アワビ貼りルアー色々!


ルアーのボディカラーに用いられるカラーとして、亜種的なモノでありながら、昔からのど定番でもあり、
その効果に着目して、あのメガでさえルアーに採用してるのが、アワビ。
そんな天然素材が、オレは大好きなんで、いつの間にやら、色んなアワビルアーが集まってた。
なので、色々と紹介してみまひょ。


BIG EAST製のダンシングミノー。
発売当時は、アワビ貼りミノーで定価1600円と、手が届く存在だったので、ソコソコ人気があった気がする。
太目なボディで、アクションがイイ。
リップは、ショートサイズなんだけど、幅広だから水を掴む。
なので、ちょっとしたジャークでも、キッチリとダートしてくれる。

↓SPと書かれている。

コレは、サスペンドという意味か、スペシャルという意味・・・しかないよね。
ルアータイプとしては「スローシンキング」と、当時のメーカー広告に表記されてるから、サスペンドじゃないね。
アバロンスペシャルと広告には書いてあるんで、その意味でのSPなんじゃないか・・・と。


コレは、ダイリツ製のターゲットミノー。
ターゲットミノーといえば、66サイズや86サイズの細身のタイプが人気で、
一部じゃシークレットルアーとまで言われているほど、釣れるらしい。
ダイリツが消えた後に、他社から86サイズは「トゥイッチベイト」という名で売られた程、隠れた名作とまで言われている・・・ホントか?
コレは、その66サイズや86サイズとはボディシェイプが異なる、亜種系になるのかね?
やや太目のボディになってるから、これだけアワビが貼りやすかったのかな?



「寿限無」と書かれたパッケージに入って売られてたシェルミノー。
正式名称があったのかは、定かじゃない。
作っていたのは、大田区の雪谷産業。
今は、廃業してしまったみたい。
廃業の際に、デッドストックだったコイツがベリーに大量に流れ、300円程度で出回った。
もっと安く買えることも、多々あったね。
サイズは、この1種。
↓フローティングとシンキングがある。

外観的には、K−TENのブルーオーシャンをパクった感じだね。
↓ただ、リップが異様に小さい。

それでも、ちゃんと水を掴むので、キチンとダートする。
フローティングタイプは、ケツが沈む感じで、ペンシルベイト的にも使える感じ。
スローに使うのが効果的な状況下では、活躍出来るんでないかな?

↓コレは、ミノーと同じメーカー製のJIG

背中にラインアイがあるから、メタルジグというよりは、メタルバイブみたいな感じなのかね?

↓コレも、同じメーカーのジグ。


↓コッチは、まさかのシングルフックバージョン。


↓フックにまで塗料が付いてるあたり・・・、クオリティは低いやね。

どういう意図で作られたのか?
対象魚は何なのか?
色々と、分からない事だらけ。
ただ、根掛かりはしにくそうだから、岩場で活躍出来そうに思えるが、フックがデカ過ぎるんで、巨大な根魚にしか海じゃ使えないね。
バスに使う場合、ヘビーカバーにブチ込む方式かな?
トレーラーに、グラブを搭載するのを忘れずに!


バレーヒルからは、「ウイナーズ」というブランドで売られていた「スリッカー」
細身なボディで、長いリップが特徴的。
でも、そのリップ・・・折れやしませんか?
アクション的には、なんというか、一番日本の淡水魚らしい泳ぎをする。
ただ、ショートな距離でするには良いアクションとは言えないから、一番はレイクトローリング用に使うのが、効果的に思える。
そうじゃ無ければ、堤防でのテクトロに最適だね。
出来れば、水深が浅い方が、より効果的だと思う。



オレが愛するラパラにも、アワビ貼りがある。
とはいえ、コレは純正品じゃなくて、SHOPオリジナル品。
正規品に後付けで、アワビを貼ったモノ。
なので、モノによっては、元の下地カラーが見えたりもする。
元がラパラだけに、アクションは保証付き。
それゆえ、とんでもない効果を期待してしまったが、現段階では、フツーのモノと大差ない・・・。
でも、いつの日かきっと、とんでもない爆釣が訪れるのを疑わず、使い続けてる今日この頃・・・。



アングル製のアワビミノー。
ベースのミノーが、けっこうなクソルアーなんで、それにアワビを貼ったとて・・・。



Eight One ペンシルベイト。
ボディの横に、Eight Oneと書かれている。
確か・・・、パチモノのアライくんにも、Eight Oneと書かれてたのがいたなぁ。
そのルアーが入ってた箱に、「F&F企画」とあったので、それがメーカー名になるのだと思う。
Eight Oneは、色んなルアーに書かれているのだから、ブランド名になるのかね?
某中古屋さんで、110円だったから買ったけど・・・、それ以上のお値段では買いたくないよなぁ。
それでも、こういうルアーがバブル期にはバカ売れしてたんだから、狂気な時代だったね。


↓こんなバイブもある。

クリアーなボディの内部に、アバロンを挟み込んだのか、どうやってブチ込んだのか、不思議なルアー。
見た目はキレイだけど・・・、コレって魚から見て、ベイトフィッシュに見えるのかな?


↓こんなメタルジグもある。

製造メーカーは、ワカランです。
ただ、オレが持ってるアワビ貼りミノーの多くは、これと同じ目玉を搭載してる。
前記してるミノーや、アワビラパラにも、使われてるもんなぁ。

↓スピナベのヘッドに使われることも多かった。

コレも、バレーヒルのウイナーズブランド。

↓パッケ入りだと、こんな感じ。

エバグリのデルタフォースと、似たようなヘッド形状。
この形のヘッドは、加工しやすくてイイね。

↓メガも、出してる。

V−FLATね。
↓ブレイドがアワビ貼りのもある。

なぜに、ヘッドはノーマルなんじゃ・・・。

↓他社からも、発売されてる。


↓「attacl」と刻印があるの分かるかな?

コレは、1980〜90年代に、ヨーヅリから派生したブランド。
アワビブレイドは、フツーのブレイドよりも当然重くなるんで、軽いヘッドのスピナベには不向きだった。
1oz位のモノに使うとイイんだけど、スローに使う事が多いヘビーウエイトなスピナベの場合、
ブレイドがアワビだからといって、釣果UPするなんてことは、全然無かった。
むしろ、根掛かる事も多い底引きで、高価なアワビブレイドを使う意味なんて無い。
だもんで、短命に終わった・・・。
メガよりも先に、売ってたのにね。

↓コレも、同時期に「attacl」ブランドから放たれた。

「Abalony」と書かれたケースに入れられて売ってた。
オレが知る限りでは、画像の様な「トビー」をパクったデザインのスプーンだけで、
カラーは、画像のナチュラル系以外に、先のブレイドと同じ様なホワイトベースのカラーもあった。

↓アワビルアーの始まりは、スプーンに貼り付けたんじゃないかな?

昔から、アワビ貼りのスプーンは多いし、アワビから切り出して、まんまスプーンにしたモノもあった。
古来より、アワビや↓牛ツノなんかが、疑似餌とされることは多かったね。



コレらは市販品だけど、自分で改造するのも、スプーンが一番簡単。
スプーンは、シャローでも使えるから、妖しく光る効果を目の当たりにすることが出来る。
まあ・・・、管釣り以外じゃ、釣れた事は無いけどね。
それでも、あの光の妖しさには、魚だけじゃなくても人間も魅了されるはず。


とりあえず、こんなもんで。
ちょいちょい暇をみて、こっそりと続々追加していくんで、
そこんとこ夜露死苦!


TOP