色んなパチモノ


パチモノルアーって、今の世の中いっぱいにあふれているよね。
まあ、昔はルアーっていうと、海外からの移入品か、
それを真似して作ったルアーしか存在していなかった気がする。
最近のルアーでも、海外製の昔っからある定番的なルアーを、
日本風にリアルにアレンジして販売しているモノが、い〜っぱいあるよね。
そんなルアーを作っていながら、オリジナルなんでモノマネしないで、
みたいなことを言っちゃう、日本のルアーメーカーって、ある意味すんごい気がする。
なんて、ちょいと話が逸れちまったが、オレはそんなパチルアーが大好き!
その甲斐あって、いろんなパチルアーが集まってきたから、ここらで大公開しまひょ。
一応、コーモランや大手メーカー(ダイワやシマノ等)が過去に作ったパチルアー(コネリーとかね)ってのは除いてみたいと思う。
けど、正体不明のルアーが多いんで、もしかすると、コーモランなんかのも混ざっているかもしれないんだが、
そこはひとつ寛大な目でご覧下さいませ。


コレらは、ボーマーベイトのパチモノと思われるモノ。
ボーマーベイトってのは、現在は製造中止で、店頭で見かけるなんてのは皆無。
えぐって見つけるか、中古品でも探すっきゃないって代物なんだが、
なぜか、このルアーのパチモノは多い。
この画像の品だけでも少なくて4種類。
スゴイことに、この4種ともサイズが違う。
本物は、WOOD製とプラ製があり、プラ製はラトル入りだったと思う。
パチは、みんなプラ製だと思われ、ラトルは入っているのと、入っていないのがある。
昔はディープダイバーって呼ばれた、かなり深くまで潜ってくれるルアー。
他のルアーが、あまり攻めれない領域を攻めるルアーだったんで、
当時は時として爆発的な威力を発揮してくれたね。
けど、今やパチはおろか、オリジナルまでも、市場から姿を消してしまった、残念。



コレらも、パチの世界では王道的なアイテムと言える。
へドンのスーパーソニックのパクリ。
もはや、言い訳無用の100%パクリ形状だよね。
だが、↓パクリなのに、本家よりもイイ感じなモノがあったりもする・・・。

この安っぽい反射板は、オレのドツボだなぁ・・・。
昔は、ソニックの黒いモノさえあれば、他のルアーは、な〜んにもいらないっていう堰き止め湖の釣り場があった。
今でも、けっこう釣れるルアーなんだよね。
やっぱ、背ビレが効くのかなぁ?
ちなみに、オレはラトル音の小さいほう(ゴトゴト音)が好きだね。

↓オレ的に、一番出会う確率が高いソニックのパチモノがコレ。

某中古屋さんで、剥き身で売られてる事が多々ある。
コレは、ある意味貴重な、New in Box
パッケには、「SE PLUGU No,9920」という表記がある。
コレが、全てでルアー名なのか、それとも、どっかの部分はシリーズ名になるとか、そういう詳細は不明。

↓一応、ノーブランドじゃない!

あの「NAKAZIMA」のロゴの前に「CHINA」とある・・・。
コレは、NAKAZIMAが売り出した中国製のルアーである事を表しているのか、
それとも、中国のパクり会社がロゴをパチったのか、どっちかワカランけど、
NAKAZIMAが中国の工場で作ったパチモノ・・・だと思いたい。
NAKAZIMAは、ルアー業界じゃあまり知られてないのかもしれないけど、エサ釣り界ではメジャーだと思う。
今でも、餌木やタコベイトといった、ソルト系のアイテムは色々生産してるみたい。



これらも、ホントにパチとしては王道的なアイテム。
リバーラントのパチモノ、って表現すんのが正しいのかな?
その位、日本のみならず、色んな国で同じ形状のルアーが存在する。
こんな独特な形しているってのに、パチが多いなんて、すんげ〜不思議な気がする。
なんでだろう? それほどまでに釣れたのかな? なんて気さえする。
日本的に有名なのは、ダイワのコネリーかな?
シマノは、シャンクノーズなんて名前でパチってたね。
でも、こんなにパチられたルアーだったのに、
現在じゃどこも作ってない気がする・・・、なぜだぁ!



クランクベイトの王道といえば、やっぱコットンコーデルのビッグOなのかな。
キビキビしたアクションに、ポコっとした浮力が最強だね。
んで、コイツをモチーフとしたルアーってのは、当然のように多い。
元々は、バルサで作られたビッグOは、大量生産の必要性に迫られ
プラスティック化された経緯があるんで、過去のビッグOを求め、
バルサのビッグOモドキを作ったメーカーさえあった・・・、倒産しちゃったけど。
やっぱ、ビッグOってのは、クランクベイトの名作だよな〜。



コイツらは、ビッグOのパチとは違うパチモノ。
レーベル系クランクのパチと、50ディープダイバーのパチかな?。
赤いクランクベイトは、かなりいい味出してるよね。

↓このクランクは、全国各地での発見率が高い。

違うパッケで売られてることもあるんじゃないかな?
↓中身は、こんな感じね。


↓安っぽい樹脂で、塗料も一昔のモノだよね。

古いルアーが異臭を放つ原因は、古い時代の塗料が原因の場合が多いのだよ。
パクリ元は、ウイグルワート・・・。
これには、確証的な出来事があって、発売当時、金属リップを搭載したヘドンタイガーをパクったディープダイバーを買った方が、
シンキング使用だった事に驚愕し、コーモランに尋ねたところ、製作ミスだから交換すると・・・。
当時は、この手のミス多かったよね。
オレも、サーフパンフィッシュが横に浮いた時、ビックリしたもんなぁ。
そんなコーモランが、当時の広告に「まんまウイグルワート」と思われるルアーを掲載していたので、先の方がついでに尋ねたところ、
リップや目の仕様を変えて発売したという。
それが、なんとコイツでした。
こんな変なルアーになるなら、コーモラン製のまんまウイグルワートってのも、見てみたかったね。


↓同じパッケで、タドポリーのパクりタイプもある。

先のが、コーモランOEM製という事ならば、コイツもそうなのかね?
まあ、詳細は不明だが、SPORTSMAN PLUGってのは、色々とありそうだ。



お次は、シャッドの王様。
モチ、オレの大好きなラパラのシャドラップのパクリ。
これは、オレ的な感想として、オリジナル程の釣力がパチにはなかった。
これほど、オリジナルとパチの違いを感じたルアーもなかったね。
やっぱ、シャドラップだけは、本物がNo,1ですな。



トップウォータープラグの大人気パチといえば、やっぱこのジッターバグでしょ。
ジッターバグってのは、実にすんごいルアーだよね。
トップウォーターフィッシングってえと、ロッドアクションだとかの
面倒なテクニックが必要になってくるんだが、ジッターバグにゃぁ、そんなの不要。
投げて巻け! っていう、オレの大好きなスタイルのルアーですな。
その昔は、水面を歩いている様なアクションから、
ウォーカーベイトなんて呼ばれた時代もあったんだが、今はノイジーなんて呼ばれてるね。
う〜ん、時代を感じるなぁ。
でも、ジッターバグってのは、ホントの名作で、今でもめっちゃ釣れるし、
このリップを搭載したルアーってのも、現行品にたくさんあるよね。
たぶん、このルアーを越えるルアーってのは、ありえない程の名作なんだろうと思う。
ちなみに、画像のパチ達は、ジッターバグと超でっかい違いがある。
実は、こいつらのリップは湾曲がナイ!
なんと、まっ平らなリップが搭載されている!
けど、アクションは、なかなか良かったりする。
水の掴みは、湾曲がない分イマイチな感もあるが、逆に水を弾くんで、
それが、結果的に良いアクションを生み出してる気がする。
水面が重い様な感じの時(水面にゴミみたいのが多い時)には、
本家よりもパチのほうが良かったりする、こういうのって面白いよね。

↓コレは、かなりクオリティが高いパチモノ。

妙に、ボディカラーのクオリティが高い・・・高過ぎる。
本家のリアルカラーに勝るとも劣らない、リップに刻印さえあれば、本物と疑わないレベル。
もしかしたら、パチモノじゃなくて、何らかの理由でリップを交換した本物・・・の可能性もゼロではないと思いたい。

↓2020年に、三郷の上州屋で出会ったパチモノ。

600円という価格は、本家の半額だね。

↓ガイアというメーカー製の「ぬし撃」というルアーになるらしい・・・。


↓100%間違いなく、ジタバグをパクってる。


↓違うのは、リップに何も刻印が無いトコだけ。

調べてみたら、ガイアって会社は大阪にあった。
どういった経緯で、コイツを売り出したのかね?
昭和の時代なら、100%パクリはあり得たもんだけど、現代でココまで完璧なパクリは・・・、大丈夫か?
アジア圏のパクり国ならば、国が守ってくれるけど、日本じゃ訴えられたらヤバいんじゃね?


↓レーベル風のポッパー。

埼玉の汚い釣具屋さんで、インテリアとして使われた。
フックが付いておらず、天井から垂らしたヒモにテール部を結び、口部のアイからまたヒモを結び、
そこにクリップみたいのを取り付け、そのクリップに帽子がついてた。
ずいぶん、お洒落な事をするもんだ・・・、こんなきたねー釣具屋で!
そう思い、店のじいちゃんに話を聞いてみたら、相当昔(1970年代)に仕入れたのだけど、
デカ過ぎて売れ残ったから、仕方なくインテリアにしたんだと。
じゃあ、1000円で売ってくれぃ・・・と言ってみたら、
じいちゃん・・・「マジか?」と、喜んで売ってくれた。
画像からだとワカランかもしれないが、このポッパーは、10cm位ある。
ふつーのポッパーの、2倍以上のサイズだし、太さは4倍位ありそう。
その割に、すんごく貧弱なアイが採用されているんで、実釣に使ったら壊れそうな感じ。
なので、このルアーは、おそらく日本製。
アメリカ製なら、実釣を考えて、こんな貧弱なアイを使う事は無い。
そもそも、アメリカ人は大雑把なパーツを好むからね。
貧弱なパーツが採用されている場合には、ルアーに知識が無かった時代の日本製だと言える。
だからこそ、こんな巨大なポッパーが生まれてしまったんじゃないかな?
用途も分からず、ただレーベルのポッパーをパクリ、デカイサイズも作ってみちゃった・・・ってことだったんだと思う。

↓小さいのもある。

これまた、貧弱な真鍮アイなんで、使うには勇気が必要だね。

↓Sango Lureバージョンでも発見。

先に紹介してる2種よりも、後口のパチモノになると思うのだが・・・、定かじゃない。
ただ、若干ウロコの粗さや、バリの多さ、塗りの甘さがSangoにはある。
時代的には、後口であっても、モノ自体は古い方が優秀だね。


↓由緒正しき、パチモノ・レーベル風ジョイントミノー。

忠実に本物を再現した上に、リップにはジャパンプライドの「MADE IN JAPAN」の刻印がある。
つまりコレは、昭和時代に作られた、本家を追い越すつもりで忠実にパクリ上げた、由緒正しき本家以上のパチモノと、
オレが勝手に認定してるミノー。
色んな権利にうるさい今のご時世だと、絶対に作る事が出来なくなってしまっただけに、激レア品と言ってあげたいのは、オレだけかな?



この5種類は、たぶん同じメーカー?製だと思う。
同じ釣具屋で、ビニール袋に入って、300円均一だった。
↓一番上にあるピンクの小さいルアーは、

へドンのトップソニックのパクリ。
下の左から、コブラのパクリ、へドンのベビープレイフィッシュのパクリ、
バグリーのクレイフィッシュのパクリ、レーベルのベビークラッピーのパクリ
なんかじゃないかと思われる。
どれも、アクション的には、一応合格点。
値段から考えると、素晴らしいとさえ思えるね。

↓これらも、同じシリーズ品だと思う。

コーモランな感じも・・・、あるよなぁ。

↓コレも、コーモランなのか、得体の知れない系なのか、区別がつかん・・・。

ベースルアーは、ボーマーのスマイリングミノーで間違いない。
ドットが散りばめられてあるのは、本家のニジマスカラーに通づる感じだけど、薄い青で塗る事により、別の魚ですよ・・・みたいな。
そういうやり口は、昭和だよなぁ・・・。


↓なんだか分かる?

ドコが作ってるのかはワカランけど・・・、
↓まさかの、バスパーのパチモノでした!

上が本物・・・って、分かるか。
本家と違って、背ビレが無いね。
尻尾の曲がり角度も違うし、ややファットな感じ。
唇も、分厚いやね。

↓カップの形状と、アイが横向きなトコまで一緒。

まさかまさか・・・、バブル期にはPOP−Xのパクリとも揶揄されたバスパーが、逆にパクリの対象になる時代がクルとはね。
やっぱ、ケンさんは偉大だわ。


↓HIT!と、パッケージには書かれとります。

パクり元は、ベビートーピードですな。
売られてた時期は、バブル期だったかな?
かつての昭和パクリ全盛期のモノじゃなくて、後口のバブル便乗品だったはず。
だもんで、クオリティは低い。
パッケには、生産国が書かれてないのだけど、おそらくアジア圏最大のモノマネ大国製じゃないかな。

↓Little Rock Baits  MAX MINI SERIES  MINNOW−SP

Little Rock Baitsが、メーカー名と判断してよいのかな?
このメーカーは、バブル期に上州屋に出回った代物で、入門者向けの安価版・・・的なポジションで売り出されたみたいなのだが、
市場ウケせずに、そっこーでワゴンセールの常連。
100円程度で売ってた事もあった。
他に、ペンシル、シャッド、クランク、バイブといったタイプもある。
積極的に買う予定は無いが・・・、某中古屋さんで新古状態で100円以下なら買うかもしれん。
その際には、ココに画像が増えていく事でしょう。


↓フラットフィッシュのパチモノ。

かなり古いパチモノで、推測だが・・・1980年代のモノじゃないかな?
本家を真似て、フックハンガーを採用しているのは、かなり好感が持てる。
赤と白の、不思議なツートンボディで、樹脂の色そのもの・・・なんじゃないかな?
本家よりも、ボディラインに丸みを帯びている感じで、シャープさが無い。
なので、本家同様のキレキレアクションは、期待できないかな?



コレは、色んなミノーのパチモノ。
ミノーのパチといえば、ラパラが圧倒的に多いね。
でも、オレ的には、シャドラップのパチと同様に、本家とパチでは
釣果に雲泥の差がでちゃうんだよなぁ〜。
完璧にクリソツって思えた、ダイワのバルサミノーシンカーでさえ、
決定的に釣果に差が出たね。
単なる偶然かも知れないけど、オレはそう感じちゃったから、
パチミノーってのは、イマイチ。
ボーマーのロングAも、パチが多いよね。
こいつは、外観を日本的に変装させてるパチ? も多く感じる。
有名メーカーのミノーを、使ってみたら「なんだロングAじゃん」
って感じることが、異様に多いんだよな〜。

↓こんなミノーもある。

パクり元は、バグリーのトップガン・・・かな?
ダイワのシルバークリークミノーの、初期の頃のモデルかもしれん。

↓メーカー名とルアー名になるみたい。

メーカーがサラマンダーで、ルアー名はスコーリーミノーとなるみたい。

↓パッケの裏は、こんな感じ、読める?

よく読んでもらうと、ルアーのジャンル名がイカレポンチで、
「シャロンランナー」だとか「フローテングミノー」という、通常あり得ない分野のルアーが存在してる。
その後の文章も、「フィールド(湖・池・川)ロッドに合わせて、サラマンダーシリーズの中からお選びください」とある。
意味が、ワカラナイんですけどぉ・・・。
まあ、台湾製なんで、向こうの方が一生懸命訳して書いたのでしょう。

↓こんな粗悪品もある。

まずビックリは、CRANKBAITSと思いっきり書いてあります・・・。
この大間違いに気付いてない時点で、メーカーとしては終わってるよね。

↓メーカー名は、コレなのかな・・・?

ミノーから察するに、ラッキークラフトをパチってるのだが、メーカー名は別のにして、マルキューならぬ、マルキョー!
これぞ、アジア圏で横行してる、安直すぎるパクり手法!
見上げた根性してるよねぇ。
↓中身は、とんでもなく粗悪品。

フラッシュミノーをパクったのだろうけど、使い物にはならんでしょ。



これは、もう何がなんだかわっかりましぇん。
左の2個は、あまりにも独創的な外観をしているんだが、
まったくもって正体不明。
その隣のバイブは、カワイイ外観で結構好き、癒し系だね。
端っこの赤いのは、ソナー系メタルジグ。
ソナーよりもずんぐりむっくりで、アクションはイマイチ。



こいつ等も、正体不明。
左のは、古そうな雰囲気なんだが、正体不明。
その隣のルアーは、リップにCルアーって書いてある。
意味不明だが、リップが真横に伸びているってことにも意味不明だね。
その隣のは、ボディが反ってる。
最後のは、妙にハデハデなカラーしている。
形状的には、オーストラリアの珍ルアーHALCOのシャロークランクに似とるが、
HALCOよりも、リップが細くなってる。



奥にあるケース入りのルアーは、アメリカ製で、MR.FROGって名前。
頭とボディがジョイント構造になってて、なかなかあなどれないアクションをする。
う〜ん、さすがアメリカ、変なルアーでさえ、なんとなく奥の深さを感じてしまう。
手前の一番左のは、なんだがわからん。
古っぽい雰囲気はあるよね、けっこうカワイイ系で、プチお気に入り。
真ん中のは、ヘドンのタドポリーのパクリ。
一番右は、ホッパーストッパーのヘルベンダーのパクリ。
なんと、オドロキの香港製で、クオリティはう〜んと思わず唸る感じ。
でも、色合いはグーだよね、OLDちっくで。



一番左のは、フラットフィッシュのパクリ。
オリジナルと違い、フロントフックが、フックハンガー仕様にはなっていない。
その隣のピンクは、変なルアー。
フックはフロントにしか取り付けられない構造で、搭載されてるのはシングルフック。
一見トップウォ−タープラグのようだが、どうやらトローリング用なのかな?。
その隣のルアーは、体高のあるミノー。
カラーリングの安っぽさ、外観デザイン、頼りないアクション、
全てが、完璧にオレのツボ。
ラストのペンシルは、ビミョー。
色合いは、プラドコ系のパクリだね。
ルアーが、それなりに大きいから首振りはするが・・・、って感じ。



これは、ちょいと古いルアーなんだが、なにものなんだったか?
ってのを、完璧に忘れちまった。
リップがちょいと固めのプラで出来てるんだが、その他の部分はソフトベイト
巷で、ちっと流行ったスイムベイトの元祖にして、
スイムベイトでも表現されなかった、クロータイプ。
こういう発想って、最近のルアーに欠けてる部分な気がするね。



こいつも、まったくもって正体不明。
魚が描かれた銀色の布みたいなモノを、プラスティックで挟んだだけ。
ボディが、4箇所若干折れる構造になっているのだが、
特別、素晴らしいアクションを生み出すこともなく、
はっきし言って、ヤバイほどのクソルアー。
誰が、何を目的として作り上げたルアーなのだろうか?
別の意味で、超考えさせられるルアーだね。


↓群馬のパイオニア商会で見っけた。

200円は、正貨なのか?
いらんから特売でこの値段なのか・・・?
モノは、古そう。
中の紙は英字だが、どこの国製かはワカラン。
似たようなルアーを見たことある気もするけど、それが元々コレなのか?
それともコレは、パチなのか?
まったくワカラン。
↓コレは、某中古屋さんで見っけたモノ。

ラインアイの位置や、リップの形状、目玉の出具合、エラの赤いラインが90度に曲がってるトコまで一緒。
違うのは、L&S風の色合いになってる事だね。
本家と比べて、なんかブサイクなのがエエね。


↓ルアー名も含めて、丸ごとパックたトビー。

デカデカと「トビー」とは、現代じゃ書けないだろうなぁ。
つまりは、1980年代かそれ以前の時代に作られたパチモノだよね。
その昔、アブのトビーは、各地でよっぽど釣れたという証でもあると思う。
スゴイもんだよ。


↓1990年代半ばのバブル期に登場したのが、プロデューサールアー。

多彩なプロデューサールアーが存在してて、コレは「Lightning Minnow #1 5cm 4g Type F」と記載されてる。
パッケによると、「Boomer Wells」という名の、パッケに描かれてるおっさんのプロデュースによるモノらしい。
そんなおっさん、実在してんのか?
しかも、肩書には「ワールド・フィッシング・チャンピオン」とある。
釣りの世界大会が・・・、あるの?
ドコに?
それとも、グランダー武蔵的な、漫画の世界の話・・・とか?

発売元は、中国のシント貿易。
つまりは、中国製のパチモンです。
となると、パッケのおっさんも、世界の釣り大会も、実在して無ぇーな。
↓外観は、まんま「ベビーシャッド」だもんね。

当時は、同じパッケで、多彩なルアーが発売されていた。
TOP系は、ヘドンやジタバグのパクりだったり、バイブがコーデルだったり、クランクベイトはモデルAやレーベルのザリガニと、
海外系の王道ルアーをパチったものが多かったのだが、なぜかシャッドだけは、ベビーシャッドをパチったんだね。
日本の市場で、当時大人気だったのを、意識したのかな?
クオリティ的には、本家よりもイマイチに作る・・・という、昔のジャパニーズ・パクリスタイル。
だもんで、メガはパチれなかったのでしょう。

↓コレは、まんまザラスプーク。

プロデューサー的には、ゴーストという名前になっとるね。
どういった根拠で、そんな名にしたんだか・・・。
パクり品だけに、いい加減だよなぁ。

↓コレは、まんまモデルA

見た目は、完全に一緒だね。
カラーリングによっては、本家と見分けがつかないかもしれん・・・。


↓1997年のバブル期に登場。

ABY Special製のINTERCEPTORシリーズ。
同じパッケや似たパッケで、色んなルアーが売られていたと思う。
アービースペシャルは、今はエイテックと名を変えた釣り具メーカーで、1947年にテグス会社として設立された老舗。
ただ・・・、ルアーに関しては低評価なモノも多い。
↓コレは、まんまラッキークラフトのフラッシュミノーをパクったね。

レーザーカラーなトコまで同じにしてしまっては、もはや言い逃れは出来ないであろうというほど、純度の高いパチモノ。

↓コレも、インターセプターシリーズ。

オーシャンバイブという名で、パクリ感は漂ってこない。
とはいえ・・・、人気のルアーとは言えるレベルには、なれてなかったかね。

↓さらに、多彩なバイブがあった!

まさか・・・、こんなにも色んなラインナップがあったとは!
OCEAN VIBだけでも、70−3と75−3の2種が確認出来たのだが、驚くべきはサイズ違いで形状も違う。
共に、サイズを表記した70や75の後に、3となっているのは、どういう意味なんだろうか?
まさか、70−1や70−2といったタイプまで存在してるのか、それとも、単なるハッタリか!
それらを調査する意味でも、えぐり旅を永遠に続けていくとしよう。

↓偽POP−X

まあ、なんというか、実に素晴らしい。
外観上は、100%まぎれもなく、あの大ヒットルアーのパクリ。
これほどのパクリは、かつてのコーモラン級で、いやはやなんともイイ。
それ以上に感動したのが、このルアーは、ハードボディにソフトボディを被せるという、今まで、見たことも無い作り。
これは、特許級の発明じゃないのか?
画像でいうと、中身の銀色な部分はハード。
お口、背ビレ、尾ビレ等は、ソフト。
すんごいのは、ウォーターダクトさえ、ソフトな樹脂で再現しているところ。
ボディ全体をソフトな樹脂で包んでいるため、もしキャスト時にどっかにぶつけても、
ハードよりは、キズや致命傷を確実に減少させてくれる。
これは、本家を凌ぐ素晴らしさ。
この発想には、本家以上の感動を覚えた。
カラーも、かなり素晴らしい。
アルミニウムな部分が、素晴らしい出来栄え。
そこにライムチャートを合わせるセンスは、抜群!
コレでしょ!
こういうバッタモンを待っていたのだけど、ドコが作ってんだコレ?

↓偽POP−X パート2

中古で買ったから、フックは純正じゃないと思う。
おそらく、テールフックはフェザー付きで、売られてたんじゃないかな?
↓ウォーターダクトを、完璧にパクってる。

ココまで完璧なパクリだと、コーモランかと思ったり、タチの悪い中国製なんじゃないかと思いがちだが、
River2Seaというメーカー名の、オーストラリア産。
↓ルアー名は、バブルポッパー。

65は、サイズを表してるみたい。
65は、POP−Xそのまんまサイズだが、他サイズはどうなのかね?
POP−MAXや、ミニサイズもあるのかね?
ワカランし、調べるつもりも無いっす。
中古屋で、50円程度だったから買ってみたけど、使いはせんもんなぁ。

↓コレも、POP−Xをパクったのかね?

ウォーターダクトは無いんだけど、口の形状は不思議そのもの・・・。
ルアーフィッシングに精通してない人が、とにかく金儲けの為だけに生み出したのでしょう。
塗装も・・・、面倒臭くなっちゃって、こんな色なんだろうなぁ。
それにしても、口の中以外全身青って・・・、ありえねーだろ。


↓偽DOG−X

背ビレをつけただけで、パクってません・・・と、言い逃れしようとするその根性は、見上げたもんだ。
更には、胸ビレも搭載してるし、サイズもちょっと小さくしたから、パクってませんよ・・・と。
↓アユカラーの塗り方は、パクったんじゃなくて、参考にさせて頂いただけです・・・みたいな。

説明しなくても分かって貰えるとは思うが、上が本家ね。
昔のコーモランに勝るとも劣らないやり口なのだが、やってるのが日本じゃないと、オレの気持ち的には・・・、なんか許せん!


↓まさかのルアーが、たったの110円で売ってた。

メガのDOG−X・・・かと思いきや、純度100%のパチモノ!
コレは・・・、スゴイなぁ。
さすがに、コレにリアルな塗装を施すと、まんまメガバスになっちゃうので訴えられる・・・とでも思ったのか、クリアーチャート&ピンクという簡単塗装。
本家に、こんな駄菓子みたいなカラーは無いだろうし、メガお得意の「読めない小文字」が記載されてないから、間違いなくパチモノだと思う。
ただ・・・、ここまで丸々パチるとは!
確か、DOG−Xは、金型が壊れたから生産を終了したという話を聞いた事があったんで、
今後は、コイツが激安で出回るようになってくれると、オレ的には、ちょっと楽しいかも?
ところでコイツは、ウォーキングタイプなのか、スライディングタイプなのか・・・、どっち?


↓偽バイブレーション―Xもある・・・。

メガバス通なら、これは一目で偽物と分かる。
メガのバイブレーション―Xだと、胸ビレと尻ビレは無い。
それ以外は、メガとほぼ一緒。
ボディ全体の厚みが若干あるだけで、あとは全くと言っていいほど遜色無い。
逆に、胸ビレと尻ビレがある分、メガよりリアルだとも言えるのかもしれない。
よくぞ、まあ、ココまでやったもんだ。
その活力を、もうちょっとイイ方向に使うべきだよね。

↓まさかの新古品を、たったの55円で発見!

まさか・・・、この状態のモノに出会えるとは!

↓ルアー名は、グレムリンPART2

PART1は、果たして存在してるのか?
製造メーカーは、T’ZLACとあるね。
各地に激安ルアーを卸してる様で、某中古屋さんの新品ワゴンセールによくあるメーカーな気がしてる。

↓輸入発売元は、MASTAKとある・・・。

これまた、フックの会社として有名な「マスタッド」をパチった様な社名だなぁ・・・。
製造国は、まさかの台湾だ!
う〜ん・・・、世界は広い。


↓たぶん、近代的なパチモノ。

某中古屋さんで、108円でした。
↓謎が多過ぎる・・・。

儲けスタイル?

↓コレが、メーカー名?


↓裏にも、こんな風に書かれてる。

そりゃ、そうだろうよ・・・。
中身は、中国製のクソルアー。
シェイプは、ラパラのリップレスカウントダウンみたいな感じだね。
まあ、使いはせんだろうから、どんなアクションをするのかは、永遠に謎です。
解明するつもりもありましぇん・・・。


↓某中古屋さんで、28円だったルアー。

パッケには、「KYOTO」と書かれている・・・。
コレは、アジア圏のモノマネ大国で横行してる手法で、釣具は日本製が高性能で人気がある事から、
自国製の粗悪品に、日本らしい文字を記載するのが常套手段。
リールには、「OMORI」なんて記載するのが横行してるからね。

↓モノは、クランクベイト。

こういう粗悪なクランクベイトが、あり得ないリアクションをして、国産の高級品よりも釣れる・・・なんてことは、無ぇーですよ。
こんなクソルアー、釣れはせん。


↓タイガーのパチモノ。

本家よりも、小型のモノなのだが、驚異的なのはこのカラー・・・。
魚に似せてない・・・にしても、なんでこんな風に塗るかね。
どういう意図なんだろ?


↓某中古屋さんで、11円で売ってた。

リップも無く、下顎にラインアイがあるから、ペンシルベイトになるのかね?
もはや、そういった概念も無く、ただテキトーに作っただけかなぁ・・・。


↓こんなしょーもないセットが220円!

アジア圏でバブル期に作られたであろう、スピナー5個セット。
全部同じ形状で、ブレイドの色だけが違う。
特に、性能が良いとは感じられないし、なによりブレイドの色がイマイチすぎる。
それなのに、「釣れすぎご注意!」とは、よくぞ言えたもんだ。
その度胸だけは、褒めてあげたいね。


↓コレは・・・、何?

一応針は付いてるけど、まともなルアーとしてメーカーから売り出されたモノじゃない・・・と思う。
ガチャルアーとか、そういう類じゃないかな?
作りがお粗末すぎるし、実釣には使い物にならないでしょ。


とりあえず、こんなもんっす。
また、パチモノが溜まったら続々更新していくんで、夜・露・死・苦!


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