その他のメーカー製 SPINNING REEL etc.


1.MINOLTA FR−101

カメラで有名なあのミノルタが、その昔作ったスピニングリール。
コイツは、珍品界では超メジャーな一品。
取扱説明書によると、製造元は菱備製作所で、カメラを作る精密工作機械によって製造されているらしい。
さらに、「ミノルタリールは、すぐれたいくつかのアイデアが盛り込まれていて、形態にも機構にも
今までのリールにはない斬新さがみなぎっている」、なんてスゴイことが書いてある。
う〜ん、確かにみなぎってるね、さすがミノルタ。
形態は、今でもセンスあるな〜、って感じるよね。
特に、↓カクカクしているボディは最高だね、インスプールってのもオレは大好き。


↓後ろから見ても、すんごく画になる。

リアボディの薄さも、すんごくかっちょイイ。

↓カメラにある銘板よりも、何百倍もかっちょイイね。

ベールを倒すと、倒しきった状態でストッパーが働き、ハンドルを回すとベールがキチンと戻る。
曖昧な機構が多かった当時のリールと比較すると、この辺のしっかりさは、さすがミノルタ。
ボディ色も、メタリック調のダークグリーン?って感じで、実にシブイ!
けど、「使う」って前提で考えると、ハンドルは重い、リールも重い(360g)んで、
ちょっと使いづらいかな。
でも、素晴らしいリールだと思うよ。


2.PFLUEGER MEDALIST 1622Z

千葉の海沿い近くの釣り具屋さんで見っけた。
剥き身で、無造作に置いてあって、セールで千円。
思わず手に取ると、店のおっちゃんが「それ特売してるけど、モノはイイものなんだよ」って一言。
そりゃあそうさ、だってフルーガーだもの。
これはイイものだと、即決で購入した。
もちろん、当時の定価は、千円なんてありえないと思う。
まあ、そもそも、何年前の代物なのか?いつからお店にあったのか?
それすらも、店のおっちゃんにはわからんらしい。
定価もわすれちゃったし、在庫もコレ一台だからこその千円。
素晴らしいね。
ちなみに、このリールハンドルを右にも左にも交換できる。
がしかし、右ハンドルにすると、通常とは逆に回さないとならない。
摩訶不思議な機構を持つ、珍リール。


3.KARMANN

Made in JAPANということ以外、なーんもわからん。
かなり大昔のリールだということは確か。
デザインも色合いも、グッドデザイン賞をあげたい位。
こういう武骨で、たくましい「鉄」って感じのリールはイイね。


4.MATSUO GX4500

知名度は、ゼロといっても過言じゃないんじゃないかな?

↓スプールのココにしか、MATSUOって記載が無かった。

MATSUOってのは、松尾工業の事で、本社は長野県にある。
スピニングリールは、昭和51年から、OMシリーズを国内外に提供開始してる。
その後、いつまで製造してたかは、不明。

↓コレは、GX4500となる。

OMシリーズを持ってないから、何とも言えないが、コッチの方が高級モデルだったんじゃないかな?

↓ハンドル部も、なんだかかっちょイイ。


↓ボディに刻まれた文字列が、斜めなトコに、なんだか尖がりを感じるね。

海外でも、こんなにかっちょイイデザインのリール、無いだろ!みたいな。

↓もちろん、日本製です。

ただ、発売から40年位経つと、知られてないリールという扱いで、某中古屋さんで216円でした。
良いモノが安く買えるのは、嬉しい限りだが、その分、良いモノの歴史そのものまで消え去っている様な気がして、
なんだか寂しいやね。


5.Dolphin150

実用性ゼロで、おもちゃ同然のクソリール。
ほとんどのパーツが、安い樹脂で出来てる。
おそらく、ワームと一緒にしたなら、溶け出してしまうであろう安い樹脂だ。
よくぞ、まあ、これほど粗悪に作れるもんだ・・・、そこに感心するね。
↓コレに、ズキューンと、きちゃったのさ。

このシールが貼ってなかったら、間違いなく買わなかった。
オマケに、54円だったしね。

↓一応、ドラグもある。

まあ、機能しないだろうけどね。

↓コレが、リール名になるのかな?


↓SHINAってのは、なんだろ?

メーカー名の可能性も無きにしも非ず・・・だが、そんなメーカー聞いたこと無い。
生産国が表記されてないから何とも言えんが、日本製じゃないね。
とにかく、性能はコレ以上無いほど、ポンコツ。
実用には使える代物じゃないが、あえて使うなら、
足元で小生物を釣る様な場合、ザリガニ釣りなんかに・・・いいんじゃない?


6.FRIEND SPIN 800

リール名こそボディに記載があったが、後はなんもワカラン。
ただ、高価なモデルじゃなくて、安価な入門者向けのリールだったと思う。
モノ自体は、けっこう古そうで、1980年代のモノじゃないかな?

↓ハンドルの根元に、OILと書かれた黒い蓋がるの分かる?

こんなトコから、OIL注入出来るなんて、実に素晴らしい。
ただ、巻き心地は最悪だがね。
おそらく、ベアリングは1個も内蔵されていないでしょう。

↓憧れのジャパン・プライド!

今は、日本製のリールが減ってしまった・・・。
かつて、高品質リールといえば、日本製が最強だったのだけど、今はどうなんだろ?


7.Berkley 4200

こんなインスプールの古いリールが、ホワイト(アイボリー?)なのは衝撃的だねぇ。

↓バークレイの相当古いスピニングリール。

「Berkley」の文字が、浮き上がってるのが、超絶素敵だ!

↓逆サイドのプレートは、まさかのお洒落!

ハートマークって・・・、可愛すぎる!

↓インスプールで、完全左ハンドル。

1970年代か、それ以前のリール・・・だよね。
アメリカ国内でのミッチェルの攻勢を、なんとかしたかったリールの一種じゃないかな?

↓スプールにも、Berklieyが刻まれてる。

随分と、小技が効いてるねぇ。

↓ハンドルノブは、ちょっとイマイチかな?

ココは、もうちょっとお洒落であって欲しかったなぁ。

↓読めますか?

パーツは日本製で、組立はアメリカと書かれているのだと思う。
ドコの会社が、パーツ作ってたんだろ?
こんな素敵なリールが、某中古屋さんで、まさかの880円でした。
まあ、程度が良いとは思えないけど、バラシて全てのパーツを磨けば、当時と変わらぬ性能を発揮してくれると思う。


8.MERIT

未使用に近い位の美品だったし、なによりメーカー名が分からなければ、リール名も聞いたこと無い。
生産国も全くワカラン代物だったんで、ついつい買ってしまった。
某中古屋さんが大繁殖する前に、各地にチラホラ点在してた中古タックル取扱店でお買い上げしたモノだったと思う。
確か、阿見町にあった釣具屋さんじゃなかったかな?
残念ながら、財政難の時に手放してしまったんで、詳細は不明なのだが、
バスフィッシングに最適なサイズ(ステラだと3000番クラス)で、アルミスプールにダイキャストボディの良いリールだった。
二度と見る事が無いと思える珍品だった気がするんで、手放したのは失敗だったかな。


9.Taiyo 300

松戸の某中古屋さんで、440円でした。

↓スプールにまで、「Taiyo 300」と書いてありまっせ。

Taiyoってのは、太洋商工というメーカーになる。
昭和40〜50年代にリールを供給してたメーカーだったけど、今はどうなってしまったのか・・・ワカラン。

↓三角ボルトの頭にまで、バッチリ太洋です。

飛んでるのは、イルカかな?
アルミスプールの上部に施された装飾も、見事だよねぇ。
時代的に考えると、このリールは、意外と高級機の部類じゃないかな?
実は、オレはTaiyo製のリールを手に入れたのは、コレがお初。
その存在は知っていたけど、なかなか良い出会いが無かったなぁ・・・。
やっとこさ、出会えました!
今後は、バッチリメンテナンスして、アメナマ釣りに活用してみたいと思う。

↓全く同じタイプで、金スプールのを見つけた。


↓スプールの色が違うだけで、後は全部一緒。

金銀・・・どういう振り分けになってたのだろう?
予備スプールが付属するのが当たり前の時代だったから、どちらかが予備スプールなのかな?

↓新品同様で、純正のスプールバンドまで付属。

ブックオフ系のスポーツ用品取扱店で格安で買ったのだが、新古品かどうかは定かじゃない。
ただ・・・、状態を見る限り、箱だけが腐食してしまったので、中身を出して売り出した・・・みたいな感じがある。
真相は闇の中だが・・・、キズ一つないキレイなリールであることだけは間違いない!
最高だね。


10.T.F.R.WORLD FISHING X GALANT 2000S

脇の甘いショップで、500円(税別)だった。

↓コレが、リール名になるみたい。

「X GALANT 2000S」とある。
ハンドルの下には、WORLDの刻印があるね。

↓スプールヘッドには、こんな記載があった。

T.F.R.ワールドFISHINGとあるね。
コレが、メーカー名になるのかな?
このリールをえぐった時の動画を見て下さった方によると、OEMでリョービが作ってたのだとか。
年代はワカランけど・・・、1970〜80年代でしょう。

↓コッチ側は、黒いお魚プレートがない。

経年劣化で、剥がれてしまったのかな?

↓ハンドルは・・・、それほど凝ってないね。

オレ的には、ちょっと残念。

↓ここいら辺も、凝ってる感じはない。

シンプル機構で、シンプルなリールだったのかな?
ただ、外観のデザインは素敵だねぇ。


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