1.佐藤 麦
原材料:麦・麦麹
アルコール度数:二十五度
佐藤酒造有限会社(鹿児島)
相場2400円位(1800ml)
ぶっちゃけてオレは、麦焼酎って美味いと思ったことはなかった。
飲んでも「別に」って感じで、美味いとか不味いって考える酒じゃなかった。
しかーし、コレは飲んでビックリぶったまげた!
すんげー麦の味が、風味が、ベストバランス。
最高・最強の味わい。
これほど麦焼酎が美味いのかと唸ったね。
オレ的に、今現在キングオブ麦焼酎。
あの「佐藤」ブランドだが、この麦は比較的入手しやすいのでちょっと安心。
我が家に、一升瓶を2〜3本は常備しておきたいほど美味い。
超超オススメの一本!

2.やき麦
原材料:麦・麦麹
アルコール度数:二十五度
老松造株式会社(大分)
相場1400円位?(720ml)
富士吉田の酒屋で発掘した。
あんま見かけたことがない焼酎だったんで、つい買ってみた。
なんと!やき麦。
焼き芋焼酎は飲んだことがあって、超美味いんだが、
麦を?焼くの?麦って焼くもの?
そんな様々な疑問は、飲んでみりゃあわかるってんで買ってみた。
正直、比較対照が佐藤の麦になってしまうため、
最初に飲んだときは・・・びみょー。
確かに、焼いた味がする。
不思議な甘味もある。
けど、なんか、びみょー。
でも、佐藤の麦を飲まずに、コレを飲んだら美味いと思えたのかもって味。
夜、寝酒にちょっと一杯・・・って時に飲むと、それなりに美味い。
そんなお酒。

3.黒さそり
原材料:麦・麦麹(黒麹使用)
アルコール度数:二十五度
さつま無双株式会社(鹿児島)
相場1200円位(720ml)
麦焼酎なのに黒麹で仕込み、昔ながらの常圧蒸留
更に、長期熟成させたモノらしい。
麦の風味をしっかり感じさせ、個性的な味わい。
それでいて、まろやかで後ひく味わいってことらしいが
オレ的には、そんなでもない
確かに、けっこうまろやか、それでいてしっかり麦の味
でも、なんか、ちょっと違う・・・。
美味いってのとは、ちょっとだけ違う感じ・・・。
特に、後味というか、残る余韻がちょっと違う。
麦焼酎の場合、これが違うと、けっこうデカイね。
けっして不味くはないのだが、オレ的には、ちょっと・・・。

4.円熟おこげ
原材料:大麦・裸麦・麦麹(黒麹)
アルコール度数:三十度
老松酒造株式会社(大分)
相場1450円位(720ml)
解説によると、本当に独創的な味わいで、
「あられ」や「せんべい」のような香り、
または「麦チョコ」のような香り・・・?
まさしく中華料理の「おこげ」のような香り・・・?
芋焼酎にも負けない独特の香り。
ハマると、「おこげ」じゃないと物足りなくなりそう。
なーんて書いてあったが、飲んでみるとそんなでもない。
これは季節限定品のほうで、よりこげた味が強烈。
なんとも、不思議なお味だが、これが美味い・・・のか?
こげた味が好きっていう奇特な人には、美味いのかもしれんが、
ぶっちゃけて、苦いだけで・・・。

5.陶眠中々
原材料:大麦・麦麹
アルコール度数:二十八度
黒木本店(宮崎)
相場2000円位かな?(720ml)
「百年の孤独」と同じ蔵元。
そんでもって、これはその百年の孤独の原酒になる。
これを、長期熟成させると、百年の孤独になる。
百年の孤独を飲んだことがないから何とも言えんが、
これを飲んだ限り、そんなにありがたがって
プレミア価格で飲む意味は理解不能。
確かに、美味い焼酎ではあるが、それほどでもない。
同じ麦焼酎なら、明らかに佐藤の麦の方がオレ的には美味い。
ただ、こっちのが麦の臭いも味もマイルドなんで、
麦焼酎初心者には、こっちの方がいいのかも?

6.百年の孤独
原材料:麦・麦麹
アルコール度数:四十度
黒木本店(宮崎)
相場2700円位かな?(720ml)
おそらく、麦焼酎ではNo,1のプレミアがつく。
定価では、ほぼ入手不可能なのだが、
たまたま良く行く酒屋の抽選に当たり、運良くGETした。
すんげー期待していたが・・・、何コレ?
コレが美味いの?
ロックで飲むと、接着剤系。
同蔵元で、百年の孤独の原酒と言われてる陶眠中々と比べるとは
まったく別物と思えるほど味は違う。
熟成期間だけで、こんなに味が変わるもんなんだね。
でも、だからといって美味くはない。
確かに、甘味が出て、麦焼酎とは思えない味だが、
それは、美味い麦焼酎ってのとは違うだろ。
長期熟製品ゆえの、生産量&流通量の少なさからついたプレミアかな?
味は・・・、まあ、人それぞれでしょ。

7.三段じこみ
原材料:麦・米麹
アルコール度数:二十五度
岩倉幸雄(宮崎)
相場2800円位かな?(1800ml)
月の中で有名な酒造の麦焼酎。
月の中ほどではないが、コレもそれなりには入手難かな?
かなり美味い麦焼酎で、オレ的には久々の超ヒット。
麦の味がしっかりと、ほどよくまいうー。
コレは、なかなかの代物ですな。
我が家の定番麦焼酎にしたいと思う。





8.釈云麦
原材料:大麦・大麦麹
アルコール度数:二十五度
西吉田酒造株式会社(福岡)
相場1400円位かな?(720ml)
オレ的に、No,1としてる麦焼酎が佐藤。
あの麦の香ばしさにハマってしまい、あれ以上の麦焼酎ってのは、
ぶっちゃけて無いと思っていたほど。
しかーし、ついにそれに匹敵する美味い麦焼酎を発見した。
この釈云麦は、香り、甘味、味わい、全てパーフェクト。
佐藤麦は、麦の味が香ばしく、果てしなく麦の味なのに対し、
コイツは、麦の香り、甘味、そうんでもってまろやかーな味で美味い。
ガッツリ麦を味わいたい時には佐藤麦だが、
ふつーに美味い麦焼酎を飲みたい時には、間違いなくこっち。
スーパーオススメ麦焼酎!

9.桜明日香
原材料:麦・米麹
アルコール度数:二十五度
株式会社紅乙女酒造(福岡)
相場1250円位(900ml)
世界を意識して作られた、販売店限定の品。
世界を意識しているだけあって、ラベルには意味不明なほど
横文字が並ぶ・・・、読めねー。
そこまでのモノならばと、超期待して飲んでみたが・・・、
何コレ?
まったく、美味くない!
ロックでも水割りでも、麦の味は全くナッシング−!
外人向けに、麦のクセを全て消し去り、余韻に麦の甘味をすこーしだけ残した感じ。
本物の麦焼酎を飲んだことが無い人にとっては、飲みやすく
美味いとまで錯覚出来るのかも知れんが、ふつーに麦焼酎が好きな人にとっては
ダメだこりゃ。

10.くじらの黒 麦 春仕込み
原材料:大麦・麦麹
アルコール度数:二十五度
大海酒造株式会社(鹿児島県)
相場1200円位(720ml)
新酒のようなので、もっととんがってるのを想像してたら、
真逆な「まろやか系」
麦が香って、まろやか。
我が家の常備麦焼酎「釈云麦」に似た味かな?
佐藤とは、別路線の美味さ。
独創的な味ではないが、美味い麦焼酎としては
期待を裏切らない味。




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