ月頑張れるが、これ以上キズを広げる前にもうダメだと見切る場合もある。
ウチは、後のケースだったため、助けてくれる人がいて、オレが背負った借金数百万円もなんとかなったし、
オヤジも、倒産・自己破産しただけで、あとはOK。
債権者会議には誰も来ないし、結局破産処理する弁護士が数百万持っていっても、
4割以上は返せたらしいから、倒産した会社にしてはよくやれたほうなのかな?
迷惑かけた方々には、オヤジがお詫び行脚し、
オヤジの人柄なのか、そういったことでほぼ万事解決できた。
もちろん、オレもそれなりに色々とやった。
だもんで、オレは、現在もそれなりの待遇でいい会社?にいられるし、
まあ、一言でいえば、人生意外となんとかなるもんだ、とか思う。
そういった経験から、オレ的な視点で今の釣り業界をみると、まあ、大変ですな。
ザウルスの倒産は、衝撃的だったが、その後の方が、オレ的には衝撃。
ウワサ話からだが、倒産のさせ方はワンマンな感が否めない・・・。
それなのに、その張本人が今この業界に居ることは、摩訶不思議。
まあ、迷惑かけた方々にきちんとお詫びをしたとか、金はきちんと返したとか、
そういったことなら理解できるが、どうなんだろうね?
まあ、所詮他人事なんで、どうでもいいが。
オレとしては、二度とそんなメーカーのタックルを買いたいとは思えない。
ZEALの倒産も、まあ、びっくり。
でも、ある種の納得もいく。
いくらなんでも、あの価格はありえないほど高い。
ルアーに限らず、全ての製品が高い。
品質が良いという理由では、とてもカバー出来ないだろ。
実際、そんなに品質が良いと感じられるモノもなかったし、
明らかに、ズイーラーから限界まで搾り取ってやるみたいな感が強烈だった。
昔は、少数精鋭でいいルアーを、手作りで一生懸命作っていたってのが、ルアーからも伝わってきたが、
バブル需要への大量生産になった瞬間に、そのクオリティは・・・、だった。
一時期は、国内工場を何箇所も立ち上げた、なんて自慢話を聞いたこともあったが、
ホントに泡と化したね。
あのバブル期に、巧く立ち回って稼いだ人もいるのかも知れんが、
バブルが続くと勘違いして増量しまくると、当然ひずみが生まれてしまう。
そういう意味では、他社は頑張っているなーと思う。
ダイワやシマノみたいな大手は、そういう立ち回りが巧いよね。
シマノなんて、あんだけ当たったトリプルインパクトを、そっこーで見切ったのにはさすがと思えた。
やっぱり、いい時期ってのは、どんなヤツが社長やってても巧くいくけど、
ヤバイ時ほど、社長の器量ってのは問われるもんだね。
単に金を儲けたいってことだけが伝わってくる、鴨の形に切り抜いて色塗ったモノを、
あんな馬鹿げた金額で売ったり、
展示会じゃ、みんなが楽しんで使えるように安価で売りますって言ってた「アライくんリール」が、
市場に出たら3万円って、どこが安価?
倒産して、一ヶ月でじぱんぐが引き継ぎます・・・って、計画倒産を疑われても仕方ないようにも感じる。
まあ、なにはともあれ、残念なことだが、
これが、どんどん業界内で流行らなけりゃあいいなーって思う。
もう二度と、あんなバブルは来ないが、みんなで頑張ってルアー釣り盛り上げヨーゼー。
かんばれー!かしわぎー!

9.カビキラー
オレんちは、魚を大量に飼っているせいか、カビがすんごい。
特に、黒カビが各地に繁殖しとる!
そのカビを倒す「カビキラー」、威力絶大です!
これは、ホントびっくりする位、簡単に落ちる。
が、しかし、刺激がつおい。
普段、魚部屋で、ちょいとシュッシュする位なら、なんとかOKなんだが、
こないだ、風呂場でやったときにゃあ、大変だった・・・。
我が家の風呂場は、超湿気!
住んで、ひと月もしないうちに、黒カビ大繁殖!
最初こそ、マメに掃除したが、あまりの繁殖スピードの早さに負けた・・・。
一年以上放置した結果、白いはずの天井が真っ黒・・・。
壁も、徐々に黒色化が始まり、今や上部1/3位が黒い。
さすがのオレも、これにゃあ黙っちゃいられねぇ!
カビキラー3本用意して、いざ勝負!
ゴーグル装備! マスクも装着! いざゆかん!
まず、1本シュシュシュっとやりまくる!
特に、黒色化が完璧に完了した天井から攻めてみる。
するとだ、当然のことだが、天井に吹き付けたヤツがタレ落ちてくる。
まあ、その辺は想定内、そのためのゴーグル&マスク問題ない・・・、
はずだった!
100円均一で買ったゴーグルは、通気用の穴がサイドに開いていた!
その穴に、天井から落ちてきたカビキラー入る入る。
オマケに、マスクは布製・・・、だもんで、タレてきたカビキラーの直撃を受けると、
もう、そのマスクは、カビキラーのかほり・・・。
ここからが、「カビキラーの脅威」の始まりだった。
まず、鼻水ぼったんぼったん、タレまくり!
続いて、目がジョワジョワしてきて、涙が・・・。
そして、咳きが出始めたと思ったら、止まらない・・・。
吐きそうになる程、咳連発。
徐々に、呼吸困難に陥り、意識が飛びそうになる・・・。
かなりヤバイ!
でも、気合でカビキラー1本をすべて撒き、機能しなくなった、ゴーグル&マスクは捨てた。
この時点で、天井の半分くらいは、撒けたのかな?
そんなことすら、確認をすることが出来ないほどの呼吸困難。
一旦、退避して、呼吸を整える。
正直言って、この時点でやめたい程、体はボロボロにやられた。
目のジョワジョワ、鼻水、咳、呼吸困難・・・、30分休憩しても回復せず・・・。
悩んだが、たぶん、これ以上症状は悪化出来ないだろうという、ワケのわからん判断によって、
とりあえず、もう1本を撒きにいってみる。
もはや、ゴーグルとマスクは諦め、自力で極力呼吸をしないという作戦。
が、しかし、一歩風呂場に踏み込むと、すでにはなたれ小僧、目もジョワジョワし始める・・・。
気合で、撒き始めると、咳が止まらず・・・。
やがて、意識も飛び始める・・・。
それでも、頑張り続けたら、ホントに意識がおかしなことになっていく・・・。
マジで、走馬灯が・・・、三途の川・・・?いやいや裏の川・・・?
そんな状態に陥りながらも、3本全部撒いた・・・。
終わった時には、ほぼ灰人・・・。
換気のいい部屋で休んでも、その日は一日中回復せず・・・。
最も、困るのは、呼吸。
鼻は鼻水でふさがって、口は咳が止まらない!
まともに呼吸が出来ないと、頭が真っ白の灰人になる・・・。
おまけに、涙も止まらない、咳のし過ぎであっちこっちの筋肉が痛い・・・。
とにもかくにも、マジでヤバイ!
普通の健康体だった体が、3本のカビキラーを撒いただけで重病人に陥ってる・・・。
ちょっと良くなっても、家や体に染み付いた「カビキラー」のかほりで、再びやられる。
なんちゅうのかな? 消毒プールによくある「塩素」のかほりなんだけど、
あれが、強烈になったヤツっていう感じかな。
あれが、手に染み込むと、マジで最悪。
食べ物が、みんな塩素臭くなる!
箸で持っても、口に運んでくる手の臭いで、食い物すべて塩素!
そのたんび、咳き込んで・・・、目が・・・、鼻が・・・、
マジで、最悪です。
ホントに、このカビキラーって、一歩間違えば兵器?
それほどに、強力だね。
今までに、死者とかだしてないの?
これが、原因で病気になったりしないの?
これ、絶対人体に超害があるとしか思えないんですけどぉ。
「混ぜるな危険」ってパッケージにゃ書いてあるんだけど、混ぜなくても危険です!
その後、家からカビキラーのにおいが消え去るのに2日はかかったね。
手に染み込んだヤツは、3日位かな?
体調が、完全に回復するには、5日位かかったよ。
おかげさんで、強制的に禁酒したね。
でも、痩せなかったな〜、なんでじゃ。
こんな、思いをしたってのに、カビキラーを3本もばら撒いたってのに、
それでも、落ちてない黒カビが、風呂場にはまだまだあった・・・。
まあ、意識朦朧としながら撒いたんで、完璧じゃあないとは思っていたが・・・。
なので、また、いつかやらなきゃならんのかなー、やだなぁ、一年後かな?
でも、真っ黒じゃなくなったおかげで、風呂場が明るくなった!
黒カビのせいで、風呂場が暗くなっていたなんて・・・、いやはや恐るべしですな。

8.恐怖の餃子屋!
オレの本業の勤め先の近所に、餃子専門店がOPENした!
餃子専門店といえば、宇都宮が有名なのかな。
それ以外でも、多種の餃子を扱ってる店や、マジで美味い餃子だけで勝負してる店など、色々とある。
近所に、そんな餃子専門店が出来るなんてぇ!!!
って、びっくらこいたんだが、この店は、それ以上に驚きの連発だった・・・。
まず、店が出来た場所は、近所じゃいわくつきの「潰れる場所」。
過去、様々な店がOPENしたものの、半年〜2年位の周期で、店が消える・・・。
特に、食い物系は持たない・・・、ってのが、近所じゃ通説。
そんな場所に、店を出そうとしたオヤジは、なんと! すでに70オーバー。
おとなしく、余命を楽しめよ!
なんて、言葉が頭をよぎるが、一千万円位借金してのスタートだったらしいので、
よく頑張ったと誉めるべきか、誰がそんな大金貸したんだ?
余計なことを・・・、とか思う。
そんな店のオヤジのアダ名が、なんと!「マイケル」。
特別、美少年が好きとか、黒から白く変化したとか、ネバーランドを所有してたとか、
ムーンウォークが得意とか、外国人の血が混じってるとか、
そういうことは、一切無く、70オーバーのジジィなのに「マイケル」
なんなんでしょうか? このジジイは。
まあ、オレも「チャーリー」なんてアダ名だから、オレがジジイになったらそうなるのか?
とか、思うと、まあ「マイケル」もアリなのかな。
そんなマイケルが、目指す餃子屋は、オープンな雰囲気の餃子屋。
カウンターあり、無臭で女性客にもバッチリ、
簡単に言うとだ、ドトールコーヒーみたいな店で、売ってるのが餃子という、
聞いただけで、流行るわけねえだろ! という店。
でも、そんなコンセプトで立ち上げようとする位だから、よっぽど味に自信があるのか?
マイケルは、過去にラーメン屋を経営していたらしいから、
その時、「餃子の美味い店」で大繁盛したのか?
って妄想したが・・・、過去の店は潰れたらしい・・・、大丈夫かマイケル?
そんなマイケルの餃子屋が、OPEN直前に仲間を呼んで試食会をひらいた。
近所の喫茶店のママを筆頭に、心配した人々が参加。
我が社の専務にもオファーが来たのだが、ココは危険を察知してスルー。
事件は、その試食会で起こった!!!
み〜んな食中毒・・・、って、それはさすがに無かった。
だが、その味は、かなりびみょー。
ぶっちゃけて、たぶんマズかったんだと思う。
喫茶店のママが、「飲食店ってのは、最初が肝心だから、失敗しないために
最初は、業務用の具を使って作りなさい!」
って、説得開始。
もちろん、70オーバーの頑固ジジイ「マイケル」
そんな警告を無視し続けた・・・。
だがしかし、OPEN前日に、結局この警告に従った。
その理由は、OPEN準備に忙しいからとか、まあ色々とあったみたいだが、
おそらく、本人にも気付く「なにか」があったのだろう。
そして、無事OPEN!
なんと、OPEN初日には、大混雑!
餃子専門店なんてものが、近所になかったのが功を奏したのか、
周囲の不安を一蹴する盛況ぶり・・・、ん、なんか違う・・・。
我が社の「鉄の兄い」&「沼亀」コンビが行ってみると、なんと客がまったく回転せず!
それもそのはず、1人前餃子12個を、1個のフライパンで焼く・・・。
コンロは2個だから、一度に作れるのは2人前、
その2人前を、10〜15分かけて作るから、客が10人いたら、
10人目が喰えるのは、1時間後位になっちまう・・・。
そんな回転の悪さのおかげで、喰わずに帰る客続出!
並んでる客からは、ダメ出し連発。
我が社のアイドル「ほう子」が、お持ち帰り希望で行ったら、
「入れ物が無いから入れ物持ってきたら、お持ち帰りも受け付けるよ」
とマイケル、そこで、お皿持参で再び行ってみると、
マイケル、「マジで来たの?」状態・・・、なんてヤツだ!
そんな餃子屋のメニューは、焼き餃子のみ。
他には、この焼き餃子にライスにキムチ、スープを付けた「餃子定食」だけ。
まず、「鉄の兄い」&「沼亀」コンビが喰いに行った、開店大混雑当時は、
餃子焼けてんの? 状態。
皮に、白い粉が残り、餃子を運んでるパートのおばちゃんですら、マイケルに
「これ焼けてます?」 って、聞き返してる状態・・・、ヤバさ爆発!
でも、とりあえず、喰えない味じゃない、ってことなんで、
オレも、数日後の店が空いた頃に行ってみた。
開店当時の混雑は、どこへやら?
もはや、誰もいない店内・・・。
リピーターなんて、きっと来ていないと思われる・・・。
相変わらず、メニューは焼き餃子か餃子定食のいずれか。
事情を知らずに店に入ったならば、よっぽど「焼き餃子」に自信のある店なのか?
と錯覚するであろう。
そんな餃子定食を頼んでみる・・・↓

一見、普通な感じ。
ライスが皿盛りってとこに、マイケルのこだわりを感じるが、
餃子定食には、茶碗だろ!
箸で、ライス皿盛りって・・・、さらに、キムチ貧弱!
みじん切りですかぁ? とか言いたくなる。
まず、スープを一口・・・、!!!
妖しい・・・、明らかに、妖しい味がする!
危険なかほり・・・、っていうか、なんなんでしょうか? この味。
おそらく、マイケルのことだから、既製品を使ってるはず。
でも、明らかに、マイケルの一工夫が行われている!
そして、その一工夫によって、今まで味わったことの無い、
危険かつ、不思議な味がする・・・。
これは、たぶん、ぶっちゃけて、マズイ・・・。
気を取り直して、メインの餃子。
一噛みすると、イキナリ、ちょっとした刺激臭?
なんだろ? なんか、消毒液っぽいかほり・・・?
餃子作る装置を導入してるから、その装置の機械的なかほり?
なんか、そんな味がちょっとする・・・。
でもさすがに、業務用の具に市販品の皮!
まぁ、食べれる・・・。
特に、マズイってほどじゃないけど、美味いワケでもない・・・。
なんだろ、不思議系?
でも、餃子を売りにしてる店の味じゃあないことは、間違いない!
そもそも、業務用の具に、市販品の皮で、
餃子作る装置までも導入してるから、マイケル焼くだけじゃん!
あと、何やってんの? マイケルぅ〜。
餃子のみ! なんだからさぁ、もっと、頑張ろうぜ〜。
美味しい具の開発は必須だけどさ、出来れば皮も手作り。
具の種類を増やして、しそ餃子とか、にんにく餃子やキムチ餃子みたいな
バリエーションを増やしてもいいしさ。
せめて、水餃子くらいはやろうよ〜。
揚げ餃子とかも、出来たらイイと思うぞ。
珍メニューで「フライ餃子」ってのを、宇都宮で喰ったけど、美味かったぞ〜。
ナニハトモアレ、頑張れ! マイケル! 
また、喰いに行ってやるぞ〜!

7.うなぎ
我が家じゃ、うなぎを飼ってる。
稚魚を、5匹400円で買ってきたんだが、2年経過した現在育ったのは1匹・・・。
他の4匹は、ストラクチャーにハマって脱出不可能になったり、水槽を洗う時に流しちゃったり・・・
そんなこんなで、なぜかみんないなくなった。
順調に育った1匹は、今現在太さ直径3cm位、全長は45cmUP、蒲焼可能な感じですな。
んで、その順調に育ってたヤツなんだが、とある朝、いつもの様に水槽チェックすると、いない・・・。
いつもの専用塩ビパイプの中にいない!もちろん、他の場所にもいない・・・。
おかしい・・・、もしかすると、底砂の中に潜ったとも考えられるが、
あんなデカイ図体で、見つからないってことがおかしい・・・。
でも、オレは会社に行かなきゃならんかったんで、捜索はウチの奥さんにまかした。
が、しかし、もちろん見つからない。
なので、水槽からダイブしたと考えてみる。
水槽の両サイドには、ガッチリと蓋がされていたし、その蓋が動いた形跡も無いので、脱出不可能。
水槽の手前側は、蓋にやや隙間がある。
でも、そこからダイブした場合、真下にガンプラやら食玩が無数に散らばっていたんで、
これが、破壊されるなり、なんらかの形跡が残ると思う。
それが無いし、周辺を捜索しても見つからないので、ここもハズレ。
そうすると、後は水槽の奥側(裏側)の隙間からダイブしたとしか考えられない。
でも、水槽の裏側は、未開の地・・・。
ウチの奥さんひとりでは、どうすることもできないんで、オレの帰宅待ちになった。
んで、オレが帰ってきたのは、朝の行方不明確認から約12時間後・・・、
行方不明がわかったのは、朝の8時位。
その前に確認したのは、前日の夜中の12時頃だったから、
12〜20時間前の間にダイブしたのだろうと思える。
もはや、生きてはいないだろうが、せめて死体を確認しないことには・・・
夏場とはいえ、腐敗臭もしてないから、まだ、蒲焼に出来る可能性も・・・
という訳で、未開の地を開拓し始めた。
水槽の奥側は、オレのロッド置き場になっていて、木製のロッドスタンド(20本収納可)と、
ロッドスタンド代わりの傘立てが2個(陶器製の円形のヤツと、鉄製で釣りキチ三平画)ある。
水槽の急激な増加により部屋が手狭になったため、滅多に使っていない竿を収納すべく
水槽の奥にロッドスタンドを設置したのだが、ロッドスタンドの左右を水槽で塞いでしまったために、
もはや、このゾーンは超未開の地となってしまった!
竿だけならば、上から引っこ抜いて取れるのだが、ロッドスタンドをどうやって・・・
でも、なんとかやらにゃあならん、とりあえず、木製のロッドスタンドを捜索。
全てのロッドを抜く!天上にガイドをこする!!ロングロッドが抜けん!!!
などなど、色々難航したが、なんとか全ロッドが抜けた。
続いてスタンド、移動しようかと試みたが・・・断念。
うなぎもあの図体なんで、わざわざスタンドを動かさなくてもいれば分かるはず。
色々見て見たが、どう見てもいない。
次に傘立て、釣りキチ三平画の鉄製の方の竿を全部抜く!
こっちは、ショボイ渓流竿やフライロッドなんで、容赦なく抜く!
すると缶の底には・・・!
タイリクバラタナゴと思われる魚の干物が・・・。
最後に、陶器製。
もはや、ココしかないから慎重に捜索開始。
まず、竿を全て丁寧に抜く。
ココには、ハンドメ用の竹竿やグラスロッドの素材なんかが入っていた。
全部抜いてみたが、陶器製のため底が暗くて見えない・・・。
で、懐中電灯点けてみっと!いた!!やっぱいた!!!
ここかぁ〜、やっぱダイブしちゃってたんだ〜、激ショック。
せっかくココまでデカクなったのになぁ〜。
いつかは蒲焼とは思っちゃいたが、こんな形で死なれちゃうと蒲焼もきっついな〜。
鮮度最悪だもんな〜。
などなど、考えることてんこ盛り。
懐中電灯に照らされたうなぎは、妙に黒光りして、目も怪しく光ってけっこう不気味。
でも、蒲焼か生ゴミにするしかないから、とりあえずバーベキューで使うトングでつまむ・・・、
つまむと!!!ガバって首がうねる!!!
えっ???何???死後硬直???
かと思いきや、「トングやめろよ〜」とばかりに暴れ出した!
え〜!!!マジで???コイツ生きてるよ!!!
超超ビックリ!
もう、大慌てで救出!
傘立てごとぶっこ抜いて、水槽へ逆さまにして投下!
うなぎ十数時間ぶりに水中へ!
生きてるよ〜、すんげ〜。
でも、十数時間も水の無い傘立ての中にいたから、めっちゃダメージ大だろうな〜、
何日間かでも生きていられるかな〜。
なんて思い始めて、はや15日。
今日も元気にエサをガンガン喰ってます!死ぬ気配まったくなし。
いや〜、うなぎの生命力恐るべし!
そういえば、うなぎは精がつくって昔っから言ってるけど、たぶんこういうとこからきてるんだろうね。
まじ、死なねえ!
すごいぞ!うな重!


6.高級忘年会
セレブなお金持ち達は、毎年こんなことやっとるんだろうが、
我が家じゃ、毎年自宅で鍋(十数回)・・・、稀に居酒屋ってとこかな。
が、しか〜し!今年はなんと、超高額忘年会にもお呼ばれしたんで、行ってきた。
そのお店とは!ハマのインターチンコレンタルホテルの中にある、「なだ万・雅殿」
なだ万とは、かつて「料理の鉄人」っていうTV番組で、道場六三郎の後釜の和の鉄人だった
「中村孝明」も在籍していた経緯がある、和の高級店として有名な店。
だが、中村孝明は、もはや「なだ万」を退社してるらしいんで、今回行った店とは、たぶんなんも関係無い。
でも、「なだ万=中村孝明」のイメージつおいからね、相当期待してた。
まず、ビックリは、桜木町の駅からインターチンコレンタルホテルまでの道中。
もうすぐクリスマスシーズンちゅうことで、ライトアップやら、巨大ツリーやら、色んなモンがある。
なので、いちゃいちゃカップルが群がる、お熱い街道。
普通の人にも、動く歩道とかあって、色々と退屈しないで歩けるが、ホテルまで遠い・・・。
カップルで、乳繰り合いながら・・・、だったらイイかも知れんが、
野郎の群れ(一部昔のギャル含む)で行く忘年会、桜木町からホテルまでは遠かった。
んで、到着。
まず、ビックリは、このホテルの形。
半月型っていうのかな?けっこうすんごい形してて、有名な建物らしい。
確かに、どっかで見たことあるような形だね。
で、7:30予約のところ、7:10くらいに着いた。
店内見ると、けっこう空席が多い。
じゃあ、とっとと宴会おっぱじめようぜぃ、って思ったのだが、そこは「なだ万」
お席のご用意がまだ出来ていませんので・・・、みたいな感じでやんわりとダメ出ししやがった。
ムカつくね。
で、結局「お席の準備が出来ました」って言ってきたのは7:30
時間にキッチリだと誉めるべきか、融通が利かねぇと言うべきか・・・。
んで、店内に入ると、まずなんと言っても「夜景」が強力!
横浜ベイブリッジやら、大量にライトを搭載した屋形船、などなど、とにかくキレイ。
こんなキレイな夜景をバックに、超高級和食で乾杯!
女を落とすにゃ、最適なスポットですな。
ほんで、次にビックリしたのは、ビールの値段!
居酒屋で言う「中グラス」位のサイズで、約1000円!
マジで?ありえんだろ!ってお値段。
350mlも入ってないのに、1000円ですか!ぼったくりですな。
なんで、こういうのって問題にならないの?
明らかに、バージョンの違うぼったくりじゃん!
公正取引委員会とかって、こういうのなんで問題にしないんだ!
オレは、安く飲みたいんじゃ〜!
でも、この日は「おごり」だったんでノープロブレム。
だが、絶対自腹じゃ来ないぞ!(来れないぞ)
ついでに、もちろん他の酒も高い!
久保田が220mlで3000円UP!
マサカリ兆治の芋焼酎がボトルで約9000円、コップ1杯900円!
などなど、自腹だったら絶対に酔えないお値段。
フザケンナよ!兆治の芋焼酎なんて酒屋で2900円じゃねぇか!3倍かよ!
酒なんて、料理してねぇだろ!コップに注ぐだけだろ!なのにぼったくり過ぎだぞ!なだ万!
さてさて、そんでもって、料理にいってみまひょ。
まずは、刺身がきた。
これは、特別な気がなんもしない。
普通にスーパーで売ってる刺身と、どう違う?
赤身にタイにイカ・・・、これらが通常の刺身サイズの半分位にカットされて、
洒落た器に氷が敷き詰められて、その上に盛り付けてある。
この盛り付けはさすがとは思うが、肝心の刺身は?こんなもん?
この刺身の中に、黒いキューブ状の得体の知れない物体が入ってた。
これだけは、初めて見た!
喰ってみると・・・、海苔のゼリー?
寒天の中に「ごはんですよ」が入ってる感じかな?
すんげー珍しい気がしたけど、とても美味いとは思えんかった。
続いて、小鉢が4点くらい来た。
ここで、既に1杯目の酒がなくなっちまったんで、酒を追加した。
酒が来てから、この小鉢の中身を喰おうかと思っていたんだが、酒が来やしねぇ!
待てども来ない!あおっても来ない!マ〜ジ〜か〜よ〜な〜だ〜万!
ブチ切れて、小鉢の中身を全部食っても、酒は来ない・・・。
おいおい、なだ万!めっちゃ対応悪すぎだぞ!
酒なんて、追加したら速攻で持ってコイよ!
小鉢は、美味いマズイとかっていうよりも、量少ねぇ!
すべて、一口で喰い終っちゃうんだから、美味かろうが不味かろうが、喰うよオレは。
結局、数十分待って酒がやっとこさ来た!
もはや、呆れ返る遅さなんで、毎回こんなに待たされちゃかなわんから、更に酒を追加しまくっといた。
この時点で、酒だけで1万円を越えた!恐るべしなだ万!
その間、刺身と小鉢しか喰ってないってのに、もう1万円以上ぶっ飛んでる!
う〜ん、牛丼だったら何杯イケるんだ?
続いて、「茶碗蒸」、これは美味いね、ポン酒にメッチャ合う!
これは、家庭じゃ作れない感じの味ですな、確かにこれぞ「なだ万」。
その次に来たのは、天ぷら。
これは、普通に美味い。
でも、特別な具を素材に使ってはいないし、衣も「まぁ、こんなもん」って感じ、
これぞ「なだ万」みたいな天ぷらは、ない・・・。
続いて、メインらしき肉&寿司。
肉は、めっちゃ薄い!
焼きたてとは思えない状態で、タレもなんか・・・、こんなもん?
肉は、アツアツの焼きたてに美味いタレで喰いたいね。
冷え冷えペラペラ肉を微妙なタレで・・・、う〜ん、これがなだ万流?
寿司は、なんと赤身、イカ、エビの3種。
回転寿司や食べ放題にもある、普通の赤身、イカ、エビ。
これが、お味もそのまんま回転寿司?
いやいや、握りたての回転寿司だったら、もっと美味いよ!って感じで激しくがっかり。
なだ万の寿司ってこんなもんなの?
っていうか、これそこいらへんの小僧寿司で買ってきたヤツじゃないの?
更に、大皿で寿司がやってきた。
4人に対して、やってきたのは、ウニ・いくら・シラウオ・トロ・タイ・卵焼き2個・・・これだけ?
4人いんだぞ!数すら合ってねぇじゃん!こんなもん一人で喰えるわい!
ってなワケで喰った!
お味は・・・、やっぱ、こんなもん?
不味くはないけどさ、こんなのだったら、ちょっとした寿司屋で喰ったほうが、確実に美味いね。
やっぱ、寿司は寿司屋で喰うのが正しいね、和食屋じゃダメですな。
この後、締めにプチうどんが来て、これは美味かった。
関西風の薄め汁が、なかなかポン酒に合う!
汁モノはポン酒に合うから、オレにとっては、なんでもOKだね。
デザートは、妙にあっさりした柑橘系のゼリー?
これは、妙な甘さがなくて、お上品なお味。
美味いのか?、物足りないのか?、微妙な感じだった。
これにて、料理は終了。
これっぽちの料理が、2時間くらいかけてやってくるから、スーパーじれったいね。
とにかく、来んのが遅い!(特に酒)
そのわりに、スタッフは無駄に多いよ。
便所に行こうとしたら、「ご案内します」とか言って、20人くらいのスタッフが順繰りに
「こちらです」「こちらです」「こちらです」「こちらです」って、便所までご案内。
もうちょっと、無駄スタッフ減らして、酒安くしようぜ〜って感じだね。

さてはて、そんなこんなで「なだ万」は終了したが、
もうひとつ気になるのは、インターチンコレンタルホテル!
そこで、我が「カエルの軍団」から、6人の刺客が送り込まれた!
このホテルは、部屋と曜日によって、値段が激変する!
1万円〜?万円まで、とりあえず、高いね。
んで、安いほうの部屋へ潜入。
風呂は、ちょっち狭い感もあるが、それ以外は普通以上!
もちろん、景色は超ナイスなんで、なだ万で勝負して落とせた場合には、ココで子作りですな。
やっぱ、高級感あるホテルになんて滅多に泊まれない俺らは、
こんなとこ泊まったら、異常なほどハイテンションになるね。
ジジィやババァ達だったら、間違いなく戦争の話とか昭和初期の話で夜通し盛り上がるよ。
そんな、高級感抜群のホテルで、我がカエルの軍団はもちろん事件を起こした!
カエルの軍団長がワインを飲もうとしたんで、軍団の一番下っ端の「カメ」が栓を開けようとした。
この「カメ」は、軍団の中での問題児で、例えるならば、
スチュワーデス物語に出てきた「ドジでノロマなカメ」の初期段階からレベルUPを拒み続けてる感じ、
つまり、エンドレスドジなのさ!(最近ノロマは解消気味)
んで、この時は、ワインを開けようとして、部屋に備え付けの高級そうなワインオープナーを破壊しやがった!
根元からポッキリ!もはや使用不能な上、修復も不可能!
もちろん、ワインは開いてない!どうすんのコレ!
あまりの高級そうなワインオープナーだったためビビってしまい、「このまんま、何もなかったことに・・・」
という方向に向かうかと思われたが、あとで高額請求されても困るしぃ、
とりあえず、ワイン飲みたいしぃ、ってことで、ビビりつつフロントへTEL。
「すいません・・・、ワイン飲もうと思ったら、開けるやつ壊しちゃったんですけどぉ・・・」
するとだ!
「大変申し訳ありません!すぐ、そちらに新しいモノをお持ちいたします、大変申し訳ありませんでした」
なんてお返事!
そんでもって、すぐに新しいオープナーが到着。
向こうは、「大変申し訳ありませんでした」を連呼し帰っていった・・・。
???どうも、陳腐なラブホテル位しか泊まったことが無い俺らからみるとだ、
高額ホテルのモノを壊した!ヤバイ!弁償代がぁぁぁ、って思ったのに、
こういうセレブなホテルに泊まる者の場合、そんなすぐ壊れるモノを置いてるんじゃねぇ、フザケンナ!
って対応でOKだったらしい。
う〜ん、高級ホテルは違うね。
さらにだ、このホテルにゃ、ヤバイのがあった!
↓それが、これ、その名も「インターコン・ラーメン」

もちろん、完璧なホテルオリジナル商品!
たぶん、泊まった客しか喰えん代物だと思う。
製作メーカー「八っちゃん」、まったくもって聞いたことねえ!
味は、「うまみしょうゆ味」、うまみってなんだよ!
など、けっこうつっこみ所満載なラーメン。
もちろん、喰ってみた!
そのお味は・・・。
まぁ、製作社は、八っちゃんだからね。
日清とか超メジャーカップラーメンの方が、間違いなく美味いよ。
でも、カップラーメンのコーモラン的な臭いがイイね。
レア感は、抜群ですな。
そんなこんなで、今年もっともリッチな体験だった。
さて来年は、どこへ繰り出すのでしょうか?

5.船酔い
我が家は、全員船に弱い!
釣り師にあるまじき行為な気もするが、弱いもんは弱い!
んで、この船酔いってのは、すんごい!
マジで、体中がフィーバーする!
どんな感じなのかを、こないだの体験でリアルに語ってみまひょ。
先日、船でシーバスを狙いに行った。
オレは、東京湾内だし、船に何度か乗った経験もあったし、
ガキの頃、夏には伊豆七島へ何度も遊びに行ってた経験値もあったから、
自分じゃ、船に弱いなんて考えたこともなかった!
だが、その日は台風通過直後ってことで、海がうねってる!
漂流してるゴミも浮きまくりで、流れも超早!
船も係留してる時点で、すでにありえない揺れ!
見た瞬間「バイキング」状態だったんで、
こりゃぁ中止かな?いや、やめようよマジで!
って心の中でつぶやいていたのだが、出航!
まず、ウチの息子が、本能でヤバイのを悟ったらしく、
船に乗った瞬間から、船室のシートに横たわったまま、ピクリとも動かなくなった。
続いて、船が動き始めた時から、ウチの奥さんもグッとこみ上げてくる酸っぱい気配を察知して、
シートに横たわった。
オレは、この時点では、まだ無事だったのだが、
船内に充満するコマセの香りと、船長がたまに連れて漁に出ている「巨大犬」の獣的香りが
強烈に、オレの中で「何か」を生み出そうとしていた・・・。
まず、最初のポイントに到着。
この時点で、まだ元気なオレは、当然釣り開始。
日中なんで、まずはシンキングミノーで様子見つつ、ダメならバイブレーションやメタルジグで
深場を探っていこうかな?なんて考えてた。
んで、釣り開始。
キャストして、リトリーブ、たまにジャークしたり、リトリーブスピードを変えて見たり
などなど、釣る気満々。
荒れた海もなんのその、メーターオーバーのシーバスを釣ったるで〜
・・・だったが、何投かすると、何らかの異変の兆候が現れ始めた。
まず、ジャークとか、リトリーブスピードとかが、オレの中でどうでもよくなってきた。
ルアーこそキャストするものの、あとはどうでもいい状態。
もはや、ルアーの交換なんぞ、する気もない!
それどころか、シーバスなんて、もはや釣る気もない!
だが、それでもルアーは投げる・・・。
体内に起きている異変を、異変とは認めたくない自分が、ルアーを投げ続けた・・・。
しばらくすると、「釣れない」からってことで、ポイント移動となった。
次のポイントは、「確実に釣れるいいポイントだから」とか、色々説明を受けたが、
もはや、オレにはそんなこたぁどうでもいいから、とりあえず一旦陸へ・・・って感じ。
だが、内気なオレにそんなことは言えず、その「釣れる」っていう場所へ移動し始めた。
もちろん、荒れた海は、まだまだ暴れん坊。
そんな中を、走る船は、もちろん遊園地のバイキング状態!
オレは、とりあえず、デッキで空でも眺めて気を紛らわす作戦に出た!
1分後・・・、この作戦は効かないことが判明!
確実に、オレの中で何かが生まれそうになってる!
なので、とりあえず、トイレへ行ってみようかと船室へ、
そこには、船に乗った時からシートに横たわってる息子&奥さんがいた。
船が動き出してから、ピクリとも動かないカメ状態の二人を、超イジリたい衝動がオレを襲ったが、
もはや、それを行えないオレがいた・・・。
肉体的な限界が、どうもとっくに訪れていたようで、トイレに行こうと思ったその瞬間に、
気が抜けたのか?それまで蓄積されていた酸っぱいのを早く出そうとしている。
それでも、二人に悟られないよう、余裕を持ってトイレに向かおうとしたが・・・
そんなことがやれないほど限界なので、便所へ飛び込み、便器の位置を確認し、その瞬間!!!
超!超!大噴射!!!
口からは酸っぱいモノが!鼻からは鼻水が!目からは涙!そして体中の毛穴から変な汗が!
全部出します!状態!
ひとつ揺れては噴射!ひとつ揺れては噴射!これがしばらく続く・・・
オレの人生史上味わったことが無い地獄の様な苦しみ、こりゃ死ぬなとさえ思ったね。
でも、なんとか死なずに、体内ブツを完璧に出し切った・・・
と思ったら、その次に!下の穴からも、お呼びがかかる・・・。
「まだ、ココに残ってますよ〜」みたいな感じ・・・。
おかしい?この日は、朝から快調で、定期便も絶好調な量を吐き出したはず、
通常なら、この時点で出したくなるモノなんてないのに、熱烈なお呼びがきた!
まるで、「アナタが死ぬ前に、ボクもココから出してよ〜」って感じで、超強烈にキタ!
まぁ、便所に居たんで、出すには困らなかったが、下の最中に上がきたらどうする?って感じ。
上も、一応緊急大噴射が終わったとはいえ、常時スタンバイOK!
いつでも緊急発射出来まっせ〜って感じなんで、同時発射はヤバイ!
でも、下の波動は、もうコンニチハ状態!
とにかく、下は「かほり」がヤバイから、下の処理を重要視!
オレの船じゃないから、OBもイカン!
そう思えば思うほど、バイキング状態の船内では、落ち着いてスタンバイすら出来ない!
しかも、上の大噴射で体力もなくなりつつある・・・、
なので、とりあえず、服を全部脱ぎ捨てた!
上から下まで、完璧に「生まれたて」の状態。
次に、バイキング対策として、なんかつかまれるモノを探して体を安定させた。
そして、なんとか、下の噴射口と便器のドッキングに成功!
ようやく、下からの噴射も開始した。
今朝、定期便をしたとは思えないほどの噴射量・・・、
途中、何度か上からも熱烈なお呼びが来る・・・。
その誘惑には、なんとか気合で耐え、とにかく下の解決を図る。
そうこうしているうちに、なんとか下の噴射に終わりが見えてきた。
しかし!上と違って、下は「噴射口の清掃作業」が必要!
この清掃作業は、バイキング状態の船内では非常に困難!
その上、やる役目のオレが、全ての体内物を噴射し体力が0になってしまったため
不可能にさえ思えた。
もう、「清掃しなくてもいっか」なんてことまで考えるほどの精神状態だったが、
さすがに、コレだけは、やらなきゃ人間としてイカンだろ。
というオレの最後の意地で、なんとかクリア。
完了後、その影響で最後の上噴射が訪れたが、これにて出るモノはなくなった・・・。
便所から船室へ戻ると、相変わらず横たわってる二人はピクリとも動かない・・・。
そして、体内大噴射で体力が0になったオレも、ついにココで横たわる・・・。
結局、そこまで!もはや「釣り」なんて出来る状態には回復しなかった。
っていうか、死ぬ直前まで逝ったね、アレは。
上から出るのは、色んな人から体験談聞いたことあったが、
下からも出て、体中の毛穴から変な液体まで出るとは・・・。
船から下りても、その後2日間、体だけいつでもバイキング状態!
三半規管は完全にイカれ、大喰らいのオレが「飯」も喰えない状態・・・。
もし喰ったら、すぐに酔うぞ!吐くぞ!みたいな感じだった。
船内に漂っていた「コマセのかほり」と巨大犬の「獣のかほり」も
かなり噴射に貢献していたようで、釣具屋やPETショップなんかで
その手の「かほり」を嗅ぐと、その時の悪夢がリアルに蘇る・・・。
船に酔わない人って、どうなってんの?マジで?

4.淡水魚の飼育

淡水生物を飼育するのって、大変かなぁ?とか、お金かかるかなぁ?とか
って心配もあるかと思うんで、オレの体験談をとりあえず、やっちゃいます。
我が家にある水槽は、60cm×30cmが4個、40cm×30cmが8個の計12個!
ココまであると、飼育すんのは、さすがに面倒くさい!
水槽の掃除、ろ過フィルターの交換、水換えなどなど、やることは多い。
ウチの水槽ろ過システムは、最も簡単かつ基本形の投げ込み型
「水作エイト」っていうのを水槽内にブチ込んでいるだけ。
ろ過方法には様々な方法があるのだが、やればやるほど金がかかるので、
元々水槽を買った時にセットで付いてたコイツを使ってる。
コレで、大抵の魚種は飼育可能。
値段は、40cm水槽、エアーポンプ、フィルターなどがセットで、大抵2000円以下、
60cm水槽のセットは、店によっての違いが大きいのだが、
最安だったのは、ろ過装置、蛍光灯まで付いて4千円ってのがあった。
売っているのは、巨大なホームセンター。
60cm水槽セットは、高価な場合(8千円位)も多いが、
40cm水槽は、どこでも安く(2千円位)売っていると思う。
これに、あとは砂利さえ用意すれば、とりあえずOK。
初期費用としては、40cmなら2500円ってとこかな?
維持費として必要になってくるのは、エアーポンプの電気代と水道代。
エアーポンプの電気代ってのは、当然その性能によって違いがある。
まぁ、正確な金額とは言えないが、単純に、月100円以下であることは間違いないと思う。
ちなみに、我が家では12個の水槽に対して、パワーのあるエアーポンプを2台を使用している。
このエアーポンプの月電気使用料金は、取説によると87円らしい。
次に水道料金だが、これは我が家の場合、月1500円UPした。
当然、これも水槽12個に対しての金額。
なので、単純に水槽1個程度ならば、電気代100円、水道代150円UPって感じだね。
まぁ、色々な装備を増やすとこの辺も変わってくるが、基本的にはこんなもん。
なぁ〜んだ、こんなもんか、ってな金額でしょ。
さあ、これで、今日から、アナタも淡水魚マニアです!

3.シリカゲル!
シリカゲルって知っとるかい?
袋入りのお菓子なんかによく入ってる「脱酸素剤」ってヤツだね。
ちっちゃい袋に入って「たべられません!」ってのが、しつこい位
力強く書いてあるアレ。
んで、これがどうしたのかっちゅうと、喰っちまった!
しかも、家族総出で!!!
なぜ、そんなことになったのか?検証してみまひょ。
まず、晩飯をウチの奥さんが作った。
メニューは、スーパーで買った「半生 讃岐うどん」(限定品)
1袋3人前を、我が家は大喰らいなんで、3袋茹でた。
んで、このうどんの中にシリカゲルが入っていたんだね。
でも当然、茹でる前にシリカゲルは抜いた。
のだが、ウチの奥さんいわく、なぜか?3袋から2個しか出てこなかったらしい・・・。
通常、そんなことがあるワケない、って、ちょっと考えれば分かることだとオレは思う。
が、しかし、最近オレのアバウトな性格に汚染されてきつつある、ウチの奥さんは、
「変だな?」とは、思ったらしいが、「まっ、いっか」って、なっちまった。
その「まっ、いっか」となった、行方不明のシリカゲルは、うどんを茹でてた鍋に
当然、ナイスインしてて、シリカゲルのイイ出汁がバッチグー!
通常、こんな料理は食卓に上らないだろ〜。
ねぇ、みんな、そう思わない?
けど、我が家の食卓には、この「うどん」が豪勢に振舞われた。
当然、何も知らないオレは、ガツガツ喰った。
ウチのボウズも、うどんは大好きなんで、モリモリ喰った。
が、しかし、普段は大喰らいのウチの奥さんだけ、妙に箸が進まない。
「ちょっと、食欲が・・・」ってなことを、その時はホザいていたな。
んで、食後、普段は元気100倍のウチのボウズが、暖房機の前でゴロゴロし始めた、
オレも、妙なダルさが発動して、なんだかゴロゴロしてた。
30分位するとだ、オレのおケツからは、ゲーリーのスゴイ大便が、
妙な波動をくりだしている。
その時は、まだ何も知らないから「う〜ん、喰いすぎたか」って思ってた。
便所で、ゲーリーと格闘すること45分・・・、何とか落ち着いて便所から出ると、
「大丈夫?」なんて、普段オレが便所にこもっても、何とも思わないヤツが声をかけてきた。
「やっぱり、マズかったのかなぁ」って、ついに、ここで「新事実」を打ち明けた!。
アホかぁぁぁ!って、言っても、もう喰っちまったからね、どうにもならんよ。
あとは、何とか無事に年を越せるよう、祈るばかりだね。

2.未知との遭遇
みんなは、お化けだのU.F.O.だのっていう超常現象は信じるかい?
オレは、若い頃(10代の頃)すんごい体験をした!
それも、お化け関係とU.F.O.関係ダブルでね。
オレ自身は、実はそん時に宇宙人にさらわれて改造されてんじゃないか?
なんて、ちょっと考えたりもしたね、今でも考えてるけどさ。
とある夜中、不意に目が覚めたオレに、突然襲い掛かったのは「金縛り」だった。
なんだかわからんが、突然体が動かなくなった!
気合で動かそうとしたが、無理だった!
コレは、ビビったね。
噂にゃ聞いてたが、マジで動かない。
目玉は開いたまんまで、意識はマジである!
別にお化けとかは見えずに、ただただ体が動かない。
しばし金縛りと格闘したが、どうにもこうにもならず、「この先、どうなってしまうのでしょうか?」
って思ったら解けた!
「ふ〜、やれやれ」って一息ついたら、再び!金縛りをくらった!
マジッ!
またもや金縛りと格闘するが、どうにもこうにもならない!
「あ〜、オレがアホだった、起き上がっちまえばよかった」
などなど、色んなことが頭をよぎるが、全て後の祭りだった。
んで、これもしばし格闘の末、突然解除された。
「いやぁ〜、まいった、金縛り2連チャンかよ」
って思ってたら、3連チャンしやがった!
さすがに、コレにはブチ切れたね。
最初の金縛りの時は、初体験ってこともあり、「お化けか?」
なんて、ちょっとしたビビリも入ったが、3連チャン時には「フザケンナ」だったね。
頭の中は「ナメンナヨ、フザケンナ、バカヤロー、このやろー」だったね。
んで、この3連チャンが解けた時には、怒りで起き上がった!
するとだ、窓の外になにやら不思議な物体がいる!
茶碗蒸の器(蓋をした状態でね)の形をした物体で、色はクリアー、
というか、茶碗蒸の器形に淵があって、中は透明にスケスケ、
中心部がコアになっているらしく、そこだけが光り輝いている。
クリアーなんで、よく分からないはずなのだが、この茶碗蒸器が
超超高速でクルクル独楽のように回ってる!
「やっべ!U.F.O.だ!」と瞬時に思ったオレは、壁越しにいる弟を起こそうと
部屋の壁を「ドンドン」と、ど突きまくった!
しか〜し、U.F.O.は徐々に遠ざかっていくように見える!
オレのど突きもスピードアップ!
ドカドカドカドカ連打したね。
だが、弟は来ない!
U.F.O.は、コアの部分が星と重なり淵が徐々に消えていく・・・。
「このまんまじゃヤバイ!このオレの超レアな体験が、証人がいないまま終了してしまう!」
そう思ったオレは、U.F.O.の観察を止め、弟の部屋に殴り込む!
するとだ、オレの連打によって起きてた弟が何事かとビックリしてたね。
「バカ!窓の外!U.F.O.!U.F.O.!」
と弟に言ったが、すでにそんなものは見えない!
しかし!オレのイキオイに負けた弟は、姉貴と姉貴のダンナも巻き込んで、
オレだけが見たU.F.O.を探した!
当時、ちょいとだけ競馬に凝っていたオレは、馬を観るためのちょっと高性能な双眼鏡を持ってた!
その双眼鏡で、コアの部分が重なって星となったU.F.O.がいた位置を見る!
するとだ!その星がな・な・なんと!ジグザグ飛行をはじめる!
肉眼で見ると、まったくもって単なる星なのだが、双眼鏡で観ると「超ジグザグ飛行!」
コレにて、我が家はU.F.O.フィーバー!
しまいにゃ、オヤジも捕まえてみんなでしばしU.F.O.観察!
いや〜よかったよかった、オレのレアな体験が証人なしで終わっちまうかと思っていたら、
こんなに大勢の家族で、フィーバー出来るなんて、よかったな〜。
ダメかと思ったU.F.O.も、あんだけ「ジグザグ飛行」してりゃぁ、
肉眼で星に見えても、U.F.O.だろうと、その時オレは思ったね。
しかしだ、姉貴のダンナが、不意に他の星を双眼鏡で観てみると、
なんと、その他の星も「超ジグザグ飛行」をしていると言う!
何事!と思い、双眼鏡で全部の星を観てみると、なんと!全部の星が「ジグザグ飛行」している!
オレは、一瞬「ヤバイ!我が家がU.F.O.の大群に囲まれた!!」
って思ったが、実は、双眼鏡で星を観ると、手ブレによって、光がジグザグしちゃうんだね。
どんな星を観てもジグザグ飛行!
その事実によって、オレの超レアな体験の証人はいなくなっちまった!
この事件で、家族にゃぁ、「宇宙人にさらわれた夢を見た男」とされたね。
夢じゃねぇ!っつうんだよ!マジで、オレはU.F.O.を見たの!
んで、オレが一番心配してるのは、金縛りの間に宇宙人にいったいどんなイタズラをされてしまったのでしょうか?
ってことだね、マイケル風のイタズラだったらちょっとヤバイかも!う〜ん気になる。

1.タックル救出劇
何年か前だったが、千葉県のどっかの川にバス釣りに行った。
その川へは、初の釣行、ポイントも知らんので、適当に川沿いを走りながら
釣れそうな場所を物色していると、本流から枝分かれした川があった。
この川は、川幅も本流より狭く(対岸まで20m位だったかな?)
釣りがしやすそうな上、対岸にはオーバーハングした「木」が
それはそれは美味しそうにオレを出迎えてくれた。
「こりゃぁ、釣れますな」
そう直感したオレは、ヨダレを垂らしつつキャスト!
すると、あまりの美味しさに手元が狂ってしまったのか、
痛恨のミスキャスト!対岸の木の枝にルアーが引っかっちまった!
なんとか外そうと色んなことをやったが、外れない。
力一杯引っ張ってみた!コレでもか!ってね。
仮に、ラインが切れてしまってもイイや、とも思ってたんで、
マジに、コレでもか!って頑張ったんだが、
この日巻いてたラインは16lb、デカバスGETを目標に新天地に来てたんで、
とりあえず、まともに切れないラインを装備してたんだね。
だもんで、コレでもか!って、どんなに引っ張っても切れなかった。
その時!「ふっ」と、ダメか、なんて気を緩めた瞬間、
コレでもか!と限界まで引っ張られていた木の枝が、
反発力で「ビヨヨ〜ン」っと元通りに直ろうとする。
その「ビヨヨ〜ン」のイキオイで、オレの手元のRod&Reelが
それは、まるで放たれた矢の様に飛んでった!
一瞬、何が起こったのか理解不能!
オレの目の前の水面前方で、つい今さっきまで、オレの手元にあったタックルが、
なんだか哀愁タップリに、ゆっくりと沈んでいくように見える!
しばし、呆然と眺めてしまったが、「ハッ」と我に返ると、
脳味噌に浮かんだのは、「冗談じゃねぇ!福島くんだりでえぐった
(当時激入手難だった)デストロイヤーと、20年以上昔に買った
ABU4500C、両方でいくらすると思ってんだ〜!」。
そう思ったら、本能で川に飛び込んでた。
季節は、もう11月だった・・・。
こういう時は、無我夢中になっているんだろうから、水の冷たさなんて
平気だと言われがちなんだけど、そんなことは全然ない。
マジで、激冷てぇ!寒い!痛い!って、飛び込んで即実感した。
しか〜し、ここまでやったら、心は「オレのタックル絶対救出!」
何が何でも!絶対に諦めるなんてちょろい考えはなかった。
まず思ったのは、「足が着かなきゃマズイだろ!」ってこと。
とりあえず、着けてみようとするが、着かない!
水が口に入ってくる状態までにして、ようやく足着地。
がしか〜し、ヘドロだった。
徐々に埋まっていく自分に「死」を感じ、超マジで「激ヤバ!」
もう無我夢中で、足を力一杯バタつかせ、手で水中を掻き分け
なんとか、脱出に成功、コレはマジでビビったね。
一瞬、こんなことで死んだら・・・と、プチ弱気になりかけたが、
どう考えても、諦めきれるタックルじゃないんで、捜索再開。
とりあえず、水没した辺りへ泳いで行ってみる。
しかし、苦難は続く。
途中には、木が沈んでいたようで、足はこすれるは、腹に小枝が刺さるはで、
とにかく、痛い!
おまけに、水温が冷たいらしく、体中が骨から痛い!
さらに、この木に根掛かっていたラインが、足に絡まってくる。
フザケンナ〜!って感じ。
だが、なんとかこれらの攻撃をクリアして、水没したと思われる辺りに泳ぎ着いた。
けど、どうやって探すんじゃ?って悩んだ。
底はヘドロで、オレのタックルはその中に沈んでしまってるんじゃないか?
そんなのを、どうやって探せば?・・・、って思って泳いでたら、
足に巨大な岩が直撃した!
「オオッ、とりあえず、この岩の上で一休み」
そんな時に思うことは「絶対この岩にバス付いてたよな〜」
なんて、アホな釣り人根性が出てくる。
それはさておき、とりあえず、岩の上から水中を足で探る。
すると、ロッドかな?って思う感触があり、足の指でつまんでみる。
すると、「ポキッ」って嫌な感触・・・。
折れた!ガ〜ン!頭真っ白!
だったが、木の枝だった!フザケンナ!「木」。
んで、岩の上から色々やったんだが、結局ダメなんで、潜った!
もうコレしかなかったね。
何回か潜ると、何かのラインをGET!
もしや、コレも違うのかも?って思いつつも、ラインを手繰り寄せてみる。
手繰り寄せる間は、「佐渡へ〜佐渡へ〜」っと、なぜか頭の中で佐渡おけさが響き渡る。
するとだ、ついに念願のオレのタックルが!!!
「うぉぉぉぉぉ!さすが佐渡おけさ!てめぇ、木の枝!コノヤロ〜、バカヤロ〜」
いやぁ〜、激感動だった。
んで、愛する?妻の待つ岸へと泳ぎ、見事回収に成功したタックルを預け、泳ぎついでだと思って対岸まで泳いで
引っかかってたルアーも回収に行った。
で、ここで気付いたんだが、「アレ?これって、もしかして、歩いて対岸に来て、
引っかかったルアーのラインを手繰れば、簡単にタックルの回収が・・・、あああ」

ってなワケで、この体験談は、実は以前なんかの釣り雑誌に載ってミンコタ貰った。
ラッキーだったけど、オレは陸っぱり専門なんで、即転売しちゃった。

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