161.松緑 にごり酒
株式会社笹目宗兵衛商店(茨城)
原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分15度
相場1100円位(900ml)
純米酒じゃないせいなのか、鼻の抜け方が辛口な感じ。
よく言うと、キレがイイ。
にごり酒はトロっとした甘味が特徴なんで、
この鼻の抜け方は、ちょっと不思議。
逆に、辛口な清酒が好きな人に受け入れ得られるタイプ。
とはいっても、にごり酒。
トロみも甘味もある。
悪く言うと中途半端な感もあるが、
辛口な清酒の様で、時に甘酒の様で、なんとも面白い。





162.眞澄 純米吟醸 野可勢
宮坂醸造株式会社(長野)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:50%
アルコール分15度
相場1890円位(720ml)
ちょっとお高くとまってるスーパー「成城石井」の限定品らしい。
2回目のアンバサダー宿泊時に、イクスピアリ内の成城石井でお買い上げした。
山廃造りの純米吟醸に、秘蔵の大吟醸をブレンドした限定品。
それだけで、相当な価値モノにも思えるが、オレ的にはイマイチ・・・。
無駄に価値観をあおってる気がしてならない。
そもそも、秘蔵の大吟醸があるのであれば、それを売って欲しい。
わざわざ、純米吟醸にブレンドするのではなく、個別に売れ。
ブレンドする意味が、オレ的には不可解。
おそらくだが、秘蔵の大吟醸とやらが、それほど作れないモノなので、
いっぱい造れる純米吟醸にブレンドした感が強い。
ブレンドという言い方は、ちょっとインチキ感満載だよね。
純米吟醸に、秘蔵の大吟醸を一滴いれたってブレンドになるんだから、
正直、この酒は胡散臭い。
味は、まあまあ。
ちょっと、水っぽい感じがあるのは、ブレンドのせいなのかな?

163.花の舞 純米 しぼりたて 生原酒
花の舞醸造株式会社(静岡)
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:60%
アルコール分18度以上19度未満
相場1100円位(720ml)
一言で言うならば、まあまあ。
不味くは無い。
でも、特筆的に美味くも無い。
生原酒ゆえに、とんがってる。
それは、イイ意味だと言っておきたい。
純米なので、本来はこれほど、とんがってる必要は無い。
でも、辛口が好まれる傾向にある日本酒の場合、
どうしても、独自の見解よりも世間の需要に合わせてしまうものでもある。
だから、コレが仕方ない味。
悪くは無いが、本来の旨味を追求してくれると、オレ的には嬉しいんだがね。



164.明鏡止水 純米吟醸 甕口生原酒
大澤酒造株式会社(長野)
原材料名:米・米こうじ
アルコール分17度以上18度未満
相場3000円位(1800ml)
純米吟醸の生原酒にハズレ無し・・・という、
オレの勝手な格言だったが、初めてイマイチ品に遭遇した。
決して、不味くは無い。
口当たりは、いいんだが、余韻がオカシイ。
アルコール度数が、やや高めなので、キレはいいんだが、
妙な辛口感が、余韻に、特に舌の上に残る。
これが、ものすんごく良ろしくない。
後味が不味いと、全体的にも不味く感じてしまう。
最初こそイイのに、この余韻の不味さはなんなんだろ?
飲めない程では無いけど、ちょっと耐えがたい感もあるほど、
嫌味の強い余韻だ。



165.伊賀の酒 三重錦
中井仁平酒造場(三重県伊賀市)
原材料:米(八反錦)・米こうじ
精米歩合:60%
アルコール分16度異常17度未満
相場、1470円位(720ml)
うすにごりの、超微炭酸というのか、
超微量のシュワシュワがある。
これが、旨味でもある。
非常に飲みやすくなり、なお旨味も奏でる。
やや辛味というのか、日本酒らしいというのか、
キレとは異なる、ちょっとしたスパイシー感がある。
でも、嫌味ではない。
不思議な味わいなのだが、それでいて美味しい。
なんとも面白く、奥が深い酒である。




166.屋守(おくのかみ) 純米吟醸 無調整生
豊島屋酒造株式会社(東京都東村山市)
原材料:米(広島県産八反錦)・米こうじ
精米歩合:麹米50掛米55%
アルコール分16度
相場、1680円位(720ml)
これは、美味い。
東京の蔵元では、間違いなく一番。
全国区で見ても、相当上位であることは間違いない。
オレが、東京の美味しい日本酒だと胸を張って紹介出来る。
風味もイイし、味わいも抜群。
嫌味もなく、すんなり美味しさが味わえる。
素晴らしい日本酒だ。






167.巖 純米吟醸 本生
高井株式会社(群馬県)
原材料:米(兵庫県産山田錦)・米こうじ
精米歩合:50%
アルコール分16度以上17度未満
相場、2850円位(1800ml)
オレは、基本的に純米吟醸の生酒が大好きなんだけど、
これは、美味くない・・・。
驚くほど、不味くも無いけど、嫌な辛味が強い。
風味は弱い。
ひとくち目に、いきなり嫌な辛味がくる。
それは、キレがイイと言えば、そうなるのかもしれないが、
風味と旨味が無いと、嫌味と辛味だけになってしまう。
現代風に表現するなら、DRYってことかな?
期待して一升瓶を買ってしまったが、残念だ。




168.手取川 純米吟醸 石川門 生原酒
株式会社吉田酒造店(石川県)
原材料:米(石川門)・米こうじ
精米歩合:麹米50% 掛米55%
アルコール分16度
相場、3500円位(1800ml)
石川門という、かなり珍しい酒米を使用したポン酒。
この酒米で、なんとしても美味しい日本酒を造りたかった・・・
そんな思いが、一口で感じられるほど美味い!
これは、酒米が美味いのか?
それとも、酒蔵の努力のたまものなのか?
なんにせよ、美味い事に違いは無い。
口当たりが良く、後味に不思議と辛味がある。
でもそれは、嫌味じゃなく、程良くキレる感じ。
オレ的には、最初にもうちょっと風味が欲しい気もするが、
たぶん、そうするとキレと味のバランスが崩れる気もする。
だから、コレでイイのかもしれない。
オレ的には、石川県産のポン酒でNo,1


169.上喜元 純米吟醸無濾過生原酒 平成二三酒造年度 仕込第三八号
酒田酒造株式会社(山形県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合:55%
アルコール分16度
相場、2730円位(1800ml)
去年の仕込三三号も美味かったけど、
これも、美味ーい!
風味は柔らかで、味はまろやか。
キレがよく、辛味も後味に感じられる。
無濾過生原酒特有の旨味も強烈にあるのに、
余韻に残る不思議な辛味が、すんごくイイキレを生み出してるね。
コレは、本当に匠の巧さ。
こういう日本酒には、なかなか出会えない。





170.醉心 生囲い 花まつり 純米酒
株式会社 醉心山根本店(広島県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合:65%
アルコール分15度
相場、898円位(720ml)
一応、これは季節限定品。
味は・・・、まあ、悪くは言うまい・・・。
純米酒で、お値段考えたら、こんなもんでしょう。
春向け商品ゆえの、季節限定商品だろうとも思う。
世間一般的には、こういう日本酒が多いのも、今の現状だと思う。
安く酒が飲みたい人にとっては、こういうのもアリ。
そういう人にとっては、安い純米酒と言える。
でも、味を重視するのであれば、あり得ない。
まあ、現実には、こういう酒が多いのが、今の実状だと思う。




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