7.スイムテスト専用ロッド&リール

ルアーをイジクリ倒していると、突如スイムテストがしたい!という衝動に駆られることは無いだろうか?
もちろん、近くにフィールドがあるなら、そこへ行くのもアリだけど、
今日買ってきたルアーの動きを、ちょっと見てみたいなんて時、オレは自宅の風呂でやる。
トップウォータープラグでも、ミノーでも、バイブでも、メタルジグでも、何でもかんでも風呂で泳がすのが、オレの流儀。
だが、オレんちの風呂は狭い・・・。
やっすいアパートなんで、浴槽はごく一般的な1m位のやつ。
そうなると、ルアーを泳がす為の竿ってヤツが、市販品には無かったのだよ。
狭い風呂では、5フィートの竿でもキツイ・・・。
そんな時、釣具屋でグラスのブランクを見つけ、短いヤツは数百円と鬼安なのにビックリ仰天。
50cm程度のモノが、一番扱いやすそうに思えたんで、コレにグリップつけて、TOPに渓流竿みたいにリリアンをつければ、
スイムテスト用の竿になるかな・・・と。
そんな時、釣具屋で、↓ミニチュアのリールを発見した。

コータック製の極小フライリールなのだが、これのスゴイのは、ちゃんと回るという事。
ならば、ロッドにもガイド巻いて、このリールをグリップに搭載すれば、いい感じになるんじゃね?
というワケで、早速製作してみる。
グリップは、我が家の木材在庫を確認してた時、製作途中のペンシルベイトを発掘。
コレ・・・、グリップにしちゃうか?
下腹部に、リールシート分の溝を掘り、リールシートは柔らかくて調整しやすい真鍮板で自作した。
それをネジ止めしてリールを固定し、
↓こんな感じで完成です。

全長約55cm
ルアーは、ハンドメ途中で、塗装に失敗気味だったペンシルベイト。
フロッグカラーのスポットを、丸いシールでやったら楽に出来るかと思ってやってみたら、
そうでもなかったんで、塗り直そうと思って、とりあえずしまったら、忘れ去られていたのさ。
塗り直すのも面倒だから、塗装に失敗気味のままグリップに採用した。
家の風呂場でしか使わん竿に、上等な塗装なんぞイランのだよ。

↓ブランクも、未塗装。

スレッドは、ブランクに合わせて、キラキラな白系のスレッドにしてみた。
ガイドは、フライ用のスネークガイド。
TOPガイドだけは、持ってなかったんで、樹脂のやっすいヤツを搭載した。

↓リールは、もっと真鍮の金色してたと思うが・・・。

長年、湿気の多い風呂場で活用した結果、劣化が進んでくすんでしまったみたい。
ピカールで磨けば、キレイになるとは思うけど・・・う〜ん・・・、どうでしょう。
右の画像の金色のは、後にGETしたタイプで、コレは無垢じゃなくて、塗装されてると思う。

↓自作のペンシルベイトっす。

目玉は、テキサスリグにつかうビーズを、虫ピンでとめた。
リールは、本来とは、ラインの巻く向きを、あえて逆にしている。
なぜなら、竿が短いからね。
最初のガイドまでの距離も、本来のロッドよりは全然短いから、ストレス軽減になるかと、こんな風にしてみた。
ラインは、フライ用のを使ってる。
最大の利点は、ナイロンと違って、劣化しない。
もう、10年以上昔に作った竿だから、ラインもその時からのまんまなんだけど、全然ヘタってはいない。
若干、変色はあるけど、機能的にはノー問題っす。

使いゴゴチは、抜群にイイ。
風呂場スイムテスト専用、唯一無二の竿だけに、コレに勝るもの無し!
電撃アワセも、タキオンフック船長も、思いのままじゃ!

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