[RaPaLa]


ラパラはエライ! ラパラは超釣れる! オレの最も大好きなメーカーだね。
ロドリ誌上のえぐり旅でも、ラパラを連発しまくってた。 
ラパラのルアーってのは、今のルアーに求められている機能の
「リアルな外観」「キレイな塗装」「ハイテク満載内部構造」なんてのとは、
まったく無縁のルアーだよね。
それなのに、激釣れる! 超釣れる! すんげ〜釣れる! ってのは、
実はものスゴイことなんじゃないのか? ってオレは思うワケ。
そんなワケで、我が家にはラパラがてんこ盛り!
とにかくいっぱいあるんで、ちょっとマニアックに詳しくなったことを紹介します!
ただし、ココに書いてある事は、1970年代から2000年頃までに販売されてた、OLDラパラのお話でーす。


ラパラのファーストモデルってのは、1936年に誕生した。
このファーストモデルに最も近いとされるルアーが、「FLOATING」
日本への正規輸入を、ツネミさんが始めたのは、1968年。
当時の品は、「腹巻」「口紅」がお決まり!(↓画像が「腹巻」「口紅」)


↓時代は不明だが、腹巻部にFINLANDと記載されたモノが存在してる。

1977のモノに、この記載が無いことが判明しているので、おそらくそれよりも昔の時代なのだと思う。

腹巻ってのは、アルミホイルの結合部と、アイ用ワイヤーを隠すために圧塗りされた、
ボディ下部の細工部のことで、口紅は、ハンドペイントされた赤い口だね。
コレが、現行品の様になってしまった理由は、正確には不明だけど、
たぶん、腹巻はアイ用ワイヤーの埋め込み方の変更により、
圧塗りして保護する必要がなくなったためじゃないかと思う。
口紅は、単に製造工程の簡略化によるものでしょう、
手書きするよりも、スプレー吹くほうが楽だもんね。(ちなみに↓画像が現行品)

「腹巻」「口紅」が、廃止になった時期は、ルアー種によって違いがある。
ジョイントだと、1985年頃からで、フローティングの場合は、1983年頃。
但し、変更年は、同封されているプレゼント券から算出しているため、生産国で製造方法が変更された年ではなくて、
日本でツネミさんがプレゼント券を入れて販売した年ということになります。
なので、正確な年とは言えないのかもしれないけど、大差は無いでしょう。
この「腹巻」「口紅」が用いられているカラーは、移入開始当初販売されていたカラーの
S(シルバー)、G(ゴールド)、B(ブルー)、GFR(蛍光赤)の4色。
当時、BはBM(ブルーマレット)と表記されていたのは、マニアックなネタ。
ちなみに、GFRってのは、ゴールド・フロールセント・レッドの略。
これには、マニアックなネタがあって、1977年以降の同封券には、
「グロー・フロールセント・レッド」って記載に変わってしまう。
←この初期頃のカタログには、ゴールド・フロールセント・レッド
 と書かれているし、色合い的にどう考えても、ゴールドが正解でしょ。
 ちなみに、「フロールセント」とは、「フルーレセント」をツネミ語化した言語。
 フルーレセントの意味は、蛍光になる。

このカタログによると、素材にはバルサを使うってのが定番のラパラなのだが、
マグナムには、西アフリカ産硬木オドーム材ってのが使われてるって知ってた?
ただ、後々にマグナムのラインナップが増えていくのだけど、
それら全てに硬木オドーム材が使われていたかは、定かじゃない。

当時売ってたのは、
F−5,7,9,11,13,18cmの6種。
CD−5,7,9,11,13cmの5種。
F−MAG−13,18cmの2種。
CD−MAG−13,18cmの2種。

CD−13ってのは、1978年のカタログでは、もう消滅してるんで、かなり発掘困難なルアーじゃないかと思う。
MAGは、FとCDの両機種とも1983年頃に13cmが消滅してしまい、
その前年の1982年には、新たに11cmと14cmが登場してる。
26cmのスーパーマグナムってのが登場したのも1983年。
↓コレが、消滅してしまった、CD−13MAG

通常のカウントダウンやフローティングとは、まったく違うウロコ模様のアルミホイルが使われている。
今のマグナムと比べて、ボディシェイプも違うね。
細身のボディになってる。

この当時のラパラでは主流だった、アルミホイルフィニッシュタイプのカラーってのは他に、SFC(蛍光黄)、P(パーチ)がある。
SFCは1985年に採用(FとCDに初採用された年、ファットラップには1980年から採用)したカラーで、
1985年当時は既に「腹巻」「口紅」仕様がなくなっちゃってるんで、SFCには、古い「腹巻」「口紅」タイプってのは、存在してないと思う。
ちなみに、SFCってのは、「サモンスペシァル・フロールセント・シャトルズ」の略。
↓コレで、確認できるかな。

この「サモンスペシァル・フロールセント・シャトルズ」を、現代語に訳してみまひょ。
まず、サモンは、サーモンになる。
オレは長年、サモンは人名でサモンさんだとばかり思い込んでいたから、サーモンだと知った時には大ショックだったね。
スペシァルは、スペシャルである事が分かってもらえると思うが、小さい「ャ」がツネミ語だと小さい「ァ」になっているトコがミソ。
でもコレは、後に大きい「ア」に変わっていく。
フロールセントは、時代によってはフロルセントと書かれている場合もあって、訳すのは困難を極めたのだが、
日本語で「蛍光黄」と書かれていた事や、フロルセントがフロールセントに変わったことにより、
蛍光という意味の「フルーレセント」だと判明した。
シャトルズも、困難な訳だったのだが、後にシャトルーズと記載され始めたし、色を表している事は明白だったから、
似た言語と色合いから、チャートリュースと判明。
ただ、チャートリュースの場合、訳は黄緑色となるので、蛍光黄だとするならば、イエローが正解だと思えるのだけど、
そこはツネミ語の奥の深さで、シャトルズが正解なのだよ。
つまり、「SFC サモンスペシァル・フロールセント・シャトルズ」とは、サーモン用の特別な蛍光黄緑色というのが、日本語訳となる。

P(パーチ)は、昔はアルミホイルフィニッシュタイプではなくて、現在主流のプリントタイプだったので、
Pにも、「腹巻」「口紅」タイプってのは、存在してない。
(↓画像左が現行品のアルミホイルフィニッシュパーチ、右がOLDのプリントパーチ)

最近は、アルミホイルフィニッシュタイプが主流だったG,S,B,GFRなどにもプリントタイプが出現しているのだが、
Pだけはなぜか? プリントタイプからアルミホイルタイプに変更になるという、時代に逆行した経緯の持ち主で、いまだにプリントタイプは復刻されていない。
なんでなんだろうね? 
コレは不思議な現象だよなぁ、ラパラらしくてオモロイけど。

ちなみに、SFCに古い「腹巻」「口紅」が無い!って書いたのは、
2000年頃に、なぜか?カウントダウンに「腹巻」「口紅」の仕様が、復刻(新開発?)されたため。
昔はなかったが、復刻「腹巻」「口紅」には、SFCもある。
ただ、復刻された「腹巻」「口紅」は、OLD品の「腹巻」「口紅」タイプとは、
一見してまったく違うモノで、復刻品はあまりにもヒドイ・・・。

他に、OLD品ってのは、現行品と何が違うのか?っていうと、
有名なのは、アイ用のボディに内蔵されているワイヤーの、埋め込み方法の違いがある。
現行品は、ボディ中心部にワイヤーが通る、よくあるハンドメイドミノーのお手本的な内蔵方法なんだけど、
昔のは、ルアーの背中とお腹(腹巻の中)に沿う様にワイヤーが入ってた。
ただ、コレは正確には、ルアーを真っ二つに割らない限り、確証が得られないんで、
腹巻品ならば、必ずこういったワイヤーの内蔵方法なのか?
いつ、変更になったのか?ってなことを判別するのは不可能だと思う。
腹巻品で、背中に若干窪みがあると、古いワイヤー内蔵バージョンの可能性が高いが、
正確には、割らなきゃわかりましぇん、残念。

他にも、微妙な違いとして、「目玉」も違う。
OLD品は、現行品よりも、やや小さい目(黄目・黒目共)のモノが主流、
ただコレは、現行品が大小様々なんで、イマイチ信頼性には欠けるネタ。
(↓両画像共、左がOLD品で、右が現行品、Sカラーがフローティングで、GFRカラーがカウントダウン)

もうひとつ目玉ネタ、目玉の位置のズレってのは、現行品でも多いことなんだけど、昔のモノには多々ある。
稀に、カワイイのや、オモロイのがあったりするね。
(↓画像上のミノーは、後ろ寄りで上目使いの目、下のはやや前寄りの目)


マニアックなネタとしては、GFRカラー品のみ限定で、OLDと現行品を判別する方法がある。
←ちょっと分かりづらいかもしんないけど・・・、
 コレ上が現行品のGFRカラーで、
 下がOLDタイプのGFRカラー。
 何がちがうのか?というと、
 昔のは背中の赤色がツヤ消しカラー
 (最近流行りの言い方だとマット系)
 現行品は、ツヤ有りになってる。
 なぜか?ってのは分からんけど、
たぶん、昔は全体をコーティングしてから赤を塗ってたのを、今は赤を塗ってから、コーティングしてるんじゃないかな?(ゴメン、適当な推測です)
もしかしたら、内蔵ワイヤーの形式変更に伴い、塗装方法も変更になった可能性はゼロではないと思う。
ちなみに、ツヤ有りに変更になった時期は、おそらく1980年代半ば以降だと思う。
腹巻ラパラのGFRが消滅後も、ツヤ消しGFRが存在してたので、古い腹巻のGFRは全てツヤ消しカラーだと言える。

ラパラルアーの製造されたとされる年代を、見分ける方法ってのは、正確ではないがプレゼント券で判断するのが、一番簡単だってのは、誰でも分かることだよね。
なので、ちょっとマニアックな別の判別方法を紹介しまっす!

RaPaLaのロゴマークってのは、実はその昔、別のマークだったってのは、意外と忘れ去られてしまった事実。
昔のは、↓こんな魚を絡めたデザインだったんだね。

このロゴが、現在のロゴに変わるのが、1978年。
このお魚マークのロゴと同じモノが、ルアーケースの表面カバーのアクリルケース(透明のケース)にも刻印されている場合には、
1977年以前の古いモノだといえる。

紙で出来ている箱も、色々と変動しており、フローティング、カウントダウン、ジョイント、マグナム系(F、CD共)の4種は、
この紙箱である程度の年代が特定できる。
最も古い箱のサイド部は、↓画像の上のタイプ。

コレは、カウントダウンの箱なんだけど、上のタイプは1970年代初期の品。
箱サイドの文字列が、流暢な筆記体文字だね。
下のは、その後のタイプ(黄緑色?)で、現行品のはもっと濃い緑色になる。

フローティングの最も古い箱ってのは未確認なんで、詳細は不明なんだけど、
フローティングは、製造開始が最も古いルアーなんで、先に紹介してるカウントダウンの古いモノと同デザインで、
色違いの箱が使われていた可能性は高いと思う。
↓確認できている古い(1977年)フローティングの箱。

上下でロゴが違うのは、左右の柄を積み重ねて撮影しただけ。
フローティングの現行品の紙箱は、水色の箱に変更になってる。
そんで、この水色の箱にも2タイプあって、マニアックに語ると、下記の5点が違う
1.紙箱サイドの文字列の字サイズが違う(新タイプ小・旧タイプ大)
2.サイドの文字列に組み込まれている[NORMARK]のマークの位置が違う
  (新タイプは文字列の後・旧タイプは文字列の前)
3.サイドの文字が違う(新タイプは片面[RaPaLa FLOATING]
  対面[RaPaLa FLOTTANT]、旧タイプは両面[RaPaLa FLOATING]
4.箱内部に文字記載の有無(新タイプは無地・旧タイプは
  [JOIN THE RaPaLa FISHING CLUB]と記載されている)
5.紙箱の裏面にラウリ・ラパラ師の似顔絵有無(新タイプ有・旧タイプ無)

新タイプとした紙箱の出現時期は、1998年頃(単なる推測)かな?
旧タイプは、1980年代後半頃(これも単なる推測)に登場したのかと思う。
この5点の違いがある箱は、フローティング以外にカウントダウンやシャドラップにも
共通している事例が多い。(たぶん3項以外は共通だと思う)

ジョイントの場合は、現行品が赤い紙箱、
古いのは↓茶色の紙箱に入ってる。


ちなみに、このジョイントは、↓1984年モノ。


カウントダウンにある「流暢な筆記体の箱」の存在は不明。
ただし、カウントダウンのジョイントは、日本での販売開始が1981年なんで、
カウントダウンジョイントに限っては、流暢な筆記体の紙箱は存在してないと思う。
ちなみに、フローティングジョイントの登場は1974年で(原産国にて日本での販売開始時期は不明、1977年には販売してた)、
カウントダウン(ミノーの方)は、原産国では1965年に登場。
日本では、正規輸入開始の、1968年から販売開始。

他にマニアックな年代特定方法としては、透明アクリルケースに貼ってある
「楕円形のラベル」(↓コレ)で大雑把に特定が可能。

このラベルは、左の方が古くて、年代的には1979年以前のタイプになる。
右のは、1980年〜1993年頃まで、以後は、現在市販品に貼ってあるタイプになるね。
違いは、値段が記載されてるってことと、細かく言えば、カタカナでも「ラパラ」って記載されてるね。
最も古いのだと、↓このタイプになる、コレはRaPaLaロゴのデザインが違うね。


こういった知識編や、ルアーのアクション動画もあるので
↓良かったら見てやってください。

OLDラパラ講座 基礎知識編

OLDラパラ講座 フローティング

OLDラパラ講座 カウントダウン


フック&スプリットリングについて
ラパラに使われているフック種は、大別して4種類。
最もポピュラーなのは、ツネミ取扱時代の正規移入品に使用されている
↓「CHフック」

コレは、サビ止め加工されている? カドニウム系のフックで、ステンレスのスプリットリングとの
コンビネーションで標準搭載されている。
CHフックは、機種によって採用年代に違いがあり、最も早いカウントダウンの9cm&11cmには
1984年に採用。
他機種や他サイズへは、長いタイムラグを経て随時採用されていった。
CHフックが標準装備される前のOLD系や、並行移入品、現在の正規移入品の一部には、
↓ブロンズフックにコパー(銅色)のスプリットリングとのコンビネーションが定番。

最近増えたのが、↓クロームメッキされた、他社のルアーなどに標準装備されているようなフック。

最後のひとつが、テールダンサーなどに採用されている「ブラックメッキフック」である。
この中で、性能的に最も優れているのは「ブラックメッキフック」である。
コレは、正直「どうしちゃったの?ラパラ?」って思ったほどスゴイ!
今までのフックとは、雲泥の差! ラパラルアーの唯一にして最大の欠点であったダメなフックが、
最高性能の素晴らしいフックに生まれ変わってしまったと思える!
が、しか〜し! おもいっきりオレ的な意見であるが、オレはCHフックとブロンズフックが大好き!
コレが、ラパラのフックだ! っていう思い入れは強いし、何よりラパラに良く似合う!
まぁ、時代の流れだからね〜、仕方の無いことなんだろうなぁ〜。


リップの刻印について
リップに刻印されている文字にも、色々な変動がある。
コレも、機種によっての違いや、年代によっての違いが多いんで、大雑把に説明すると、
刻印されている文字が、筆記体の場合は古いモノ、最近のはみ〜んなブロック体だね。
他の違いには、フローティングのみ古いモノには、「Original」の刻印がある。
(F−18cmの一部には、現行品でも「Original」の刻印があるモノもある)
さらに、最近のモノ(1990年代から)には、「IRELAND」の刻印がされたモノが多くなった。
なぜ? IRELAND製に変更になったのか? 
経緯の詳細は知らんが、おそらく、ラパラは全世界4ヶ所に工場があるらしいので、
IRELAND製も混入するようになったんだろうね。
コレは、全機種がIRELANDに変更になったんじゃなくて、機種によってIRELAND製が
混入するようになったみたい。
機種(シャドラップの場合)によっては、FINLAND→IRELAND→FINLANDと変動している。

ハスキーについて

↑ハスキーってのは、なんだか微妙なルアーだよね。
サイズは、13cmのみ、タイプはフローティング。
ラパラには、13cmのオリジナルフローティングも存在しているし、マグナムの13cmもある。
なのに、なぜ? さらに13cmでフローティングのハスキーが! なぜ?
これは、熱狂的なF−13マニアがいて、その人がラパラに頼み込んでお願いして、
もっと飛ぶ13cmのフローティングを作ってもらった、その人の名が「ハスキー」という・・・っていうのは、オレの勝手な作り話。
けど、ラパラならそんなことが出来る! って思える? 思いたいよね。
ラパラは、そんな器量を持ち合わせているメーカーだったと。
登場したのは1978年で、その年の解説書によると、総バルサ造りで、従来のフローティングよりも太目、
カウントダウン同様の遠投が出来、泳ぎはフローティングという、2種の良いトコ取りをしたルアーだと。
ボディには、ウエイトが内蔵されていないのも特徴みたい。

ところで、このハスキーは、そのマニアックな仕様のせいか、やっぱり日本ではウケなかった!
一時期、移入もSTOPしていた気もしたけど、1990年代終わり頃から再び見かけるようになった。
が、しかし、最近また見かけなくなったんで、もしかすると、移入停止してるのかも? ね。
まぁ、仕様がマニアックなんで、あんま売れないのかなぁ〜。
でも、ハスキーは、当然オレのツボ! 
大好きっす。

他にも、マニアックなルアーとして「スライバー」ってのがある。
このルアーは、1986年に発売され、発売当初のプレゼント券には、「シルバー20」というルアー名で誕生する。
だが、翌年のプレゼント券では、「SL−20」という記号だけとなり、
翌年の1988年には、SL−13が登場するのだが、その時には「スライバー13」という名で登場。
これは・・・、あくまでもオレの妄想なんだけど、最初の年には「スライバー」を「シルバー」と読み間違えてしまったんじゃないかな?
真相は、ワカランですよ。
スライバーは、本来ツナ(カツオ)用として作られたルアーらしい。
ルアーでツナを専門で狙ってる人が少ないと思える、日本国内において、需要なんてあるのか?
と思うが、売ってるんだから、需要あんのかも?
サイズは、先に紹介してる通り13cmと20cmがある。
13cmは、無理矢理ブラックバス相手にも使うことは可能だね。
ビッグルアーというのが、一時期ブームとなったが、20cmのスライバーは、さすがに使えないよなぁ・・・。
コレは、ツナに使ってください・・・だね。


リップレスミノーについて
ラパラルアーのラインナップの中に、CDLというリップレスカウントダウンミノーが存在する。
オレは、コレが大嫌い!
なんで、嫌いなのか? っつうと、何度も何度も、何度も何度もCDと勘違いして買っちまったから。
まぎらわしいんだよね、CDと同じ箱だしさ、よく見なきゃ気付かないっつうんだよ!
せめて箱の色くらい変えてくれよ〜、って思うけどさ、
こういう、オレみたいな「マヌケなお客」に買わせるために、
あえて同じ箱で売ってるんだったら、恐るべき販売戦略だね。
しかし? 何でこんなルアー売ってんだ? って思うよ。
ラパラのCDって、ぶっちゃけリップ折れやすくない? 
オレは、何個も折ったよ。
なので、自動的にリップの折れちゃったリップレスミノー、ってのを、いっぱい持ってた!
なのに、なんで? こんなもん売ってんだ? ってリップレスミノーにはホント思ったね。
しかも、CDと勘違いして、欲しくもないのに買っちまって・・・、
あんまりにもムカつくんで、コレで釣れる方法を考えた!。
その1、本来は、ジャークとかトゥイッチして使うと良いらしいんだが、
オレがラパラに求めているのは、「投げて巻け!」、面倒なことは考えず「投げて巻け!」ってこと。
コレで、リップレスミノーの釣れる方法は、ズバリ「超高速巻き!」だね。
水面をちょっとぐらい飛び出してもOK!位のスピードで巻く! ひたすら投げて巻く!
するとだ、けっこう釣れちゃうんだよね〜、コレが。
オープンウォーターなんかでは、抜群に良いね、早く探れるしね。
この方法は、意外とボラに効く!
なぜ? それはわからんが、カスミで入れ食いになったこともある!
カスミって、淡水なのにボラが大量にいます! なんか、ちょっと不思議。
あん時は、7cmのリップの折れたCDを、さらに貼る板重りで増量して使ってたね。
クリアーウォーターで、見えバスをGETしたこともあるよ!
なかなか、釣れる方法なんでやってみてね!
オレ的なアドバイスとしては、貼る板重りで適度に増量したほうが、飛距離もUPするんでオススメ!
その2、オモロイ使い方としては、フロントフックを外して、テールフックをシングルフックに変える。
変えるフックは、スピナーベイトのトレーラー用フックってのが、スプリットリングでジョイントしやすいね。
んで、そのフックに、グラブやシャッドテールグラブなどのソフトベイトを搭載する。
まぁ、イメージ的には、ちょっと大きなジグヘッド? ってとこかな?
オススメ方法は、5cmのリップレスミノー(ダートさせたかったら、リップ付きでもOK)を、
貼る板重りで増量し、シングルフックには、ゲーリーの3インチグラブをセットするのがGOOD!
コレも、釣れるよ!
フォールアクションでも誘えるんで、使い方の幅も広いね。
バス以外にも、シーバスにも抜群!
搭載するワームは、スライダーのバスグラブを、ちょっとチョン切ったモノが最高に良い!
シーバスには、普通のグラブよりシャッドテールの方が、オレは効く気がする!
バス用の場合には、さらにコレをジグスピナーとして使うのもイイね。
その3、どうやってもダメだ! 使い道が編み出せない場合!
「キーホルダー」しかないね。
100円SHOPで、適当なキーホルダーを買って、
それに、スプリットリングなんかでつないで使うしかないね。
リップレスミノーなんで、キーホルダーのシェイプとしては、GOODですな。


ディープダイビング90&ファットラップ
↓かつてあった、金属リップのディープダイビング。

コレは、9cmモデルね。

↓ちょっと、小さいサイズ(7cm)。


↓モデル名は、「DD90」

DDは、DEEP DIVERの略になるのだと思う。


昔は、深く潜るクランクベイトを「ディープダイバー」って、言ってたんだけど、
いつの間にか言わなくなっちゃたね。
今じゃ、み〜んな「クランクベイト」って言うようになってしまったなぁ・・・。

DDの発売開始時期は不明だが、「ファットラップ」が、1977年から日本では販売開始になったんで、
おそらく、1977年以前の品であることは間違い無いと思う。
但し、オレが所有してるプレゼント券や解説書には一度も登場していないから、ツネミさん経由で正規輸入されていない可能性は高い。
もしかしたら、1968年から1976年の間で、オレが持ってる解説書以外のモノに、コイツが登場してる可能性はゼロでは無いがね。
ルアー名は、「DEEP DIVER 90」で、ラパラ風に略すと「DD90」になる。
型式としては、DD90の後にサイズとカラーが入るんで、例えば、上の画像のモノだと、
「DD90−7G」と「DD90−9G」って型名になる。
DD90の90は、サイズを表してるのかと思っていたのだけど、7cmタイプがDD90−7Gとなることから、
どんなサイズでも、DD90というのがルアー名になるみたいだね。
となると、90の意味はなんだべな?

↓コレは、DD90−7G。

カラー種は、G(黒金)、B(青)、GFR(蛍光赤)、S(黒銀)の4色がある。
販売されていた時代の、他のラパラルアーも同様のカラーラインナップなんで、これ以上のカラー種は、たぶん無いでしょ。
アクションは、ラパラのクランクベイトの中じゃ最強だね。
金属のリップがよく水を掴んで、立ち上がりが非常に早く、
ファットラップよりも、はるかに大きくワイドなダート。
水中でウネウネする、ヘビ系アクションってとこかな。
この金属リップってのが、オレは大好き。
金属系のパーツには、なんだか「男!」ってのを感じる。
オマケに、底を擦ってもプラスティックリップの様に削れないし、
ストラクチャーにコンタクトした時にも、感度抜群だしね。
今流行りの「波動系クランクベイト」ってとこかな?
バド的な使い方も、ちょっと潜りすぎちゃうが、なんとか無理矢理イケる・・・でしょう。
バドじゃ潜り足りないよ〜、って思ってる奇特な人には、抜群だね。
まぁ、こんな使い方しなくても、普通に使ったほうがグー!

↓英文の解説書が入ってましたぁ。

オレには、チンプンカンプンっす。

↓同時期に売られてた、ファットラップ。


↓同じ様な英文の解説書。

やっぱし、チンプンカンプン。

↓シャローランナー。

背中がツヤ消しなんで、それなりに古いSFRなのだが、
不思議な事に、アルミホイルフィニッシュじゃないのだよ。
先に紹介してるDD90だと、GFRはアルミホイルフィニッシュなのに、なぜじゃ?
他の、S、G、Pも所有しているのだが、それらはみんなアルミホイルフィニッシュ。
なんで、コイツだけプリントタイプなんだろうね。

↓前から見ると、キュートでしょ。


ちなみに、何度かネタにしているGFRのツネミ語表記は、
↓こんな感じ。

GFRが、グローフロルセント・レッド:蛍光赤と表記されているでしょ。
グローとは、夜光という意味で、フロルセントは、後にフロールセントという表記に変わり、実際の英語読みではフロールセントが正解。
意味は、蛍光となる。
つまり、グローフロルセント・レッドは、夜光・蛍光赤となってしまう。
だが、1977年以前の解説書には、ゴールドフロルセント・レッドと書かれている。
コッチを訳すと、蛍光赤金。
それの方がしっくりくるし、オレ的には正しい気がしてる。
それでも、1977年から数年間、グローフロルセント・レッドとしたのは、単なる間違いで無いのであれば、
夜光=夜行、ナイターで効果的な、蛍光赤だとしたかったのかもしれないね。
その説も、なんだか正解な気がしてしまうほど、ツネミ語は奥が深いのだよ。
さらに、もう一度プレゼント券を見てもらうと、BM ブルーマレットの表記も確認して頂けるかと思う。
コレは、後に「B ブルー」と変わってしまう。

これらのルアーは、↓動画もあるんで見てみてね。
OLDラパラ講座 ファットラップ&ディープダイバー90


ラパラ ミノースプーン

左がトリプルフック搭載タイプで、右がウィードレスタイプ。
形状は一緒で、フック形状だけが違う。
オレが気に入ってるのは、↓ウィードレスタイプ。

ジョンソンのシルバーミノースプーンで有名な釣法だが、グラブをトレーラーとして搭載したコンビネーションルアーを、
ウィードの中にブチ込むと、良く釣れたもんだった。
特に、夏場ね。
トリプルフックタイプは、おそらくソルトウォーターでの使用をメインと考えての事じゃないかな?
ラパラ好きなオレだが、海でスプーンを使う事に関しては、完全に未知の領域です。


ジギング

意外と歴史は古く、1984年から日本では販売が開始された。
当時販売されたサイズは、3,4,5,7,9cmと5種もあり、カラーは、S,G,B,GFR,P,RBの6色もあった。
しかも、RB(レッド・ブラウン)は、このジギングにだけ採用されたカラー。
お得意の記号は、一文字で「W」
つまり、画像のモノだと、W−4Gになる。
アイスジグとも呼ばれ、氷結した湖で穴釣り用のルアーとして開発された。
ジギングするだけで、ルアーのテールについてる透明の樹脂製の羽根みたいなのが、不規則なアクションを巻き起こしてくれる。
この不規則なアクションは、特に穴釣りに限定することなく、色んな魚に効く。
対象魚を選ばず、海でも大活躍するルアー。
地域や使う人によっては、前後のフックを折ったり、曲げたりして、使用不可能とすることも多い。
真ん中のフックでしか釣りたくない・・・という、魚へのダメージを考えた使用方法としてる場合もあるが、
前後のフックには、効果が無いという人も多い。
オレは・・・、釣ったこと無いから、ワカランです。

↓進化型

ルアー名も、ジギングシャッドラップに改められました。
ファットなボディは、アクションにずいぶんと影響が出そうだよね。
テールフックも、にょーんと長くなりました。
旧型とは、別のルアーと考えた方が正解ですな。


スクイッドミノー

1990年代の後半頃・・・だったかな?
こんなイカ釣り専用タイプも発売された。
リップ付きだから、当然ただ巻きがメインの使い方になるんだと思う。
色合いは、餌木に寄せた感じだよね。
果たして、餌木よりも効果的だったのでしょうか?
その後、このタイプのルアーは姿を消してしまったんで、ダメだったんだろうなぁ・・・。


プレゼント券について
とりあえず、オレが所有しているプレゼント券は、1977年からになる。
それ以前のモノでは、前記した年代不明の最古の物と思われる解説書があるだけ。
↓左から最古のモノ、1977年モノ、1978年モノ、1979年モノ。

1977年までは、RaPaLaのロゴがお魚型なんだけど、1978年から現代と同じ「RaPaLa」ロゴに変更されているね。
ちなみに、1977年までは単なる解説書なのだが、1978年から「ラパラご愛用者プレゼント」が解説書の裏面で開始されている。
プレゼント内容は、毎月300名にA賞ナイフ、B賞キャップ、C賞ショルダーワッペン、D賞キャップワッペン。
応募方法は、1枚1口でOKだった。
1979年以降からは終年まで同サイズの券になり、この年から何枚で何かを必ず貰えるスタイルが開始される。
3枚でワッペン、10枚でラパラキャップ(赤、白、黒のどれか)、15枚でラパラナイフの3種が始まりだった。
さらに、宝くじの様な番号が入って、ダブルプレゼントが開始した。
スゴイのは、ダブルプレゼントの景品!
1等はなんと! ラパラ20個! 気前イイねぇ〜。
ちなみに、2等は5個、3等は2個、当選人数は、1等5名、2等20名、3等100名だった。
コレが、翌年には倍増され、ラパラの数量に変動はないものの、
当選人数は、1等10名、2等30名、3等200名になった!
Wプレゼントの抽選結果発表は、半期に一度のペースで進んでいった模様。

実は、79年のプレゼント券にだけ載ってる幻のルアーが存在してる。
↓それが、コレ。

’79新製品 サモンスペシャル SSとある。
画像を見る限り、下のファットラップを小さくしたような感じ。
ファットラップの画像が何cmなのかワカランのだけど、プレゼント券には
↓SS−5と表記されている。

ということは、5cmで間違いない。
カラーは、GFRとSBとSFCの3色。
SBは、サモンスペシャルブルーで、SFCは、サモンスペシァル・フロールセント・シャトルズ。
この2色は、このルアーのみに採用されている。
ルアーウエイトは9.0gで、FR−5が11.0gだから、2gも違う。
ちなみに、SFR−5は8.0gだから、コッチに近いね。

しかーし!突如として、
↓1980年のプレゼント券からは、SS−5が消えます!

その代わり、FR−5とFR−7が、前年の4色から2色増えて、6色になってる。
しかも、その2色は前年SS−5に登場した、SBとSFC
ということは・・・、SS−5というのは、FR−5の新色を勘違いして表記してしまったのか、それとも別のルアーにしたい企みがあったのか、
特別なんだよ!ということを、なんとか表現したくて、別の名のルアーにしてしまったんじゃないか・・・と、妄想しとります。

↓左から1980年モノ、1981年モノ、1983年モノ、1984年モノ。


1980年モノと1981年モノには、1979年モノ同様に、宝くじ的番号が記載。
この番号が、Wプレゼントの抽選番号だったのかな?
1981年のプレゼント券の表紙には、Wプレゼント券って書いてあるんだけど、
裏面には、トリプルプレゼントも記載されている。
愛用者カード1枚で、毎月30名に当時新製品だったCDJ(カウントダウン・ジョイント)が、当たるチャンスがあった。
マニアな人は、すぐに気付いたと思うが、1982年がありません!
というのも、このページを立ち上げた当初、オレは持っていなかったのさ!
そうしたらば、こんなアホか!っていう程に長いラパラの文章を全部読んでくれた方で、
1982年の券持ってるよ!っていう超親切な方(源氏名:らぱらーさん)が送ってくれた!
激烈サンキューです!
というワケで↓コレが1982年のプレゼント券。

コレにも宝くじ的番号が記載されてるね。
だが、1983年モノからは、この宝くじの番号みたいのが消えている。
そして、表記がトリプルプレゼント券になった。
毎月抽選で、CDJ−9が100名に当たっていた。
前年までは、CDJが当たっていたのだけど、この年はCDJ−9とサイズまで指定されるようになった。
それが、翌1984年には、ラパラ1個プレゼントという表記に変わり、CDJ以外のモノがプレゼントされるようになった。
ちなみに、当時のオレは、SR−5のCWカラーを当たったことがある。
これはもう、物凄い嬉しかったね。

当時、プレゼント券で貰えるモノでオレが最も欲しかったのは、20枚で貰える「スントウ・リストコンパス」
この「スントウ」という言語も、オレの見解では「ツネミ語」だと思われる。
調べてみると、ルーマニア語やラテン語で、「〜です」とある。
スペルは、「Sunt」となる。
つまり、リストコンパスです・・・ってか?
それは、オカシイやね。
なぜなら、リストコンパスは英語。
腕に巻ける方位磁石ってのが正しい解釈だと思うのだけど、ココでもツネミ語が炸裂してて、プレゼント券には「方向計磁石」とあるのだよ。
まあ、コレは、当時そう呼んでいたのかもしれないので、なんとも言えんがね。
そんでもって、「スントウ」に戻るのだけど、どう考えてもルーマニア語をピンポイントで使うのは信じがたい。
確かに、ツネミさんはフィンランドのラパラ、アメリカのボーマー、ノルウェーのスティングシルダ、おフランスのルブレックスなど、
取り扱ってた商品は多国籍なので、言語も多国籍化している可能性は、ゼロじゃない。
だが、プレゼントの商品名を多国籍化するのは、どう考えても不自然。
なので、これもオレが妄想してみると・・・、英語で「Soon to」読みはスーントゥ、コレが正解じゃないか・・・と。
意味は、「すぐに」となるので、「すぐに方向が分かるよ・・・」と、それが商品名になっているのじゃないかと思う。
残念ながら、数年後にプレゼントのラインナップから消えてしまったので、オレは入手できなかった。
今でも、後悔してる程、猛烈に欲しかったね。

↓左から1985年モノ、1986年モノ、1987年モノ、1988年モノ。


1985,1986年共に、特別な変化はないのだが、1987年からWプレゼントに関する記載が消える。
トリプルプレゼントに関する記載は残っているので、Wプレゼントは1986年で終了だったのかな?
トリプルプレゼントは、1988年から「キートス割引券(通販専用)」というのが、
トリプルプレゼントの追加アイテムとして、300名にプレゼントされることになった。
通販といっても、現代の様に、ポチっとボタン押しておしまいじゃなくて、当時は、電話だったり手紙でやり取りをしてた時代。
イマドキの子達には、想像も出来ないだろうねぇ。
この「キートス割引券」の「キートス」も、ツネミ語の臭いがプンプンですな。
なので調べてみたら、フィンランド語で「ありがとう」でした。
コレは、この解釈で間違いないでしょう。
お洒落だねぇ。

↓左から1989年モノ、1990年モノ、1991年モノ、1992年モノ


1989年にて、オレの欲しかった「スントウ・リストコンパス」が最後の掲載となる。
代わって、翌1990年から登場したのが、30枚で交換のデジタルスケール
1990年には、けっこうプレゼント内容が変更になってる。
前年まであったのがエプロン(コレも欲しかった!)で、新登場系が安全手袋とドクタージュースだね。
ドクタージュースには、オレは手を出さなかったのだけど、このジュースに書かれてた味?臭い?の種類によって、
あの「サモンさん」の謎が、解明してしまった・・・。
他に目立つ変更は、1989年以前からプレゼント券を1枚送付すると、もれなくステッカー他がプレゼントされていたのだが、
1989年からは、カタログもプレゼントされると記載されるようになった。
1987年のプレゼント券にだけは、2枚送れば・・・と増量されてしまったのだが、翌年には1枚に戻してくれた。
このカタログとステッカーのプレゼントは、2002年頃までは間違いなく継続されてた・・・と思う。
オレの実体験でね。
でも、それ以降は・・・?です。
もう終わってる可能性も高いっす・・・、プレゼント券のシステムそのものが、現代では崩壊してしまっているかもしれないね。
でも、未確認なんで、もしかしたら・・・。
1991年は、特に目立つ変更はないのだが、1992年には、ついにトリプルプレゼントも消えてしまう。
残念ながら、集めて貰えるという正攻法以外では、何も貰えなくなってしまった。
忘れた頃に不意に届くトリプルプレゼントは、当たった時ホントに嬉しかったからな〜、
なくなっちゃったのは、残念だね・・・。
でも、仕方ないか。

↓左から1993年モノ、1995年モノ、1996年モノ、1997年モノ


この辺の年代のプレゼント券ならば、現代でも楽に入手することは可能だと思う。
けど、この辺の年代のプレゼント券では、けっこう意外なことにマニアックなネタがある。
まず、1994年のプレゼント券について。
見ての通り、1994年モノが無い!
コレは、オレが購入出来てないんじゃなくて、1994年モノのプレゼント券そのものがないらしい!
一応、ラパラ・ジャパンに訊ねた結果ね。
なんでないの? 
1994年は、経費節減したのかな? 
それとも、1993年のを作り過ぎたのかな?
謎だよね。
もうひとつ、マニアックなネタとしては、1996年のプレゼント券は、厳密には3種類ある。
←ちょっと見辛いのだが、コレは1996年のプレゼント券の
 中記事を広げて撮影したモノ。
 コレを見ると、一番下のが黒色で、残る2種は青色なのが分かってもらえるかな?
 一番下の黒と、真ん中の青は、色違いなだけで何も変化はない。
 だが、一番上の青は、住所を書く欄の形式が違う上、プレゼントの表示内容も、全く違う。
 コレは、1996年の途中に、ハスキージャークが登場したことに伴って変更されたみたい。
 なので、1997年のプレゼント券に、この内容は全て継承された。
 プレゼント内容の違いは、ドクタージュースが消滅。
Tシャツの種類が変更になり、サイズにSサイズが追加されている。
ナイフも、14.5cmの大型サイズが追加された。

↓コレが、1997年のプレゼント券以後、数年間使われていたモノ。


ツネミさんから、大阪のラパラ・ジャパンに取り扱いが変更になってから登場したプレゼント券。
ラパラジャパンは、1999年に創業されているので、1998年のプレゼント券が気になるトコだが、
どうやら存在してないみたい。
おそらく、ラパラジャパンに変更後は、このタイプのみだと思う。
最近(2007年)では、プレゼント券入ってないモノも増えてきたので、遠くない未来にはプレゼント券のシステムは崩壊している事でしょう。
もはや、ラパラの良い時代も終わりを告げちゃったって気分だね。

他に、並行移入品や、現行品の一部に良く見かける「英文の解説書」がある。
↓コレは、多種あるんで、一部のみ紹介


コレも、色々マニアックに語ると、左から2番目のオジサンとオバサンが写っているのには、
別のバージョンがあったりするし、当然ココに載せてないモノってのも多数存在する。
書いててキリがなくなっちゃうし、海外モノの券は無数に増殖していく可能性も多いんで、この辺で・・・。

↓これらのプレゼント券についても、内容の濃い動画があるので、マニアの方は見てみてください。

超絶マニアック講座 ラパラ・プレゼント券の謎に迫る!&ツネミ語完全攻略ガイド


プレゼント券で貰えたプレゼントの一部
↓まずは、ワッペン。


↓コレが、一番古いんじゃないかな?

キャップに貼り付けてあったモノと、同サイズ。
確か、1980年代にプレゼント券2枚で貰ったモノだったと思う。

↓コレは、かなりの巨大サイズ。

さっきのワッペンの4〜5倍はある、すんごく巨大なワッペン。
何に、貼り付け出来るんだろ?
ジャンパーでも、背中一面になっちゃうぞ。
コレは、プレゼント券10枚と交換だったヤツだと思う。

↓ラパラナイフ


↓抜くと、こんな感じ。


↓コッチが、大サイズ

プレゼント券20枚と交換だった。

↓コッチが、小サイズ。

コッチは、15枚と交換。
小サイズってのは昔からあって、1978年からご愛用者プレゼントに登場してる。
最初こそ、1枚の応募で抽選方式だったが、15枚で必ずプレゼントに切り替わる。
枚数は、最後まで変動しなかったね・・・スゴイなぁ。
大サイズは、1997年に突如登場した。
だもんで、ケースの材質やデザインが、ちょっと近代的になってしまってるね。

↓デジタルスケール

コレは、後に15lbが計測できるタイプに変わったと思う。
そっちも所有してたけど、どっかに行方不明っす・・・。
コレは、30枚と交換でした。
ただ、ラパラじゃなくて、NORMARK社のモノだから、なんか・・・イマイチ?

他に、冬用のシャンパー2着(1着50枚)、Tシャツ4着(1着10枚)あったけど、行方不明・・・。
着古して、捨ててしまった可能性大・・・。


色んなラパラグッズ
↓スプリットリング

おそらく・・・、ツネミさんが独自で売ってたモノじゃ無いかな?
本国製ではないと思う。
シーバスに使って!というのを、1980年代のツネミさんは、大々的にアピってたんで、
フックは、CHフック、スプリットリングはステンレス製ってのも、ウリだった。
あれは、わざわざ移入後に交換してたのか?本国に依頼してたのか?どうなんだろ?
サイズは、「No,5 1/2」という、現代じゃ、あんま見かけない代物。
このサイズだけ、3袋所有してるのだけど、他サイズは見たことも無い。 

↓帽子その1

ツネミ時代が終わると、ラパラは大変貌を遂げていく。
まあ、日本国内のメーカーじゃないんで、ツネミさんがその変貌に関わってるワケじゃないだけど、
ちょうど、取扱代理店が変更になると同時に、色んなモノが溢れだしてくるようになった。
この帽子も、そのひとつ。
シャッドラップが描かれて、かなりかっちょいいね。

↓その2

CAPそのものは昔ながらのデザインなのに、カモフラにしただけで、こんなにもかっちょよくなるのか・・・と、
かなりビックリですな。

↓その3

帽子の形状が、今風な感じ。
刺繍も、小さくまとまってるね。
なんか・・・、オレ的には、あんま好きじゃない。

↓マグカップとルアーのセット。


入っているルアーは、↓リストラップが2種類。

左が、RR4−RH(訳すと、リストラップ4cmレッドヘッド)
右は、RR5−POSD(訳すと、リストラップ5cmPOSDとは、何らかの魚のカラーなんだけど不明・・・、
オレの記憶が確かならPOSはワカサギだったんだけど、SDがシャッドでもあったから、シャッドの色違い的なカラーだと思う)
↓箱には、SPECIALと。

たぶん、先行発売されてたリストラップにこの2色が無かったので、スペシャルになっているのだと思う。
その後、フツーに売られてたような気もする。
特に、レッドヘッドは、いまだにチョイチョイ出会えるカラーだね。
箱の中には、黒いプレゼント券も入っていたが、抜いて送ってしまったのだと思う・・・。

↓マグカップには、8色リストラップが画かれてる。

希望小売価格は、2910円。
消費税が3%から5%に切り替わる頃の品・・・だった気がするけど、違ったかな?
数量限定で、日本だけの販売という売り文句だったけど、それに釣られて買う人は、オレみたいなラパラ好きだけだったね。

↓ハサミ。

コレは、古いモノじゃ無い。
買ったのは、2000年を過ぎて、ラパラジャパンが始動するようになり、こういったアイテムが続々登場した頃。
特に、機能的に素晴らしいモノがあるワケじゃなく、ふつーにハサミ。
まあ、シャープナーが、握りにちょっと付いてます・・・みたいなトコで、ちょっとスゴイ感を出してるけどね。

↓フックシャープナー。

首から掛けられる、ストラップ仕様。

↓ニョーンと、砥石みたいのが出てくる。


↓溝が掘ってあるんで、そこにフックを当てて擦ればOK

それほど、研げる様に思えないのは・・・オレだけ?
そもそも、研ぐほどまでに劣化したなら、フックそのものを交換しちゃう方が手っ取り早い。
だもんで、こんなもん首からぶら下げて、釣り場でフックを研ぐなんてことは・・・やらんなぁ。


↓ちょっと、お宝的なペンチ。

スプリットリングオープナーの役割も果たしているペンチ
ツネミさんがラパラを取り扱わなくなると、多彩なグッズがラパラジャパンから出回るようになった。
このペンチも、その一つ・・・なんだけど、コレがお宝なのは、引き継いだ元の持ち主。
釣り業界じゃ、ちょっと異端児的に有名で、ラパラ解体新書の著者でもある、楠ノ瀬直樹氏の愛用品なんす。
相方が引き継いでいたのだが、この度その役目が、オレに変わりました。
中古ルアーだらけの我が家なんで、フックの交換は日常茶飯事。
なので、自宅でも釣場でも、ガンガンに使っていく事でしょう。


↓ラパラ解体新書

初版発行は、1999年1月18日。
著者は、楠ノ瀬 直樹氏、福原 毅氏
解体新書と書いて、バイブルと読ませるのは、センスを感じるね。
エサより釣れる・・・とあるのは、大袈裟な表記じゃなくて、過去に色んな国でそういった現象が起きたことから、
書かれた言葉なのだと思う。
トローリングで、とんでもない漁獲量を誇ったり、世界的に品薄だったシャッドラップを、
買えなかった人の為にレンタルする湖まであったというのだから、その破壊力は凄まじいモノだったのでしょう。
ラパラを解体とあるが、ホントにルアーを半分に割った写真まであって、色んな意味で解体している。
初版発行年よりも古い時代のラパラ話だから、近年のラパラにしか触れてない人にとっては、
不思議に思う話だったり、逆に新鮮に聞ける話だったり、楽しく読み進められると思うよ。
ラパラの偉大さを、少しは理解出来るんじゃないかな?
楠ノ瀬 直樹氏が亡くなってしまった影響から、この本の素晴らしさが再確認されたようで、
オークションじゃ1万円近くで取引されているのだとか・・・。
生きてる人間達の悪い癖だが、偉大な人ってのは亡くなってから、ようやく評価することが出来るだね。


ラパラの珍(レア?)カラーの紹介


↑F−9 PC(オイカワ・ジャパンスペシアル)
フローティングの中で、なぜか?、9cmと11cmでのみ確認出来ているオイカワカラー。
このカラーは、フローティングの他サイズでは未確認。
他機種でも、シャドラップでしか確認出来ていないので(ラトリンラップではキーホルダータイプでのみ確認)、けっこう珍しいカラーかな?
オイカワカラーなんだけど、なんとな〜く鯉っぽく見えちゃうところがナイスだね。


↑SR−7 ジャパンスペシアルカラー達
日本の代表的な魚達カラーのシャドラップ。
シャッドをシャド、スペシャルをスペシアルと書くのがラパラ流。
左の画像の手前から、YAMAME(ヤマメ)、PC(オイカワ)、AYU(アユ)
登場は、ヤマメが1990年(画像のタイプは)、オイカワとアユは1987年。
右の画像は、新旧のアユカラー。
昔のアユカラーは天然アユで、今のは養殖のアユって感じだね。
ヤマメカラーの登場は、実は最初期は1988年になる。
当初は、BMSと表記され、プレゼント券には1989年のモノにのみ写真が掲載されてる。
↓コレがBMS(やまめ)なんだけど、コイツはたぶん超短命だったと思う。


↓シャッドラップについても動画があるので、良かったら見てみてね。

OLDラパラ講座 シャッドラップ



↑まだあるシャドラップの変わったジャパンスペシアルカラー
画像左のカラーはSB(スペシアルブルー)、登場は1986年。
んで、画像の左の2個が登場初期モデルで、右の1個は1988年モノ。
最初期モデルは口まで青いんだけど、2年後には赤くなったんだね。
右の画像は、PWR(パールホワイト・スペシアル)、登場は1988年。
PW(パールホワイト)とは、何が違うのか?、何がスペシアルなのか?
ってえと、腹がオレンジなんだね、ドットマークも入ってるね。
このPWRってカラーは、シャドラップにしか存在していないと思ってたら、
なぜか?F−3にだけ存在してた。
←画像右がF−3のPWR
シャドラップと違いドットマークは無い
ちなみに、左はF−5のPW。
←この二つ、ホワイトの色合いも違うよね。
F−3にPWRが存在しているってことは、
CD−3にもあるのでは?、って思い
現在でも探してはいるんだけど、未発掘。

PWの色合いの違いは、単にPWとPWRだから違うんじゃなくて、
同じPW同士でも違う。(↓コレね)

画像上は、1984年モノのF−13 PW、下は最近のF−9 PW。
昔のはシルバー系で、最近のはホワイト系なんだね。


↑画像上CD−9 AYU(アユ)、下CD−9 SM(シー・マッカレル)
シャドラップにも登場の旧アユカラーで、登場は1987年、
下のは、アルミホイルタイプのシー・マッカレルで登場は1986年。
旧アユカラーは、CD−9,11、F−11MAG、SR−7、SSR−7
でしか確認出来てないし、新しいアユカラーも出現してることから、
なんとな〜く流通量が少ない気がするんで、ちょっとレアかも?
SM(シー・マッカレル)は、今はアルミホイルタイプじゃなくて、
プリントタイプだと思うよ。
アルミホイルタイプのSMは、たぶん、もう作ってないだろうから、それなりにレアかも?


↑ラトリンラップのPC(オイカワカラー)シリーズ
画像左からPCM(おいかわ・メタリック)、PCG(おいかわ・メタリックゴールド)、PC(おいかわ)
PCMとPCGは、ラトリンラップだけに採用されたカラー。
でも、ラトリンラップってのは、ラパラのルアーの中じゃ、イマイチ人気がないのかな?
画像のカラー品は、いまだに各地で入手可能、メジャーなSHOPでもガンガンに売ってるね。
一番右のPCは、↓キーホルダーの改造品(フック付けただけ)。
←上のキーホルダーは、シャドラップのボディだね。
 これは、どうやってもキーホルダーにしかなんない
 けど、下のキーホルダーは、ウエイトもラトルも
 内蔵されてるんで、フックさえ付ければ
 このまんま使用可能なんだよね。
 こうすっと、ちょいと、珍しい感じがするよね。
 でも、このキーホルダーも、今や入手難なのかも?

↓良かったら、ラトリンラップの動画もあるんで見てみてね

OLDラパラ講座 ラトリンラップ



↑コレは、古いCD−13MAGのBカラー
画像だと、ちょっと分かりづらいんだけど、フローティングやカウントダウンとは、
鱗模様が、まったく違うアルミホイルが使われている。
今のと比べて、ボディシェイプも違うように感じるね。



↑SHOPオリジナルカラーと思われるラパラ達。
画像上の3種はカウントダウン、下の2種はシャドラップ。
正規カラー品じゃないんで、おそらくSHOP特注カラーだと思う。
ラパラに直で発注したモノか、単なるリペイント品か、ってのは不明。
ラパラのルアーには、けっこう、こういった正体不明カラー品が多い。
まぁ、あんだけ売ってりゃぁ、当たり前か。

←こんなのもあります。
 これは、アワビ貼りのラパラ。
 コレは、おそらく何者かの改造品だと思う。
 この何者か? ってのが意外と大物なのかも?
 というウワサがあるんだよね。
 売ってたお店(キャスターハウス)が原因だね。
 真相は不明だけど、ルアーはキレイでしょ?
 なんとな〜く「もったいない」気もするが、
 ガンガンに使っちゃってます
 でも、別に「アワビだから特別釣れる」
 という程の威力は無いよな〜。


↑どう?、コレはけっこうすごいっしょ。
目無しのラトリンラップ、たぶん、エラー品。
目玉入れ忘れちゃいました! って感じで最高だね。
コレを、手に入れるまで気付かなかったけど、ラトリンラップって
目の位置が盛り上がってるんだね、なんでだろ?。


↑コレは、一見単なるGFRカラーのCD−11。
しか〜し! コレは、移入開始初期頃の品で〜す!
どう? なんとな〜く神々しいでしょ。
今のCD−11と比べて、ボディシェイプも違うよね。
今のは、ちょっと丸くなってるよね? 太ったのか?
1970年代初期のカウントダウンは、こんな感じだったんですな。
細かく見ちゃうと、今のは、色々と違いがある。
でも、全然変わってないとも言えるよね、やっぱスゴイよな、ラパラは。

↓2005年に発売された、記念モデル。


↓箱も、最初期のモノを復刻してる。


↓お魚型ラパラマークまであった!


↓中身は、F−9

腹の下の方に、☆があるのワカル?
どうやら、コレが、特別だよ・・・ってことなんだろうね。
オレ的には、F−13やF−18の方が、断然イイと思うのだけど、
なぜに、F−9だったのだろ?
まあ、日本向けに作ったワケじゃ無く、世界的な市場に向けてのチョイスだったのかな?

↓ラパラ カウントダウン CD−1 2.5cm

近年では、管釣り用になのか、こんなのも出現した。
基ちゃんが絡んでるのか?王様推薦みたいなシールが貼られて売ってる事が多い。
ボディカラーが意味不明なカモフラなのは、いかにも基ちゃんっぽい気がするのは、オレだけ?


ラパラ話、異常に長くてゴメン!


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