111.大那 sparkling 純米吟醸活性にごり
菊の里酒造株式会社(栃木県)
原材料:米(ひとごごち)・米こうじ
精米歩合50%
アルコール分16.8度
相場、1680円位(720ml)
オレが大好きな、日本酒の新ジャンルとも言うべき活性にごり!
活性にごりとうたっていても、実際には活性してなかったり、
単なるにごり?みたいに、爆発しないモノも多かったりする。
でも、これは、きっちり爆発系!
活性ハンパねー。
味もぐー。
これなら、おススメ出来るかな。



112.吉乃川 越後純米
吉乃川株式会社(新潟県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合65%
アルコール分13度
相場、890円位(720ml)
ちょっとフグのヒレ酒が飲みたくなったんで、
近所のスーパーで、適当に合いそうで安いのを探した結果、
コレに落ち着いた。
純米酒で、このお値段なら、オレ的に大満足。
熱燗にして、ヒレ酒にしてしまうのだから、味もまあそれなりでOK
この酒は、そういう条件を兼ね揃えている中でもグンバツ!
さらっとした飲み心地で、ベタっと感も少ないので、そのままでも飲める。
燗にするとイマイチだが、そこにヒレを入れるとグンバツ!
ヒレの味が際立って、すんごくバランスのイイ、味のイイ、さいこーのヒレ酒になる。
ふつーに飲むにはおススメしないが、ヒレ酒にはぐー!
お値段も、相当に格安なんで、言う事なしだ。

113.梅の宿 古酒
梅乃宿酒造株式会社(奈良県)
原材料名:米・米麹・醸造アルコール
アルコール分:19度以上20度未満
相場1200円(360ml)
昭和57年度醸造古酒。
ウチの奥さんが、梅酒と勘違いして買ってしまった代物。
今から26年前に造られた酒で、飲んでみると紹興酒のような味がする。
ぶっちゃけて、不味い。
これが好きな人もいるのだろうが、紹興酒嫌いのオレとしては、まずーい!
そんでもって、アルコール分がきっつーい!
二度と買わんぞ。




114.純米吟醸 蔵の華 墨廼江
墨廼江酒造株式会社(宮城県)
原材料:米(蔵の華100%)・米こうじ
精米歩合55%
アルコール分16度以上17度未満
相場、1500円位(720ml)
オレ的には、あんま飲まない宮城の酒。
特に、宮城がキライとかいうんじゃなく、単に機会が無かっただけ。
この酒は、ちゃんとUVカットなビニールに包まれていたり、
要冷蔵されていたりと、品質の劣化を防ぐための努力を惜しまずに
頑張って作られている日本酒。
そんな酒が、不味いなんてありえない。
キレも良く、風味も良く、とっても美味い。
オススメな一本。


115.七田 純米吟醸 生無ろ過
天山酒造株式会社(佐賀県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合55%
アルコール分17度
相場、1500円位(720ml)
佐賀県で作られた、無ろ過生酒が飲めるなんて、
日本の流通は、素晴らしいね。
昔は、無ろ過生酒なんて酒造に行かないと飲めない代物だったが、
最近は、色んな酒造がこの手の酒を売るようになった。
日本酒好きには、イイ時代になってきたね。
この酒も、美味い。
佐賀県は、意外と美味い酒を作る酒造が多い。
九州だと焼酎が主流な気がするんだけど?不思議だね。


116.久礼 純米生酒
有限会社西岡酒蔵店(高知)
原材料名:米(松山三井)・米こうじ
精米歩合:60%
アルコール分16度以上17度未満
相場1400円位(720ml)
我が家的には、かなり珍しい高知の酒。
高知は酒豪の里として有名な感があるが、
いい酒には巡り会えないでいた。
これは、期待十分の特別純米、手詰み直汲み、無濾過、生原酒。
ここまでの条件が揃っているのに不味い場合には、酒蔵が悪い。
これは、そんなことなく、不思議に美味い。
この手の酒だと、飲み口良くて、香りもスーパーイイ。
ここまでは、ふつーに同じだけど、その後のどっしり感がケタ違い。
辛口のどっしりって感じで、これが初体験。
だもんで、不思議に美味い。
このどっしり感にハマると、他の日本酒だと水っぽく感じちゃうかもしれないね。

117.富久娘 山廃 純米 明治五十間蔵

富久娘酒蔵株式会社(兵庫県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合70%
アルコール分15度以上16度未満
相場1200円位(720ml)
明治期の仕込み配合で作った灘のお酒。
黄金色とは、例えが良すぎるが、そういう色合い。
よく古酒にある色合いだね。
味わいも、若干古酒的なモノが感じられる。
明治期のレシピを参考に、現代風にややアレンジされている感はある。
素材や水は、おそらく現代の方が良いものを間違いなく使用しているはず。
一口目は、とにかく「う〜ん」と唸っちゃうほどに、安酒場の銘柄記載の無い酒そのもの。
決して美味いと評される酒ではない。
でも、どことなく懐かしい味わいで、コップ一杯飲めば、その味に慣れてしまい、
結局、ぺロっと一瓶空けてしまう。
オレ的には、明治時代に思い入れはなんも無いのだが、
昔の日本人は、このお酒を飲んでいたかと思うと、感慨も深い。
ただ美味い酒を飲みたい時には不向きだが、
昔の哀愁に想いを馳せながら飲むには、これ以上無いお酒だと思う。

118.酒屋 八兵衛 山廃純米 無濾過生原酒
元坂酒蔵株式会社(三重県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合60%
アルコール分17度以上18度未満
相場1200円位(720ml)
オレ的には、ちょっと珍しい三重の酒。
無濾過生原酒の割には、後味にややもったり感がある。
これが、山廃純米の味と言われればそんなもんなのか?
とも思えるが、なんともちょっと残念なもったり感である。
これが無いと、けっこうな美味しいお酒に仕上がっているのに、
後味のもったり感だけ、ちょっと残念。




119.美の川 にごり酒

美の川酒蔵株式会社(新潟県)
原材料:米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分20度以上21度未満
相場1200円位(720ml)
にごり酒とはいえ、アルコール度数が20%越えという、
ちょっと不思議な辛口系に仕上がっている。
一口目に、ちょっと「ヨーグルトっぽい、発酵途上のいいかほりがする。
王道の日本酒に比べたら、やや異種な感じもするが、
それなりに美味いから、こういうのもアリかな?って思う。






120.純米吟醸 無濾過生原酒 平成二二酒造年度 仕込第三三号
酒田酒蔵株式会社(山形県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合55%
アルコール分16度以上17度未満
相場1500円位(720ml)
なんか長ったらしい名前というのか?
手抜き系な名前とも言うべきか?
それとも、演出的なネーミングなのか?
まあ、それはさておき、味は当然イイ。
おそらく、自信があっての、こういう名前なのじゃないかな?
この値段で、この味。
オレが愛して止まない無濾過生原酒、そして純米吟醸。
原酒であっても、美味しい日本酒の場合、
焼酎の様なとんがった感じはまったくない。
それどころか、嫌なベタつきが一切ないんで、すこぶる美味い。
東北や新潟の酒は、醸造アルコールで辛口にする傾向にあるが、
これは、そういうことが一切無い。
ベタつかず、キレもあり、甘味もあり、これぞ美味い日本酒。

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